IPO初値予想:アルファパーチェス(7115)【12/20更新】
- 2022/12/20
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アルファパーチェス(7115)の東証スタンダードへの新規上場が承認されました。ここでは、アルファパーチェスのIPOに関する基本情報から投資分析、AIによる初値予測など、詳細なデータをどこよりも早く公開します!!
1企業の基本情報
企業概要
会社名 | アルファパーチェス(7115) |
---|---|
所在地 | 東京都港区三田一丁目4番28号三田国際ビル |
従業員数 | 253人 |
業種 | 卸売業 |
事業概要 | 間接材の物販事業およびファシリティマネジメント事業 |
【企業サイト】
https://www.alphapurchase.co.jp/
事業メモ
MRO事業では、インターネットを活用し、企業が日常的に購入する消耗品(文具、オフィス用備品、設備や機械の修理用品等)の発注から納入までを効率化する手法を活用した間接材の販売を行い、FM事業では、コンビニなどのチェーンストア向けに、商業施設の内外装のほか、設備機器の新築、改装、修繕、清掃および運営支援などを行う。
沿革
代表取締役社長兼CEO 多田 雅之
アルファパーチェスは、電子商取引により消耗品や保守・補修用品などのMRO(メンテナンス リペア&オペレーション : 間接材、副資材)を企業のお客様にご提供する会社としてスタートしました。
2000年11月
米国の投資ファンドであるリップルウッドが、日本国内で投資家を募り、旧アルファパーチェスを設立。本社を東京都千代田区内幸町に設置。
2001年1月
大企業向けにMRO関連の商品とサービスを提供する商社として営業開始。
2001年8月
本社を東京都中央区銀座に移転。
2002年3月
大阪オフィス開設。
2003年10月
本社を東京都港区北青山に移転。
2006年9月
秋葉原オフィス開設。
2008年12月
FM事業として店舗設備の包括保守事業開始。
2010年11月
リーマンショックを経てリップルウッドが日本から撤退を決め、旧アルファパーチェスは新設分割により新会社として当社(現アルファパーチェス)を設立し、その株式を旧アルファパーチェスの株主に割り当て。リップルウッドと多くの投資家は割り当てられた新株式をアスクルに売却し、アスクルは78.8%を保有する親会社へ異動。
2012年10月
中国進出を目指し、当社と同一業態の子会社「愛抜?斯(上海)貿易有限公司」を上海に設立。連結決算を開始。現在のCFM事業につながるフランチャイズチェーン向けの建材の支給ビジネスを開始。
2013年1月
佐川アドバンス㈱より、施設管理事業を譲り受け、同時に事業運営に必要な許可として建設業許可を取得。
2014年1月
ITシステム開発および運用の部門を新設分割で切り出し、100%連結子会社の「ATC㈱(以下「ATC」という。)」として分社化。
2015年2月
シンガポール支店開設。
2015年7月
マレーシアに子会社「ALPHAPURCHASE(MALAYSIA)SDN. BHD.」を設立。
2016年5月
本社を東京都港区三田に移転。
2017年7月
現地需要不振のため、マレーシアの子会社「ALPHAPURCHASE(MALAYSIA)SDN. BHD.」を清算。
2019年5月
現地需要不振のため、シンガポール支店を廃止。
2019年7月
中国におけるITシステム開発、運用の拠点として大連に子会社「愛富思(大連)科技有限公司」を設立。
2019年8月
現地需要不振のため、中国(上海)の子会社「愛抜?斯(上海)貿易有限公司」を清算。日本国内の成長機会にリソースを集中。
2021年7月
福岡オフィス開設
財務データ
▌主要な経営指標等の推移
決算期 | 2017/12 | 2018/12 | 2019/12 | 2020/12 | 2021/12 |
---|---|---|---|---|---|
売上高 | 344 | 360 | 352 | 324 | 379 |
経常益 | 4 | 6 | 6 | 7 | 8 |
最終益 | 1 | 4 | 5 | 5 | 5 |
純資産 | 12 | 16 | 21 | 26 | 30 |
総資産 | 97 | 105 | 110 | 121 | 132 |
※単位は億円、20.12から連結決算
▌セグメント別の売上内訳(2021.12)
▌BPS(1株純資産) / EPS(1株利益)の推移
※株式分割/併合がある場合は遡及し算定。
株主の状況
株主名 | 持株比率 | ロックアップ |
---|---|---|
アスクル㈱ | 75.06% | アップ |
アズワン㈱ | 8.91% | 360日 |
多田 雅之(社長) | 3.81% | 180日 |
田邉 孝夫 | 1.90% | 180日 |
中川特殊鋼MROパートナーズ投資事業組合 | 1.49% | 180日 |
