IPO初値予想：QLSホールディングス（7075）【6/15更新】

　QLSホールディングス（7075）の名証ネクストへの新規上場が承認されました。ここでは、QLSホールディングスのIPOに関する基本情報から投資分析、AIによる初値予測など、詳細なデータをどこよりも早く公開します！！

1企業の基本情報

企業概要　

会社名QLSホールディングス（7075）
所在地大阪府大阪市浪速区難波中１-12-５難波室町ビル３階
従業員数719人
業種サービス業
事業概要保育事業、介護福祉事業および人材派遣事業など

【企業サイト】

https://www.qlshd.co.jp/

事業メモ
　保育事業では、大阪市、東京都及び横浜市を中心に認可保育所33施設、小規模認可保育所2施設、東京都認証保育所1施設、企業主導型保育所3施設、学童保育1施設を運営する。介護福祉事業では、訪問介護13拠点、認知症対応型共同生活介護1施設、訪問看護1拠点、児童発達支援1施設、放課後等デイサービス6施設、共同生活援助18施設、就労支援3施設を運営する。(2023年4月末現在)

沿革　

代表取締役社長 雨田 武史

　当社は、2005年に「Quality of Life　全ての人に質の高い生活を！！」を企業理念に創業されました。日本がこれから迎える少子化による急速な人口減少と高齢化という未曾有の危機を今までの知識と経験を活かして新たなサービスを提供することにより、解決し、さらなる成長を目指してまいります。

2005年10月
介護事業を目的として、大阪市都島区に有限会社クオリスを設立
2006年1月
有限会社クオリスとして初めてとなる訪問介護、居宅介護を行う「クオリスケアセンター」を大阪市城東区、生野区を含む６か所で開設し、うち３か所で居宅介護支援事業を開始
2007年3月
人材派遣事業を開始
2007年5月
本社を大阪市生野区へ移転
2008年8月
有限会社クオリスを㈱クオリスに改組
2012年4月
横浜市都筑区に㈱クオリスとして初めてとなる認可保育所「クオリスキッズ鴨居駅前保育園」を開設し、保育事業に参入
2014年4月
㈱クオリスにおいて、大阪市では初となる㈱が設立する認可保育所「クオリスキッズ北梅田保育園」を開設
2014年4月
㈱クオリスとして初めてとなる小規模認可保育所「クオリスキッズ中津三丁目保育園」を開設
2014年7月
兵庫県尼崎市に㈱ダウインを設立し、㈱クオリスから人材派遣事業を移管
2015年1月
介護事業を目的として、兵庫県尼崎市に㈱エルサーブを㈱クオリスの100％子会社として設立
2016年5月
㈱エルサーブが訪問介護、居宅介護を行う「太陽ヘルパーセンター」を東京都昭島市に開設
2017年12月
㈱エルサーブが放課後等デイサービス(施設名：「キッズアイランドワイキキ」)を運営する㈱ＬＥＡの株式の100％を取得
2018年12月
㈱エルサーブの本社を大阪市東住吉区へ移転
2019年2月
株式移転により、㈱クオリス及び㈱ダウインを完全子会社とする純粋持株会社㈱ＱＬＳホールディングス(当社)を大阪市阿倍野区に設立
2019年4月
㈱エルサーブとして初めてとなる障がい者グループホーム「共同生活援助　いーまーる」を沖縄県南風原町に開設
2019年4月
㈱エルサーブにおいて企業主導型保育事業の運営受託事業を開始
2019年5月
㈱ＬＥＡが「キッズアイランドワイキキ」を㈱エルサーブに事業譲渡
2019年7月
㈱エルサーブを存続会社として㈱ＬＥＡを合併
2019年8月
㈱エルサーブとして初めてとなる企業主導型保育園「エルキッズうらそえ保育園」を沖縄県浦添市に開設
2019年9月
東京都大田区に㈱クオリスとして初めての東京都認証保育所となる「クオリスキッズくがはら第２保育園」を開設。㈱クオリスとして17園目の保育園となる。
2019年11月
東京証券取引所TOKYO PRO Marketに上場
2020年3月
㈱エルサーブが就労移行支援「アイディアル桶川」(埼玉県桶川市)の事業を譲受け、就労移行支援事業を開始
2020年5月
㈱ＱＬＳホールディングスの本社を大阪市浪速区へ移転
2020年6月
㈱エルサーブが就労継続支援「ゆいまーる泡瀬」(沖縄県沖縄市)の事業を譲受け、就労継続支援事業を開始
2022年4月
㈱クオリスの本社を大阪市浪速区へ移転
2022年7月
㈱クオリスが訪問看護を行う「町のナースステーション　うめちゃん」を大阪市東淀川区に開設
2023年3月
㈱ＱＬＳホールディングスが、孫会社であった㈱エルサーブの株式を100％取得し、子会社とする。
2023年4月
㈱クオリスが、大阪市では㈱として初となる公立保育所の民間委託を受ける。

