IPO初値予想:レオス・キャピタルワークス(7330)【4/17更新】

 レオス・キャピタルワークス(7330)の東証グロースへの新規上場が承認されました。ここでは、レオス・キャピタルワークスのIPOに関する基本情報から投資分析AIによる初値予測など、詳細なデータをどこよりも早く公開します!!

1企業の基本情報

企業概要 

会社名レオス・キャピタルワークス(7330)
所在地東京都千代田区丸の内一丁目11番1号
従業員数116人
業種証券・商品先物取引業
事業概要投資信託の設定、運用ならびに販売業務・投資一任契約に基づく投資顧問業務

【企業サイト】

https://www.rheos.jp/

事業メモ
 投資信託委託業務では主に公募投信と私募投信の運用を行う。「ひふみシリーズ」は、投資の本質を実現するために誕生した投資信託(ファンド)で、個人の資産形成をサポートすると同時に、社会全体へ「ゆたかさ」を還元することを目指しており、直販及び証券会社等通じて購入できる。また、投資顧問業務として、国内企業年金基金や海外ソブリンウェルスファンドなどを受託し運用する。

沿革 

代表取締役会長兼社長 藤野 英人

 レオス・キャピタルワークスは、「資本市場を通じて社会に貢献します」という経営理念のもと2003年に創業し、ファイナンシャル・インクルージョン(金融包摂)により、ゆたかな社会の実現を目指している会社です。

2003年4月
東京都千代田区一番町にレオス㈱として設立
2003年8月
投資顧問業の登録
2003年9月
レオス・キャピタルワークス㈱に商号を変更
2003年12月
投資顧問業務の開始
2007年9月
投資信託委託業の認可取得
2007年9月
第二種金融商品取引業、投資運用業、投資助言・代理業の登録
2007年12月
投資運用業務の開始
2008年10月
「ひふみ投信」の運用・販売を開始
2009年2月
㈱IS ホールディングスへの第三者割当増資を実施し、同社が当社株式の過半数を取得
2009年6月
東京都千代田区丸の内に本社移転
2012年5月
「ひふみプラス」の運用を開始
2016年10月
「ひふみ年金」の運用を開始
2019年8月
米国にニューヨーク駐在員事務所を開設
2019年10月
「ひふみワールド」の運用・販売を開始
2019年12月
「ひふみワールド+」の運用を開始
2020年6月
SBIファイナンシャルサービシーズ㈱が当社株式の過半数を取得
2021年1月
YouTubeチャンネル 『お金のまなびば!』を開設
2021年3月
「まるごとひふみ」の運用を開始
2021年3月
「ひふみらいと」の運用・販売を開始
2021年4月
ベンチャーキャピタル子会社「レオス・キャピタルパートナーズ㈱」を設立
2021年5月
全社の運用資産残高が1兆円を突破
2021年8月
「ひふみ」シリーズの運用資産残高が1兆円を突破
2021年9月
「ひふみワールド年金」の運用を開始
2022年2月
まるごとひふみ50(適格機関投資家専用)の運用を開始
2022年2月
RheosCP1号投資事業有限責任組合を設立
2022年4月
直接販売の顧客口座数が10万口座を突破

財務データ 

▌主要な経営指標等の推移

決算期2018/32019/32020/32021/32022/3
売上高3,8536,1586,1006,7849,480
経常益1,1271,7941,4521,2661,969
最終益9831,1769628491,304
純資産1,6002,7283,4023,9635,096
総資産3,8825,3196,8028,2398,558
※単位は百万円、22.3から連結決算

▌セグメントの売上内訳(2022.3)

▌BPS(1株純資産) / EPS(1株利益)の推移

※株式分割/併合がある場合は遡及し算定。

株主の状況 

株主名持株比率ロックアップ
SBIファイナンシャルサービシーズ㈱47.80%180日
㈱ISホールディングス23.67%180日
遠藤 昭二11.07%180日
藤野 英人(社長)4.19%180日
湯浅 光裕3.26%180日
遠藤 美樹1.40%180日
㈱3A1.39%180日
五十嵐 毅0.63%180日
渡邉 庄太0.55%180日
高橋 修0.54%180日
上記以外5.50% 
(LPS:投資事業有限責任組合)

▌現在の株式総数と株主構成

株式総数:12,889.6 千株(2023年3月22日現在)

?

