IPO初値予想:日本ナレッジ(5252)【3/16更新】
- 2023/3/16
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日本ナレッジ(5252)の東証スタンダードへの新規上場が承認されました。ここでは、日本ナレッジのIPOに関する基本情報から投資分析、AIによる初値予測など、詳細なデータをどこよりも早く公開します!!
1企業の基本情報
企業概要
会社名 | 日本ナレッジ(5252) |
---|---|
所在地 | 東京都台東区寿三丁目19番5号 |
従業員数 | 331人 |
業種 | 情報・通信業 |
事業概要 | ソフトウェアのテスト・品質検証サービス、またシステム受託開発や業務系のパッケージソフトウェアの開発・販売 |
【企業サイト】
https://www.know-net.co.jp/
事業メモ
主にソフトウエアシステムの検証サービスとシステムの受託開発や販売等を行う。検証サービスは、スマートフォンやカーナビゲーションのハードウエアに組込まれて動作する「組込みソフトウエア」のほか、法人向けの業務系システム、WEBシステムを対象とする。また、システム開発では、大手ベンダー製のパッケージソフトウエアの受託開発などを行う。
沿革
代表取締役社長 藤井 洋一
設立当初は、業務系のパッケージ開発を主業務としていましたが、2001年度より業務系の開発事業で培った経験とノウハウを活かし、ソフトウエアテストに関する専門的な知見と技術を提供する検証事業に注力しております。
1985年10月
日本スペースソフト㈱(資本金400万円)を東京都千代田区に設立
1986年12月
ナレッジエンジニアリング㈱を吸収合併し、商号を日本ナレッジエンジニアリング㈱に変更
1988年6月
本社を東京都中央区東日本橋に移転。オフィスコンピュータ向けシステムの受託開発とパッケージシステム開発を行う。同時に商号を現在の日本ナレッジ㈱に変更
1991年2月
オフィスコンピュータ向け鋼材業向け販売・購買・在庫管理パッケージシステム (以下 鋼材業向けパッケージシステム)の販売を開始
1991年12月
資本金を1,000万円に増資
1993年2月
本社を東京都台東区駒形に移転
1993年4月
通信販売業向けパッケージシステムの販売を開始
1994年8月
スポーツ分析システム「MVP」の販売を開始
1996年5月
パーソナルコンピュータ(以下、PCと記載)向け鋼材パッケージ「PowerSteel」の販売を開始
1998年2月
資本金を3,000万円に増資
1998年4月
システム開発の拠点として茨城県土浦市に「ソフト工房」開設
2001年4月
資本金を5,000万円に増資
2001年7月
ソフトウエアのテストを行うシステム検証事業開始
2003年2月
ゴルフレッスンシステム「MVP2000」発売
2004年6月
本社を東京都台東区寿に移転
2005年10月
システム検証の発展を目指してIT検証産業協会設立に参画
2006年4月
開発拠点として千葉県富里市に「成田事業所」開設
2009年4月
札幌事業所を札幌市エレクトロニクスセンターに開設
2010年10月
資本金を7,100万円に増資
2013年6月
ソフトウエア品質認証制度(略称:PSQ認証制度)の評価機関に認定
2013年11月
札幌事業所がソフトウエアの検査、検証において『ISO9001』認証取得
2015年8月
セキュリティ製品事業、WEBシステム開発事業のアイベクス㈱の全事業を譲受、同社の拠点である福島県郡山市に郡山センターを開設 札幌事業所がソフトウエア試験所として日本初の「ISO/IEC 17025 試験所認定」を取得
2016年10月
㈱システムカルチャーのサポートデスク事業を譲受
2018年4月
㈱アイムシステムを吸収合併、同社の所在地である長野県諏訪郡に諏訪センターを開設
2020年5月
ベトナム国ホーチミン市に「ベトナム駐在事務所」を開設
2020年6月
増床に伴い、成田センターを千葉県富里市から千葉県成田市に移転
2021年1月
愛知県名古屋市に「名古屋センター」を開設
2022年5月
ベトナム国ホーチミン市「ベトナム駐在事務所」閉鎖
2022年3月
資本金を8,600万円に増資
財務データ
▌主要な経営指標等の推移
決算期 | 2018/3 | 2019/3 | 2020/3 | 2021/3 | 2022/3 |
---|---|---|---|---|---|
売上高 | 2,786 | 2,900 | 2,821 | 2,824 | 3,232 |
経常益 | 164 | 150 | 80 | 64 | 138 |
最終益 | 93 | 97 | 46 | 32 | 94 |
純資産 | 252 | 343 | 383 | 410 | 516 |
総資産 | 948 | 985 | 983 | 1,251 | 1,312 |
※単位は百万円、単体決算
▌セグメント別の売上内訳(2022.3)
▌BPS(1株純資産) / EPS(1株利益)の推移
※株式分割/併合がある場合は遡及し算定。
株主の状況
株主名 | 持株比率 | ロックアップ |