財務データ　

▌主要な経営指標等の推移

決算期2019/32020/32021/32022/32023/3
売上高904,4695,6386,923
経常益1356140340
最終益9△16413229
純資産3039526539768
総資産30504,2034,7183,768
※単位は百万円、21.3から連結決算

▌セグメントの売上内訳（2023.3(3Q累計))

▌BPS(1株純資産) / EPS(1株利益)の推移

※株式分割/併合がある場合は遡及し算定。

株主の状況　

株主名持株比率ﾛｯｸｱｯﾌﾟ
㈱GRIT75.00%180日
雨田 武史(社長)24.99%180日
㈱ｴﾝﾀｰﾌﾟﾗｲｽﾞ0.01%
上記以外–
（LPS：投資事業有限責任組合）

▌現在の株式総数と株主構成

株式総数：2,014.6 千株（2023年5月26日現在）

?

100.0 ％– ％0.0 ％– ％
2,014.5 千株– 千株0.1 千株– 千株
※新株予約権による潜在株式なし。

2IPOの基本情報

スケジュール　

上場承認日5月26日(金)
抽選申込期間6月8日(木)～～6月14日(水)
当選発表日6月15日(木)
購入申込期間6月16日(金)～6月21日(水)
上場日6月26日(月)
※証券会社によってスケジュールは異なります。
SUNMONTUEWEDTHUFRISAT
528529530531616263
646566676869610
611612613614615616617
618619620621622623624
62562662762862963071

( 抽選申込　当選発表　購入申込　上場日 )

公開株数　

公募株 ？資金調達などを目的に企業が新たに投資家を募集する株式。200,000 株
内訳(新規発行) ？公募株のうち、上場により新たに発行する株式。200,000 株
(自己株式) ？公募株のうち、自社で保有する自社株式。0 株
売出株 ？既存株主が売り出す株式。145,000 株
内訳(買取引受) ？売出株のうち、証券会社が株主から買い取って投資家に販売する分。100,000 株
(ＯＡ) ？売出株のうち、公募・売出しの数量を超える需要があった場合、証券会社が対象企業の大株主等から一時的に株券を借りて、公募・売出しと同一条件で追加的に投資家に販売する分。公募・売出し数量の15％が上限。45,000 株
公開株 ？新たに証券取引所に上場される企業の株式。ＯＡ分の株式を含む上場される株式の上限。345,000 株

（IPO指標）

  時価総額 ？上場時の想定時価総額。上場時の発行済み株式数と想定価格から算出。  資金調達 ？IPOにより企業が新たに調達する資金額。公募株数と想定価格から算出。資金調達額が大きいほど事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。 ＯＲ ？オファリング・レシオ(ＯＲ)。発行済み株式数のどの程度を株式市場に放出するかを示す指標。一般的にＯＲが低いほど株式の「レア度」が高まり、初値が高くなりやすい。20～30％が平均値。  公募比率 ？公募・売出し総株数に占める公募株の割合(OR分除く)。公募比率が高いほどIPOが事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。
14.4 億円1.3 億円13.5 ％66.7 ％
※時価総額と資金調達額は「想定価格」より算出。

▌上場後の株式総数と株主構成

???

86.4 ％– ％0 ％– ％13.5 ％
※新株予約権による潜在株式なし。

幹事証券と抽選本数　

▌幹事証券の引受株式数

証券会社割当率割当株数
Jﾄﾗｽﾄｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ証券(主幹事)84.35％291,000株
SBI証券5.22％18,000株
岡三証券5.22％18,000株
東海東京証券1.74％6,000株
フィリップ証券0.87％3,000株
松井証券0.87％3,000株
マネックス証券0.87％3,000株
楽天証券0.87％3,000株
合計100%345,000株

