IPO初値予想：note（5243）【12/14更新】

　note（5243）の東証グロースへの新規上場が承認されました。ここでは、noteのIPOに関する基本情報から投資分析、AIによる初値予測など、詳細なデータをどこよりも早く公開します！！

1企業の基本情報

企業概要　

会社名note（5243）
所在地東京都港区北青山三丁目1番2号
従業員数179人
業種情報・通信業
事業概要CtoCメディアプラットフォーム『note』、メディアSaaS『note pro』の運営

【企業サイト】

https://note.com/

事業メモ
　「note」は、個人を中心としたあらゆるクリエイターが文章やマンガ、写真、音声、動画等のコンテンツを「note」のWebサイト上で自由に投稿・販売することができ、読者はそのコンテンツを楽しんで応援・購読することができる、CtoCのメディアプラットフォーム。22.8末現在、累計会員登録者5,501千人、公開コンテンツ数27,821千件、累計ユニーククリエイター数1,030千人。

沿革　

代表取締役CEO 加藤 貞顕

　わたしたちは「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」をミッションに、表現と創作の仕組みづくりをしています。メディアプラットフォーム・noteは、クリエイターのあらゆる創作活動を支援しています。

2011年12月
クリエイターが創作したデジタルコンテンツを配信するプラットフォームの開発・運営を目的として、東京都渋谷区渋谷において、㈱ピースオブケイク(現 当社)を設立
2012年9月
クリエイターと読者をつなぐコンテンツ配信サイト「cakes」を開始(2022年８月にサービス終了)
2014年4月
CtoC×課金の仕組みでクリエイターをエンパワーメントする、CtoCメディアプラットフォーム「note」を開始
2017年12月
スマートフォンサイズの新書シリーズ「スマート新書」レーベルを開始
2018年4月
noteクリエイター支援プログラムを開始
2018年7月
㈱日本経済新聞社と資本業務提携
2018年12月
東京都港区北青山に本社移転
2019年3月
企業の情報発信を簡単にし、続けやすくするメディアSaaS「note pro」を開始
2019年7月
UUUM㈱と資本業務提携
2019年8月
㈱テレビ東京ホールディングスと資本業務提携
2020年4月
note㈱に社名を変更
2020年6月
東京都渋谷区神宮前にイベントスペース「note place」開設

財務データ　

▌主要な経営指標等の推移

決算期2017/112018/112019/112020/112021/11
売上高2115267911,5231,884
経常益△135△77△299△270△433
最終益△136△77△301△352△436
純資産15591,1621,010574
総資産2491,0411,9482,2431,751
※単位は百万円、単体決算

▌セグメント別の売上内訳（2021.11)

▌BPS(1株純資産) / EPS(1株利益)の推移

※株式分割/併合がある場合は遡及し算定。

株主の状況　

株主名持株比率ﾛｯｸｱｯﾌﾟ
加藤 貞顕(社長)34.87%180日
ﾌｪﾑﾄｸﾞﾛｰｽｷｬﾋﾟﾀﾙLPS11.15%90日/1.5倍
㈱日本経済新聞社6.07%180日
Image Frame Investment (HK) Limited5.94%継続保有
ｼﾞｬﾌｺSV4共有LPS5.82%90日/1.5倍
CA Startups Internet Fund1号LPS4.35%90日/1.5倍
UUUM㈱2.51%180日
㈱ﾃﾚﾋﾞ東京ﾎｰﾙﾃﾞｨﾝｸﾞｽ2.51%180日
SMBCﾍﾞﾝﾁｬｰｷｬﾋﾟﾀﾙ4号LPS2.02%90日/1.5倍
有限責任事業組合ﾌｪﾑﾄ･ｽﾀｰﾄｱｯﾌﾟ1.96%90日/1.5倍
上記以外22.80% 
（LPS：投資事業有限責任組合）

▌現在の株式総数と株主構成

株式総数：16,317.9 千株（2022年11月17日現在）

?

