レクメド(529A)のIPO情報と初値予想
- 2026/2/26
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レクメド(529A)の東証グロースへの新規上場が承認されました。ここでは、レクメドのIPOに関する基本情報から投資分析、AIによる初値予測など、詳細なデータをどこよりも早く公開します!!
0目次
1企業の基本情報
企業概要
事業内容は、『未だ満たされない医療ニーズに着目し、自ら臨床開発(治験等)を行い、製造販売承認を取得し、販売することを通じて、一人一人の患者に求められる医薬品を届ける医薬品製造販売ベンチャー』となっています。
| 会社名 | レクメド(529A) |
|---|---|
| 所在地 | 東京都町田市森野一丁目7番23号 |
| 設立日 | 1998年5月12日 |
| 従業員数 | 22人 |
| 業種 | 医薬品 |
【企業サイト】
https://www.reqmed.co.jp/

沿革

代表取締役社長 松本 正
松本正(社長)が協和発酵工業㈱(現:協和キリン㈱)で従事する中で、将来の医薬品開発をリードしていくのはバイオベンチャーであることを確信し、1997年秋に社内ベンチャー制度に応募し、第1号社内ベンチャーに認定され設立されました。
財務データ
2025年3月期の事業売上は479百万円で、構成比は事業別に、医薬品販売45.7%、医薬品開発52.6%、コンサル1.7%となっています。
前期(25.3)は「オファコルカプセル50mg」の販売が好調に推移したほか、帝國製薬㈱からNaPPS販売に関する契約一時金の受領や、韓国でのNaPPS原薬の販売に伴う収益分配等により、前期比で売上は50%増、最終は△121百万円で着地しました。
今期(26.3)は「オファコルカプセル50mg」の販売が順調に拡大している一方で、NaPPS原薬の販売に伴う収益分配等が低調なほか、NaPPSの第Ⅲ相試験の費用が嵩み、売上は△4%減、最終は△1,099百万円を見込んでいます。1株利益は-168.36円、配当は0円予想としています。
▌主要な経営指標等の推移
| 決算期 | 2021/3 | 2022/3 | 2023/3 | 2024/3 | 2025/3 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 149 | 78 | 50 | 319 | 479 |
| 経常益 | △18 | △265 | △330 | △211 | △116 |
| 最終益 | △20 | △266 | △330 | △228 | △121 |
| 純資産 | 286 | 361 | 41 | 1,023 | 902 |
| 総資産 | 419 | 720 | 344 | 1,551 | 1,398 |
▌事業別の売上内訳(2025.3)
▌BPS(1株純資産) / EPS(1株利益)の推移
▌比率分析
企業の『収益力』や『安全性』を上場している医薬品68社と比較すると、まず、収益力については赤字決算のため、現状では比較することができません。
また、安全性の観点から資産負債構成を見ると、固定比率が4%となっており、比較的良好な状態といえます。
| 貸借対照表 B/S | 損益計算書 P/L |
|---|---|
| 総資産 1,398 百万円 | 売上高 479 百万円 |
| ▉流動資産 ▉固定資産 | ▉流動負債 ▉固定負債 ▉純資産 | ▉売上原価 ▉販管費一 ▉営業利益 | ▉売上高 ▉営業損失 |
※カッコ内の数値は医薬品(68社)の平均値(μ)及び中央値(Me)です。
株主の状況
現在の発行済株式総数は7,458千株で、株式保有割合は、その他63.1%、ベンチャーキャピタル(VC)22.6%、経営陣14.2%となっています。
VCが一定割合の株式を保有しているため、初値や上場後の株価形成に際し、ロックアップから外れた段階で売り圧力が強まるリスクがあります。また、主要株主にロックアップが入っているのは安心材料になります。
| 株主名 | 持株比率 | ロックアップ |
|---|---|---|
| 松本 正(社長) | 11.87% | 180日 |
| サイバニクス・エクセレンス・ジャパン1号LPS | 10.02% | 90日 |
| 王子ホールディングス㈱ | 8.38% | 180日 |
| 帝國製薬㈱ | 8.38% | 180日 |
| ㈱サノ | 5.57% | 180日 |
| オリックス㈱ | 4.76% | 180日 |
| 新生響きブリッジLPS | 3.89% | 90日 |
| TNPスレッズオブライトLPS | 3.58% | 90日 |
| ㈱EXIT Solutions | 3.55% | 180日 |
| Yokohama NextLPS | 3.35% | 180日 |
| 上記以外 | 36.65% |
▌現在の株式総数と株主構成
株式総数 7,458千株(2026年2月26日現在)
| 14.2 % | – % | 63.1 % | 22.6 % |
| 1,059.5 千株 | – 千株 | 4,709.5 千株 | 1,689 千株 |
2IPOの基本情報
公開株数
今回のIPOでは募集株式の全てが公募株式で、主に新規発行になります。初値形成にはかなりポジティブといえます。