★ 委託販売による取扱株数（予想）

証券会社委託元取扱株数
岡三オンライン岡三900株
※取扱株数は過去実績を元に推定。

▌IPOの抽選割合と当選本数（予測）

40%
個人144本
抽選72本
裁量72本
8%
個人144本
抽選14本
裁量130本
7%
個人39本
抽選4本
裁量35本
100%
個人30本
抽選30本
裁量–本
100%
個人30本
抽選30本
裁量–本
100%
個人30本
抽選30本
裁量–本
100%
個人9本
抽選9本
裁量–本
※抽選割合は過去実績を元に推定。1本=1単元。

star_half
RatingIPOの評価と初値予想

期待度評価点
 8.0 /15点
※★4以上 積極参加　★2~3 参加　★1 不参加

▌注目度・業績評価
　保育・介護福祉事業に特段の新規性はなく、注目度は低い。前期(23.3)は保育事業で南小岩保育園や板橋本町保育園など新たに計７施設の運営を始めたほか、介護福祉事業でも拠点数が増加したことで、前期比で売上は22.8％増、最終益は17.6倍の2.3億円で着地。今期(24.3)もクオリスキッズぷらす本駒込を開設するなど事業拡大継続で、売上は10.5％増、最終益は2.4億円を見込む。

▌需給・価格評価
　市場への供給額は5億円未満の超小型案件で、株主には安定株主しかいないものの、マイナー市場への上場のため、需給はやや不安。今期の最終益予想に基づくPERは5.8倍(EPS:111.1円予想)、配当利回りは3％(1株当たり30円予定)見込み。

《IPOの評価指標》

  供給額 ？投資家がIPOで吸収する金額。公開株数(公募+売出)と想定価格から算出。小さいほど初値は上昇しやすい。  成長率 ？ ROE ？ PER ？ PBR ？
2.2 億円22.8 ％29.8 ％5.7 倍1.7 倍
サービス業4.8 ％10.6 ％61.8 倍4.1 倍
※下段は業種別の数値(成長率とROEは中央値)。
aaa

初値予想と結果　

初値予想
（公開価格比）		800円（6/15予想）
（+150円 / +23.1%）
想定価格 ？正式には想定発行価格。企業の成長戦略や業績、類似企業の株価などを参考に、発行企業と主幹事証券によって設定される。公開価格を決定していくプロセスの目安となる。650円
仮条件 ？公開価格がブックビルディング方式で決められる際、引受証券会社があらかじめ提示する価格帯。機関投資家や他の幹事証券会社等のヒアリング結果を勘案し、主幹事証券と発行企業によって決定される。590円 ～ 650円
公開価格 ？株式を新規に公開した際の公募・売り出し価格。650円
初値 ？証券取引所に上場後、最初に取引が成立した値段。
（公開価格比）		800円
（+150円 / +23.1%）

▌AIの予測値（6/15更新）

795円AI予測の詳細

▌初値騰落率の目安

+23.1 ％+22.3 ％+49.2 ％+189.5 ％
(公開価格比)(公開価格比)福祉超小型


過去のIPO実績　

▌類似案件のIPO実績

銘柄名騰落率 %供給額 億成長率 %ROE %
さくらプラス+47.4%17.458.9%51.7%
リビングプラット-9.0%11.216.7%38.9%

▌福祉事業のIPO実績
（介護・保育・障がい者支援などの福祉事業）

福祉勝率平均騰落率
27 件
(2007年以降)
81.5 ％
（22件 / 27件）
+47.3 ％
（Q2：+28.1 ％）

（2023/6/5 現在）

福祉事業の直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
9346 ココルポート2023/3/31+31.3 ％
9229 サンウェルズ2022/6/27+18.6 ％
9220 エフビー介護2022/4/7+11.5 ％
9214 Recovery2022/2/3-13.7 ％
7362 T.S.I2021/3/19+100.0 ％

福祉のIPO騰落率分布


▌超小型のIPO実績
（超小型：供給額5億円未満のIPO）

超小型勝率平均騰落率
83 件
（2016年以降）
94.0 ％
（78件 / 83件）
+190.5 ％
（Q2：+157.7 ％）

（2023/6/5 現在）

超小型の直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
5530 日本シスバン2023/4/14-9.6 ％
5570 ジェノバ2023/4/18+348.1 ％
6225 エコム2023/3/31+2.0 ％
5075 アップコン2022/12/26-21.9 ％
9342 スマサポ2022/12/29+181.3 ％

超小型のIPO騰落率分布


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