齋藤 正弘 | 1.08% | 180日 |
新日本実業㈱ | 0.75% | 180日 |
佐藤 徳久 | 0.61% | 180日 |
松木 伸男 | 0.51% | 180日 |
土屋 亙 | 0.49% | 180日 |
上記以外 | 5.39% |
(LPS:投資事業有限責任組合)
▌現在の株式総数と株主構成
株式総数:9,252.5 千株(2022年11月21日現在)
4.9 % | 75.1 % | 18.5 % | 1.5 % |
456 千株 | 6,945 千株 | 1,714 千株 | 137.5 千株 |
※新株予約権による潜在株式(979千株)を含む。
2IPOの基本情報
スケジュール
上場承認日 | 11月21日(月) |
---|---|
抽選申込期間 | 12月9日(金)~12月15日(木) |
当選発表日 | 12月16日(金) |
購入申込期間 | 12月19日(月)~12月22日(木) |
上場日 | 12月26日(月) |
※証券会社によってスケジュールは異なります。
SUN | MON | TUE | WED | THU | FRI | SAT |
---|---|---|---|---|---|---|
1127 | 1128 | 1129 | 1130 | 121 | 122 | 123 |
124 | 125 | 126 | 127 | 128 | 129 | 1210 |
1211 | 1212 | 1213 | 1214 | 1215 | 1216 | 1217 |
1218 | 1219 | 1220 | 1221 | 1222 | 1223 | 1224 |
1225 | 1226 | 1227 | 1228 | 1229 | 1230 | 1231 |
( 抽選申込 当選発表 購入申込 上場日 )
公開株数
公募株 ?資金調達などを目的に企業が新たに投資家を募集する株式。 | 1,000,000 株 | |
---|---|---|
内訳 | (新規発行) ?公募株のうち、上場により新たに発行する株式。 | 1,000,000 株 |
(自己株式) ?公募株のうち、自社で保有する自社株式。 | 0 株 | |
売出株 ?既存株主が売り出す株式。 | 1,300,000 株 | |
内訳 | (買取引受) ?売出株のうち、証券会社が株主から買い取って投資家に販売する分。 | 1,000,000 株 |
(OA) ?売出株のうち、公募・売出しの数量を超える需要があった場合、証券会社が対象企業の大株主等から一時的に株券を借りて、公募・売出しと同一条件で追加的に投資家に販売する分。公募・売出し数量の15%が上限。 | 300,000 株 | |
公開株 ?新たに証券取引所に上場される企業の株式。OA分の株式を含む上場される株式の上限。 | 2,300,000 株 |
(IPO指標)
時価総額 ?上場時の想定時価総額。上場時の発行済み株式数と想定価格から算出。 | 資金調達 ?IPOにより企業が新たに調達する資金額。公募株数と想定価格から算出。資金調達額が大きいほど事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。 | OR ?オファリング・レシオ(OR)。発行済み株式数のどの程度を株式市場に放出するかを示す指標。一般的にORが低いほど株式の「レア度」が高まり、初値が高くなりやすい。20~30%が平均値。 | 公募比率 ?公募・売出し総株数に占める公募株の割合(OR分除く)。公募比率が高いほどIPOが事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。 |
---|---|---|---|
78.8 億円 | 8.5 億円 | 21.6 % | 50 % |
※時価総額と資金調達額は「想定価格」より算出。
▌上場後の株式総数と株主構成
4.4 % | 59.0 % | 15.7 % | 1.3 % | 19.5 % |
※新株予約権による潜在株式(979千株)を含む。
幹事証券と抽選本数
▌幹事証券の引受株式数
証券会社 | 割当率 | 割当株数 |
---|---|---|
SMBC日興証券(主幹事) | 82.61% | 1,900,000株 |
SBI証券 | 13.04% | 300,000株 |
楽天証券 | 2.17% | 50,000株 |
マネックス証券 | 2.17% | 50,000株 |
合計 | 100% | 2,300,000株 |
▌IPOの抽選割合と当選本数(予測)
7%
個人 | 11,970本 |
---|---|
抽選 | 1,317本 |
裁量 | 10,653本 |
40%
個人 | 2,400本 |
---|---|
抽選 | 1,200本 |
裁量 | 1,200本 |
100%
個人 | 500本 |
---|---|
抽選 | 500本 |
裁量 | –本 |
100%
個人 | 500本 |