上場する株式の時価総額は91.5億円で、今回募集する株式は上場時発行済株式の15.2%分に相当します。募集株式に対する投資家の資金供給額は17.2億円で、IPOとしては中小型の案件になります。
| 公募株 ?資金調達などを目的に企業が新たに投資家を募集する株式。 | 1,339,300 株 | |
|---|---|---|
| 内訳 | (新規発行) ?公募株のうち、上場により新たに発行する株式。 | 1,339,300 株 |
| (自己株式) ?公募株のうち、自社で保有する自社株式。 | 0 株 | |
| 売出株 ?既存株主が売り出す株式。 | 200,800 株 | |
| 内訳 | (買取引受) ?売出株のうち、証券会社が株主から買い取って投資家に販売する分。 | 0 株 |
| (OA) ?売出株のうち、公募・売出しの数量を超える需要があった場合、証券会社が対象企業の大株主等から一時的に株券を借りて、公募・売出しと同一条件で追加的に投資家に販売する分。公募・売出し数量の15%が上限。 | 200,800 株 | |
| 公開株 ?新たに証券取引所に上場される企業の株式。OA分の株式を含む上場される株式の上限。 | 1,540,100 株 | |
(IPO指標)
| 時価総額 ?上場時の想定時価総額。上場時の発行済み株式数と想定価格から算出。 | 資金調達 ?IPOにより企業が新たに調達する資金額。公募株数と想定価格から算出。資金調達額が大きいほど事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。 | OR ?オファリング・レシオ(OR)。発行済み株式数のどの程度を株式市場に放出するかを示す指標。一般的にORが低いほど株式の「レア度」が高まり、初値が高くなりやすい。20~30%が平均値。 | 公募比率 ?公募・売出し総株数に占める公募株の割合(OR分除く)。公募比率が高いほどIPOが事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。 |
|---|---|---|---|
| 91.5 億円 | 15 億円 | 16.4 % | 100 % |
▌上場後の株式総数と株主構成
| 12.0 % | – % | 53.5 % | 19.2 % | 15.2 % |
幹事証券と抽選本数
今回のIPOでは野村證券が主幹事となっており、割当株数の8%程度が個人向け抽選に配分されると予想されます。
また、幹事証券になる松井も割当株数の大半が個人向け抽選に配分されるため、狙い目になります。
▌幹事証券の引受株式数
| 証券会社 | 割当率 | 割当株数 |
|---|---|---|
| 野村證券(主幹事) | -% | -株 |
| 岡三証券 | -% | -株 |
| 丸三証券 | -% | -株 |
| SBI証券 | -% | -株 |
| 松井証券 | -% | -株 |
| 合計 | 100% | -株 |
★ 委託販売による取扱株数(予想)
| 証券会社 | 委託元 | 取扱株数 |
|---|---|---|
| 岡三オンライン | 岡三 | -株 |
▌IPOの抽選割合と当選本数(予測)
| 個人 | -本 |
|---|---|
| 抽選 | –本 |
| 裁量 | –本 |
| 個人 | -本 |
|---|---|
| 抽選 | –本 |
| 裁量 | –本 |
| 個人 | -本 |
|---|---|
| 抽選 | –本 |
| 裁量 | –本 |
| 個人 | -本 |
|---|---|
| 抽選 | –本 |
| 裁量 | –本 |
| 個人 | -本 |
|---|---|
| 抽選 | –本 |
| 裁量 | –本 |
スケジュール
| 上場承認日 | 2月26日(木) |
|---|---|
| 抽選申込期間 | 3月17日(火)~3月23日(月) |
| 当選発表日 | 3月24日(火) |
| 購入申込期間 | 3月25日(水)~3月30日(月) |
| 上場日 | 4月2日(木) |
| SUN | MON | TUE | WED | THU | FRI | SAT |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 38 | 39 | 310 | 311 | 312 | 313 | 314 |
| 315 | 316 | 317 | 318 | 319 | 320 | 321 |
| 322 | 323 | 324 | 325 | 326 | 327 | 328 |
| 329 | 330 | 331 | 41 | 42 | 43 | 44 |
| 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 410 | 411 |
( 抽選申込 当選発表 購入申込 上場日 )
RatingIPOの評価と初値予想
▌注目度・業績評価
ここ数年バイオベンチャーのIPOは公開価格割れとなることもしばしばで、同じ医薬品銘柄で今月上場したイノバセル(504A)も公開価格割れとなっていることから、注目度はかなり低いです。多くの上場してくるバイオベンチャーと同じで赤字が継続しており、今期(26.3)もNaPPSの第Ⅲ相試験が本格的に開始したことで開発費用が膨らみ、赤字幅が拡大予想となっていることからも、収支は依然厳しい状況です。