---|---|---|
ウィステリアトラスト㈱ | 54.97% | 180日 |
㈱大塚商会 | 18.89% | 180日 |
藤井 洋一(社長) | 10.11% | 180日 |
日本ナレッジ従業員持株会 | 6.75% | 180日 |
みずほ成長支援第4号LPS | 4.22% | 継続保有 |
長谷川 貴志 | 1.69% | 180日 |
大熊 浩 | 1.26% | 180日 |
西澤 茂 | 1.06% | 180日 |
大島 武康 | 1.05% | 180日 |
上記以外 | – |
(LPS:投資事業有限責任組合)
▌現在の株式総数と株主構成
株式総数:1,186 千株(2023年2月16日現在)
69.1 % | – % | 26.7 % | 4.2 % |
819.4 千株 | – 千株 | 316.6 千株 | 50 千株 |
※新株予約権による潜在株式なし。
2IPOの基本情報
スケジュール
上場承認日 | 2月16日(木) |
---|---|
抽選申込期間 | 3月7日(火)~3月13日(月) |
当選発表日 | 3月14日(火) |
購入申込期間 | 3月15日(水)~3月20日(月) |
上場日 | 3月23日(木) |
※証券会社によってスケジュールは異なります。
SUN | MON | TUE | WED | THU | FRI | SAT |
---|---|---|---|---|---|---|
226 | 227 | 228 | 31 | 32 | 33 | 34 |
35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 310 | 311 |
312 | 313 | 314 | 315 | 316 | 317 | 318 |
319 | 320 | 321 | 322 | 323 | 324 | 325 |
326 | 327 | 328 | 329 | 330 | 331 | 41 |
( 抽選申込 当選発表 購入申込 上場日 )
公開株数
公募株 ?資金調達などを目的に企業が新たに投資家を募集する株式。 | 190,000 株 | |
---|---|---|
内訳 | (新規発行) ?公募株のうち、上場により新たに発行する株式。 | 190,000 株 |
(自己株式) ?公募株のうち、自社で保有する自社株式。 | 0 株 | |
売出株 ?既存株主が売り出す株式。 | 241,200 株 | |
内訳 | (買取引受) ?売出株のうち、証券会社が株主から買い取って投資家に販売する分。 | 185,000 株 |
(OA) ?売出株のうち、公募・売出しの数量を超える需要があった場合、証券会社が対象企業の大株主等から一時的に株券を借りて、公募・売出しと同一条件で追加的に投資家に販売する分。公募・売出し数量の15%が上限。 | 56,200 株 | |
公開株 ?新たに証券取引所に上場される企業の株式。OA分の株式を含む上場される株式の上限。 | 431,200 株 |
(IPO指標)
時価総額 ?上場時の想定時価総額。上場時の発行済み株式数と想定価格から算出。 | 資金調達 ?IPOにより企業が新たに調達する資金額。公募株数と想定価格から算出。資金調達額が大きいほど事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。 | OR ?オファリング・レシオ(OR)。発行済み株式数のどの程度を株式市場に放出するかを示す指標。一般的にORが低いほど株式の「レア度」が高まり、初値が高くなりやすい。20~30%が平均値。 | 公募比率 ?公募・売出し総株数に占める公募株の割合(OR分除く)。公募比率が高いほどIPOが事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。 |
---|---|---|---|
18 億円 | 2.5 億円 | 27.3 % | 50.7 % |
※時価総額と資金調達額は「想定価格」より算出。
▌上場後の株式総数と株主構成
52.6 % | – % | 16.5 % | 3.6 % | 27.3 % |
※新株予約権による潜在株式なし。
幹事証券と抽選本数
▌幹事証券の引受株式数
証券会社 | 割当率 | 割当株数 |
---|---|---|
SBI証券(主幹事) | 91.35% | 393,900株 |
野村證券 | 5.22% | 22,500株 |
岩井コスモ証券 | 0.86% | 3,700株 |
極東証券 | 0.86% | 3,700株 |
東洋証券 | 0.86% | 3,700株 |
水戸証券 | 0.86% | 3,700株 |
合計 | 100% | 431,200株 |
★ 委託販売による取扱株数(予想)
証券会社 | 委託元 | 取扱株数 |
---|---|---|
SBIネオトレード証券 | SBI | 500株 |
※取扱株数は過去実績を元に推定。
▌IPOの抽選割合と当選本数(予測)
37%
個人 | 2,875本 |
---|---|