36.8 ％– ％26.5 ％36.7 ％
6,000 千株– 千株4,331.8 千株5,986.1 千株
※新株予約権による潜在株式(1,700千株)を含む。

2IPOの基本情報

スケジュール　

上場承認日11月17日(木)
抽選申込期間12月6日(火)～12月12日(月)
当選発表日12月13日(火)
購入申込期間12月14日(水)～12月19日(月)
上場日12月21日(水)
※証券会社によってスケジュールは異なります。
SUNMONTUEWEDTHUFRISAT
1127112811291130121122123
1241251261271281291210
1211121212131214121512161217
1218121912201221122212231224
1225122612271228122912301231

( 抽選申込　当選発表　購入申込　上場日 )

公開株数　

公募株 ？資金調達などを目的に企業が新たに投資家を募集する株式。210,000 株
内訳(新規発行) ？公募株のうち、上場により新たに発行する株式。210,000 株
(自己株式) ？公募株のうち、自社で保有する自社株式。0 株
売出株 ？既存株主が売り出す株式。1,261,100 株
内訳(買取引受) ？売出株のうち、証券会社が株主から買い取って投資家に販売する分。1,069,300 株
(ＯＡ) ？売出株のうち、公募・売出しの数量を超える需要があった場合、証券会社が対象企業の大株主等から一時的に株券を借りて、公募・売出しと同一条件で追加的に投資家に販売する分。公募・売出し数量の15％が上限。191,800 株
公開株 ？新たに証券取引所に上場される企業の株式。ＯＡ分の株式を含む上場される株式の上限。1,471,100 株

（IPO指標）

  時価総額 ？上場時の想定時価総額。上場時の発行済み株式数と想定価格から算出。  資金調達 ？IPOにより企業が新たに調達する資金額。公募株数と想定価格から算出。資金調達額が大きいほど事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。 ＯＲ ？オファリング・レシオ(ＯＲ)。発行済み株式数のどの程度を株式市場に放出するかを示す指標。一般的にＯＲが低いほど株式の「レア度」が高まり、初値が高くなりやすい。20～30％が平均値。  公募比率 ？公募・売出し総株数に占める公募株の割合(OR分除く)。公募比率が高いほどIPOが事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。
44.5 億円0.6 億円8.6 ％16.4 ％
※時価総額と資金調達額は「想定価格」より算出。

▌上場後の株式総数と株主構成

???

36.3 ％– ％19.7 ％36.2 ％7.7 ％
※新株予約権による潜在株式(1,700千株)を含む。

幹事証券と抽選本数　

▌幹事証券の引受株式数

証券会社割当率割当株数
大和証券(主幹事)91.35％1,343,800株
野村證券2.17％31,900株
SBI証券2.17％31,900株
楽天証券1.30％19,100株
三菱UFJMS証券0.86％12,700株
SMBC日興証券0.86％12,700株
岩井コスモ証券0.52％7,600株
にいがた証券0.26％3,800株
松井証券0.26％3,800株
マネックス証券0.26％3,800株
合計100%1,471,100株

★ 委託販売による取扱株数（予想）

証券会社委託元取扱株数
ＣＯＮＮＥＣＴ大和13,500株
auカブコム証券三菱700株
岡三オンライン岡三株
※取扱株数は過去実績を元に推定。

▌IPOの抽選割合と当選本数（予測）

7%
個人8,063本
抽選887本
裁量7,176本
9%
個人255本
抽選28本
裁量227本
40%
個人255本
抽選128本
裁量127本
100%
個人191本
抽選191本
裁量–本
9%
個人102本
抽選11本
裁量91本
9%
個人108本
抽選12本
裁量96本
10%
個人76本
抽選8本
裁量68本
100%
個人38本
抽選38本
裁量–本
100%
個人38本
抽選38本
裁量–本
100%
個人135本
抽選135本
裁量–本
100%
個人7本
抽選7本
裁量–本
100%
個人-本
抽選–本
裁量–本
※抽選割合は過去実績を元に推定。1本=1単元。

star_half
RatingIPOの評価と初値予想

期待度評価点
 10.0 /15点
※★4以上 積極参加　★2~3 参加　★1 不参加

▌注目度・業績評価
　投稿サイト「note」の知名度は高く、注目度は高い。前期(21.11)は新型コロナによる一時期の急激な成長は一服も、企業向けメディアSaaS「note pro」が順調に契約数を伸ばし、前期比で売上は23.7％増、最終損失は4.3億円。今期(22.11)も会員登録数及び有料アカウント数の増加で売上は好調も、人材採用やプロダクトの開発コストが先行し、最終損失は3Q累計で5.2億円に拡大。