▌需給・価格評価
IPOとしては中小型案件で、株主にはVCが複数入っているもののロックアップは厳しめに入っており、需給に大きな不安はありません。また、公募比率が高く、純粋な資金調達を目的とした上場になるのはプラス材料になります。
▌IPO抽選へのスタンス
今回のIPOは初値が公開価格割れの可能性もあるため、リスクを回避したい人はIPO抽選に『不参加』とすることも選択肢になります。
| 期待度 | 評価点 |
|---|---|
| 5.5 /15点 |
《IPOの評価指標》
| 供給額 ?投資家がIPOで吸収する金額。公開株数(公募+売出)と想定価格から算出。小さいほど初値は上昇しやすい。 | 成長率 ?直近の売上高成長率(売上高の前年比)。下段は医薬品(全市場)における成長率の中央値。 | ROE ?直近の自己資本利益率(=最終益/純資産)。下段は医薬品(全市場)におけるROEの中央値。 | PER ?想定価格を基準にした株価収益率。下段は医薬品(グロース)の単純PER(25.12末時点)。 | PBR ?想定価格を基準にした株価純資産倍率。純資産はIPOによる増資分を含む。下段は医薬品(グロース)の単純PBR(25.12末時点)。 |
|---|---|---|---|---|
| 17.2 億円 | 50.2 % | -13.4 % | – 倍 | 4.0 倍 |
| 医薬品 | 6.5 % | 3.9 % | - 倍 | 5.8 倍 |
|---|
初値予想と結果
上記のIPO評価を踏まえた上で、初値は想定価格1,120円と同じ1,120円と予想します。なお、AI予測値は1,788円となっており、これより低い弱気の予想としています。
| 初値予想 (想定価格比) | 1,120円(2/26予想) (±0円 / ±0.0%) |
|---|---|
| 想定価格 ?正式には想定発行価格。企業の成長戦略や業績、類似企業の株価などを参考に、発行企業と主幹事証券によって設定される。公開価格を決定していくプロセスの目安となる。 | 1,120円 |
| 仮条件 ?公開価格がブックビルディング方式で決められる際、引受証券会社があらかじめ提示する価格帯。機関投資家や他の幹事証券会社等のヒアリング結果を勘案し、主幹事証券と発行企業によって決定される。 | -円 ~ -円 |
| 公開価格 ?株式を新規に公開した際の公募・売り出し価格。 | -円 |
| 初値 ?証券取引所に上場後、最初に取引が成立した値段。 (公開価格比) | -円 (-円 / -%) |
過去のIPO
最後に過去の類似IPOの状況ですが、直近では24年7月に上場したHeartseed(219A)の初値騰落率は+33.4%でした。
今回のIPOと同じ医薬品関連関連に分類されるIPOは2007年以降46件で、初値が公開価格を上回った割合(勝率)は65.2%、初値騰落率の平均は+31.3%(中央値+9.4%)となっています。
また、今回と同じ中小型のIPOは2017年以降212件で、勝率は89.6%、初値騰落率の平均は+70.2%(中央値+53.2%)となっています。
▌類似案件のIPO実績
| 銘柄名 | 騰落率 % | 供給額 億 | 成長率 % | ROE % |
|---|---|---|---|---|
| ハートシード | +33.4% | 23.0 | -30.9% | -28.0% |
| PRISMBio | +8.7% | 20.0 | -79.6% | -45.9% |
| Chordia | +66.7% | 16.0 | 0.0% | 5.0% |
| VIS | +100.1% | 10.3 | 203.4% | -9.1% |
| ケイファーマ | -7.9% | 20.1 | 0.0% | -29.3% |
▌医薬品関連のIPO実績
(バイオベンチャー企業など)
| 医薬品 | 勝率 | 平均騰落率 | |||
|
|
|
(2026/2/26 現在)
医薬品関連の直近IPO
| コード/銘柄 | 上場日 | 初値騰落率 |
|---|---|---|
| 504A イノバセル | 2026/2/24 | -7.6 % |
| 219A ハートシード | 2024/7/30 | +33.4 % |
| 206A PRISMBio | 2024/7/2 | +8.7 % |
| 197A タウンズ | 2024/6/20 | -6.5 % |
| 190A Chordia | 2024/6/14 | +66.7 % |
医薬品のIPO騰落率分布
▌中小型のIPO実績
(中小型:供給額10~20億円未満のIPO)
| 中小型 | 勝率 | 平均騰落率 | |||
|
|
|
(2026/2/26 現在)
中小型の直近IPO
| コード/銘柄 | 上場日 | 初値騰落率 |
|---|---|---|
| 483A テラテクノロジー | 2025/12/23 | +38.9 % |
| 480A リブコンサル | 2025/12/25 | +40.0 % |
| 476A 辻・本郷IT | 2025/12/19 | +61.1 % |
| 462A ファンディーノ | 2025/12/5 | +42.4 % |
| 460A BRANU | 2025/12/1 | +68.9 % |
中小型のIPO騰落率分布
(データ引用:日本証券取引所 新規上場会社情報)