抽選 | 1,438本 |
裁量 | 1,437本 |
9%
個人 | 180本 |
---|---|
抽選 | 20本 |
裁量 | 160本 |
10%
個人 | 37本 |
---|---|
抽選 | 4本 |
裁量 | 33本 |
100%
個人 | 5本 |
---|---|
抽選 | 5本 |
裁量 | –本 |
※抽選割合は過去実績を元に推定。1本=1単元。
RatingIPOの評価と初値予想
期待度 | 評価点 |
---|---|
8.5 /15点 |
※★4以上 積極参加 ★2~3 参加 ★1 不参加
▌注目度・業績評価
システム開発関連のIPOは比較的人気が集まりやすく、注目度はまずまず。前期(22.3)は鋼材業・木材業向けの業種テンプレートを自社開発したほか、自社セキュリティ製品の販売が好調で、前期比で売上は14.4%増、最終益は1.9倍を達成。今期(23.3)も自社製品の「monoPackシリーズ」の受注が増加しており、3Q累計で売上は前期並み、利益は前期を上回る水準で推移。
▌需給・価格評価
市場への供給額は5億円の小型案件で、株主にVCが一部入っているものの、需給面に不安はない。想定価格でPER19.1倍は業種平均と同水準で割高感はない。
《IPOの評価指標》
供給額 ?投資家がIPOで吸収する金額。公開株数(公募+売出)と想定価格から算出。小さいほど初値は上昇しやすい。 | 成長率 ?直近の売上高成長率(売上高の前年比)。下段は情報・通信業(全市場)における成長率の中央値。 | ROE ?直近の自己資本利益率(=最終益/純資産)。下段は情報・通信業(全市場)におけるROEの中央値。 | PER ?想定価格を基準にした株価収益率。下段は情報・通信業(スタンダード)の単純PER(23.1末時点)。 | PBR ?想定価格を基準にした株価純資産倍率。純資産はIPOによる増資分を含む。下段は情報・通信業(スタンダード)の単純PBR(23.1末時点)。 |
---|---|---|---|---|
5.6 億円 | 14.4 % | 18.2 % | 19.1 倍 | 2.5 倍 |
情報・通信 | 7.0 % | 11.1 % | 18.8 倍 | 1.6 倍 |
---|
※下段は業種別の数値(成長率とROEは中央値)。
初値予想と結果
初値予想 (想定価格比) | 2,600円(3/16予想) (+1,100円 / +73.3%) |
---|---|
想定価格 ?正式には想定発行価格。企業の成長戦略や業績、類似企業の株価などを参考に、発行企業と主幹事証券によって設定される。公開価格を決定していくプロセスの目安となる。 | 1,310円 |
仮条件 ?公開価格がブックビルディング方式で決められる際、引受証券会社があらかじめ提示する価格帯。機関投資家や他の幹事証券会社等のヒアリング結果を勘案し、主幹事証券と発行企業によって決定される。 | 1,350円 ~ 1,500円 |
公開価格 ?株式を新規に公開した際の公募・売り出し価格。 | 1,500円 |
初値 ?証券取引所に上場後、最初に取引が成立した値段。 (公開価格比) | 3,750円 (+2,250円 / +150.0%) |
過去のIPO実績
▌類似案件のIPO実績
銘柄名 | 騰落率 % | 供給額 億 | 成長率 % | ROE % |
---|---|---|---|---|
ダイワ通信 | -4.7% | 13.8 | -28.9% | 18.0% |
レオクラン | +8.1% | 14.9 | 35.7% | 13.9% |
No.1 | +120.4% | 7.4 | 7.5% | 17.9% |
▌システム開発のIPO実績
(システムの受託開発や役務提供など)
シス開発 | 勝率 | 平均騰落率 | |||
|
|
|
(2023/3/16 現在)
システム開発の直近IPO
コード/銘柄 | 上場日 | 初値騰落率 |
---|---|---|
5250 プライムスト | 2023/2/22 | +125.2 % |
5248 テクノロジーズ | 2023/1/26 | +265.0 % |
5247 BTM | 2022/12/27 | +41.2 % |
5129 FIXER | 2022/10/6 | +36.0 % |
5039 キットアライブ | 2022/9/28 | +18.2 % |
シス開発のIPO騰落率分布
▌小型のIPO実績
(小型:供給額5~10億円未満のIPO)
小型 | 勝率 | 平均騰落率 | |||
|
|
|
(2023/3/16 現在)
小型の直近IPO
コード/銘柄 | 上場日 | 初値騰落率 |
---|---|---|
5248 テクノロジーズ | 2023/1/26 | +265.0 % |
5246 ELEMENTS | 2022/12/27 | +95.0 % |
5242 アイズ | 2022/12/21 | +134.5 % |
9337 トリドリ | 2022/12/19 | +82.2 % |
5138 Rebase | 2022/12/16 | +130.4 % |
小型のIPO騰落率分布