---|---|
抽選 | 500本 |
裁量 | –本 |
※抽選割合は過去実績を元に推定。1本=1単元。
RatingIPOの評価と初値予想
期待度 | 評価点 |
---|---|
7.0 /15点 |
※★4以上 積極参加 ★2~3 参加 ★1 不参加
▌注目度・業績評価
オフィス用品等の販売事業に特段の新規性はなく、注目度は低い。前期(21.12)は、テイクアウトに強い外食業態の新店・改装需要を取り込み、前期比で売上は17%増、最終益は0.9%増で着地。今期(22.12)もFM事業で飲食チェーン店の改装やコンビニの売場改装などの案件数のが増加しており、3Q累計は前期をやや上回る水準で推移。
▌需給・価格評価
市場への供給額は20億円の中小型案件で、ロックアップがかなり厳しめに入っているので、需給に大きな不安はない。想定価格850円は低めの設定も、PER15.5倍はスタンダード(卸売業)の平均11.4倍と比較して特段の割安感はない。
《IPOの評価指標》
供給額 ?投資家がIPOで吸収する金額。公開株数(公募+売出)と想定価格から算出。小さいほど初値は上昇しやすい。 | 成長率 ?直近の売上高成長率(売上高の前年比)。下段は卸売業(全市場)における成長率の中央値。 | ROE ?直近の自己資本利益率(=最終益/純資産)。下段は卸売業(全市場)におけるROEの中央値。 | PER ?想定価格を基準にした株価収益率。下段は卸売業(スタンダード)の単純PER(22.10末時点)。 | PBR ?想定価格を基準にした株価純資産倍率。純資産はIPOによる増資分を含む。下段は卸売業(スタンダード)の単純PBR(22.10末時点)。 |
---|---|---|---|---|
19.6 億円 | 17.0 % | 16.7 % | 15.5 倍 | 2.1 倍 |
卸売業 | 0.5 % | 5.7 % | 11.4 倍 | 0.6 倍 |
---|
※下段は業種別の数値(成長率とROEは中央値)。
初値予想と結果
初値予想 (想定価格比) | 1,100円(12/20予想) (+220円 / +25.0%) |
---|---|
想定価格 ?正式には想定発行価格。企業の成長戦略や業績、類似企業の株価などを参考に、発行企業と主幹事証券によって設定される。公開価格を決定していくプロセスの目安となる。 | 850円 |
仮条件 ?公開価格がブックビルディング方式で決められる際、引受証券会社があらかじめ提示する価格帯。機関投資家や他の幹事証券会社等のヒアリング結果を勘案し、主幹事証券と発行企業によって決定される。 | 850円 ~ 880円 |
公開価格 ?株式を新規に公開した際の公募・売り出し価格。 | 880円 |
初値 ?証券取引所に上場後、最初に取引が成立した値段。 (公開価格比) | 869円 (-11円 / -1.3%) |
過去のIPO実績
▌類似案件のIPO実績
銘柄名 | 騰落率 % | 供給額 億 | 成長率 % | ROE % |
---|---|---|---|---|
のむら産業 | -8.0% | 9.2 | -2.9% | 5.2% |
ミクリード | -8.1% | 9.5 | 0.6% | 13.2% |
オーウエル | +14.0% | 13.1 | 0.5% | 5.0% |
▌卸売業のIPO実績
(製品・食品などの仕入れ・販売など)
卸売業 | 勝率 | 平均騰落率 | |||
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(2022/12/20 現在)
卸売業の直近IPO
コード/銘柄 | 上場日 | 初値騰落率 |
---|---|---|
7114 フーディソン | 2022/12/16 | ±0.0 % |
7131 のむら産業 | 2021/12/2 | -8.0 % |
7699 OPS | 2021/6/29 | +57.3 % |
7698 アイスコ | 2021/4/8 | +45.0 % |
7689 コパ・コーポレー | 2020/6/24 | +126.5 % |
卸売業のIPO騰落率分布
▌中小型のIPO実績
(中小型:供給額10~20億円未満のIPO)
中小型 | 勝率 | 平均騰落率 | |||
|
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(2022/12/20 現在)
中小型の直近IPO
コード/銘柄 | 上場日 | 初値騰落率 |
---|---|---|
5127 グッピーズ | 2022/9/30 | +30.3 % |
9561 グラッドキューブ | 2022/9/28 | +56.3 % |
5125 ファインズ | 2022/9/28 | +50.2 % |
9558 ジャパニアス | 2022/9/13 | +97.1 % |
9554 AViC | 2022/6/30 | +24.1 % |
中小型のIPO騰落率分布