▌需給・価格評価
　市場への供給額は5億円未満の超小型案件で、株主にVCが入っているもののロックアップは入っており、需給面から初値上昇に期待。想定価格が300円とかなり低めの設定のため、買いが集まりやすい。

《IPOの評価指標》

  供給額 ？投資家がIPOで吸収する金額。公開株数(公募+売出)と想定価格から算出。小さいほど初値は上昇しやすい。  成長率 ？直近の売上高成長率(売上高の前年比)。下段は情報・通信業(全市場)における成長率の中央値。 ROE ？直近の自己資本利益率(=最終益/純資産)。下段は情報・通信業(全市場)におけるROEの中央値。 PER ？想定価格を基準にした株価収益率。下段は情報・通信業(グロース)の単純PER(22.10末時点)。 PBR ？想定価格を基準にした株価純資産倍率。純資産はIPOによる増資分を含む。下段は情報・通信業(グロース)の単純PBR(22.10末時点)。
4.4 億円23.7 ％-76.0 ％– 倍7.2 倍
情報・通信7.0 ％11.1 ％61.1 倍4.5 倍
※下段は業種別の数値(成長率とROEは中央値)。
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初値予想と結果　

初値予想
（想定価格比）		700円（12/14予想）
（+360円 / +105.9%）
想定価格 ？正式には想定発行価格。企業の成長戦略や業績、類似企業の株価などを参考に、発行企業と主幹事証券によって設定される。公開価格を決定していくプロセスの目安となる。300円
仮条件 ？公開価格がブックビルディング方式で決められる際、引受証券会社があらかじめ提示する価格帯。機関投資家や他の幹事証券会社等のヒアリング結果を勘案し、主幹事証券と発行企業によって決定される。300円 ～ 340円
公開価格 ？株式を新規に公開した際の公募・売り出し価格。340円
初値 ？証券取引所に上場後、最初に取引が成立した値段。
（公開価格比）		521円
（+181円 / +53.2％）

▌AIの予測値（12/14更新）

847円AI予測の詳細

▌初値騰落率の目安

+105.9 ％+149.1 ％+117.1 ％+203.9 ％
(公開価格比)(公開価格比)コンテンツ超小型


過去のIPO実績　

▌類似案件のIPO実績

銘柄名騰落率 %供給額 億成長率 %ROE %
TORICO+47.6%3.257.2%36.9%
まぐまぐ+319.8%5.414.2%19.0%
Amazia+33.0%4.3200.8%-14.9%

▌コンテンツPFのIPO実績
（コンテンツ配信のプラットフォーム運営事業）

コンテンツ勝率平均騰落率
9 件
(2007年以降)
100.0 ％
（9件 / 9件）
+117.1 ％
（Q2：+93.2 ％）

（2022/12/14 現在）

コンテンツPFの直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
7138 TORICO2022/3/23+47.6 ％
4059 まぐまぐ2020/9/24+319.8 ％
4446 Ｌｉｎｋ－Ｕ2019/7/18+104.3 ％
4424 Amazia2018/12/20+33.0 ％
3981 ビーグリー2017/3/17+0.1 ％

コンテンツのIPO騰落率分布


▌超小型のIPO実績
（超小型：供給額5億円未満のIPO）

超小型勝率平均騰落率
74 件
（2016年以降）
97.3 ％
（72件 / 74件）
+203.9 ％
（Q2：+171.6 ％）

（2022/12/14 現在）

超小型の直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
5134 ＰＯＰＥＲ2022/11/15+1.4 ％
5039 キットアライブ2022/9/28+18.2 ％
7140 ペットゴー2022/4/28+135.5 ％
9223 ASNOVA2022/4/21-8.0 ％
7138 TORICO2022/3/23+47.6 ％

超小型のIPO騰落率分布


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