プログレスの初値は公開価格を2%上回る、今後の株価展望は?
- 2025/3/28
★ 祝 東証グロース市場上場 ★
プログレス・テクノロジーズ グループ
初値:1,980 円
きょう東証グロース市場に新規上場したプログレス・テクノロジーズ グループ<339A>は、寄り付きと同時に公開価格を30円(+1.5%)上回る1,980円で初値をつけました。
初値1,980円がこの日の高値となり、その後は換金売りに押され、一時1,606円まで売られるも、引けにかけてやや持ち直し、最終的に終値1,615円で上場初日の取引を終えました。また、この日の出来高は95万株でした。
プログレス( 339A )
▌株価情報(2025/03/28 15:30)
現在値(終値) | 初値比 | 公開価格比 | |||
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始値 | 高値 | 安値 | 出来高 |
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1,980 | 1,980 | 1,606 | 95 万株 |
View今後の株価展望
本日初値を付け、無事上場を果たしたプログレス・テクノロジーズ グループですが、株価が今後上昇していくのか、それとも下落するのか、簡単に予想していきたい思います。
一般的にIPO銘柄は上場後に値下がりすることが多いと言われていますが、実は上場後に株価が大きく上昇していく銘柄も多くあります。ここでは特に、過去に上場した同種のIPO銘柄の値動きから、プログレス・テクノロジーズ グループの今後の株価について探っていきます。
類似IPOのセカンダリー状況
▌初値小幅上昇の1年後の株価状況
(初値が公開価格比で0~10%未満の銘柄対象)
初値の水準(初値騰落率)は上場後の株価に大きな影響を与えます。株価は投資家の将来への『期待』に左右されますが、その『期待』の影響を最も受けた状態で付いた株価が初値とするならば、初値が高騰した場合は投資家の『期待』は過熱気味のため、上場後は熱が冷めるように換金売りが殺到し、急落することが多くあります。
プログレス・テクノロジーズ グループの初値は公開価格比で+1.5%になりましたが、2012年以降のIPOで初値が公開価格比で0~10%未満だった100銘柄の1年後の騰落率(初値日終値基準)を見ると、平均(μ)は+21.3%、中央値(Me)で+7.6%となっています。また、1年後に初値日終値より上昇していた銘柄の割合(勝率)は52%と、セカンダリーでは比較的良好なパフォーマンスといえます。
初値日終値からの1年後騰落率
銘柄数 | 勝率 | 平均騰落率 | |||
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※2012年以降上場した銘柄を集計(上場廃止等の銘柄除く)
★上場1年後に上昇した銘柄TOP5
コード/銘柄 | 上場日 | 1年後騰落率 |
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4894 クオリプス | 2023/6/27 | +497.5 % |
7164 全国保証 | 2012/12/19 | +280.2 % |
6526 ソシオネクスト | 2022/10/12 | +259.3 % |
3465 ケイアイスター不 | 2015/12/24 | +167.8 % |
6539 MS-Japan | 2016/12/15 | +142.5 % |
※1年後騰落率は初値日終値を基準とする。
IPO1年後の株価騰落率
▌システム開発の1年後の株価状況
業種や事業内容も上場後の株価に大きな影響を与えます。IPOでは事業の新規性や話題性、規模が初値の決定に大きな影響を与えますが、上場後は事業が地味でも業績が堅調に拡大していたり、大型株でも配当を出すような安定銘柄であれば株価は緩やかに上昇していきます。
プログレス・テクノロジーズ グループと同じシステム開発の銘柄(2012年以降上場の81銘柄)に限定して1年後の騰落率(初値日終値基準)を見ると、平均(μ)は-9.9%、中央値(Me)で-30.6%となっています。また、1年後に初値日終値より上昇していた銘柄の割合(勝率)は30.9%と、セカンダリーではかなり厳しい現実となっています。1年後に最も上昇したのは19年9月上場のピー・ビーシステムズ(4447)で+377.5%、最も下落したのは15年3月上場のsMedio(3913)で-73.6%です。
初値日終値からの1年後騰落率
銘柄数 | 勝率 | 平均騰落率 | |||
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※2012年以降上場した銘柄を集計(上場廃止等の銘柄除く)
★上場1年後に上昇した銘柄TOP5
コード/銘柄 | 上場日 | 1年後騰落率 |
---|---|---|
4447 ピー・ビーシステ | 2019/9/12 | +377.5 % |
5254 Arent | 2023/3/28 | +299.9 % |
3915 テラスカイ | 2015/4/30 | +161.0 % |
4481 ベース | 2019/12/16 | +149.9 % |
4413 ボードルア | 2021/11/30 | +70.4 % |
※1年後騰落率は初値日終値を基準とする。
IPO1年後の株価騰落率
今後の株価予想
過去のIPOのセカンダリー状況を見る限り、やや苦しい展開が予想されます。
なお、初値(1,980円)は当サイトの予想(2,200円)とほぼ同水準で、予想通りの結果となりました。また、AIの予測値は2,698円でした。初値はほぼ予想通りの結果となりましたが、初値寄り付き後からかなり売り込まれたことで、しばらくは軟調な展開が続きそうです。
今期(25.2)の業績予想は、前期比で売上高は+10%の5,625百万円、最終損益は+34%の933百万円となっています。事業は緩やかながら着実に拡大しており、26年2月期の予想も売上は13.6%増、最終益は12.6%増としており、事業基盤は比較的安定しています。
▌初値騰落率の目安
初値騰落率 ◆ | +1.5 % |
---|
+12.8 % | +38.4 % | +123.4 % | +14.6 % |
(公開価格比) | (公開価格比) | シス開発 | 中大型以上 |
▌売上高/最終損益の推移
現在の株価水準は、初値でPER15倍と業種平均29.8倍(サービス業/グロース)と比べて割安な水準です。
以上を踏まえると、短期的な値動きはともかく、向こう1年という期間で考えれば、1,500~2,000円前後で推移していくものと予想します。
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