20.771.57.9
2,661.8 千株9,212.7 千株1,015.1 千株– 千株
※新株予約権による潜在株式(873千株)を含む。

2IPOの基本情報

スケジュール 

上場承認日3月22日(水)
抽選申込期間4月10日(月)~4月14日(金)
当選発表日4月17日(月)
購入申込期間4月18日(火)~4月21日(金)
上場日4月25日(火)
※証券会社によってスケジュールは異なります。
SUNMONTUEWEDTHUFRISAT
42434445464748
49410411412413414415
416417418419420421422
423424425426427428429
430515253545556

( 抽選申込 当選発表 購入申込 上場日 )

公開株数 

公募株資金調達などを目的に企業が新たに投資家を募集する株式。357,700 株
内訳(新規発行) 公募株のうち、上場により新たに発行する株式。357,700 株
(自己株式) 公募株のうち、自社で保有する自社株式。0 株
売出株既存株主が売り出す株式。3,342,300 株
内訳(買取引受) 売出株のうち、証券会社が株主から買い取って投資家に販売する分。2,859,700 株
(OA) 売出株のうち、公募・売出しの数量を超える需要があった場合、証券会社が対象企業の大株主等から一時的に株券を借りて、公募・売出しと同一条件で追加的に投資家に販売する分。公募・売出し数量の15%が上限。482,600 株
公開株新たに証券取引所に上場される企業の株式。OA分の株式を含む上場される株式の上限。3,700,000 株

(IPO指標)

  時価総額 上場時の想定時価総額。上場時の発行済み株式数と想定価格から算出。  資金調達 IPOにより企業が新たに調達する資金額。公募株数と想定価格から算出。資金調達額が大きいほど事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。 OR オファリング・レシオ(OR)。発行済み株式数のどの程度を株式市場に放出するかを示す指標。一般的にORが低いほど株式の「レア度」が高まり、初値が高くなりやすい。20~30%が平均値。  公募比率 公募・売出し総株数に占める公募株の割合(OR分除く)。公募比率が高いほどIPOが事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。
173.2 億円5 億円2611.1
※時価総額と資金調達額は「想定価格」より算出。

▌上場後の株式総数と株主構成

???

20.148.07.724.3
※新株予約権による潜在株式(873千株)を含む。

幹事証券と抽選本数 

▌幹事証券の引受株式数

証券会社割当率割当株数
大和証券(主幹事)73.93%2,735,400株
SBI証券23.48%868,600株
楽天証券0.43%16,000株
FFG証券0.43%16,000株
マネックス証券0.43%16,000株
野村證券0.43%16,000株
三菱UFJMS証券0.43%16,000株
松井証券0.43%16,000株
合計100%3,700,000株

委託販売による取扱株数(予想)

証券会社委託元取扱株数
CONNECT大和27,400株
auカブコム証券三菱800株
※取扱株数は過去実績を元に推定。

▌IPOの抽選割合と当選本数(予測)

7%
個人16,412本
抽選1,805
裁量14,607
40%
個人6,949本
抽選3,474
裁量3,475
100%
個人160本
抽選160
裁量
100%
個人160本
抽選160
裁量
9%
個人128本
抽選14
裁量114
9%
個人128本
抽選14
裁量114
100%
個人160本
抽選160
裁量
100%
個人274本
抽選274
裁量
100%
個人8本
抽選8
裁量
※抽選割合は過去実績を元に推定。1本=1単元。

star_half
Rating
IPOの評価と初値予想

期待度評価点
 7.0 /15点
4以上 積極参加 2~3 参加 1 不参加

▌注目度・業績評価
 投資信託の運用業に特段の新規性はなく、注目度は低い。前期(22.3)は世界株式に投資する投信の流入金額が堅調で、運用残高も18.3%増の1兆86億円と運用規模の拡大が進み、前期比で営業収益は39.7%増、最終益は58.5%増の13.4億円で着地。今期(23.3)はマーケット環境の悪化により運用状況が芳しくなく、最終益は19.2%減の10.5億円の予想。

▌需給・価格評価
 市場への供給額は50億円超の中大型案件で、株主には安定株主しかいないものの、需給面はやや不安。配当性向は30%を目標としており、前期の配当実績(33円)に基づく配当利回りは2.3%。

《IPOの評価指標》

  供給額 投資家がIPOで吸収する金額。公開株数(公募+売出)と想定価格から算出。小さいほど初値は上昇しやすい。  成長率 直近の売上高成長率(売上高の前年比)。下段は証券・商品先物取引業(全市場)における成長率の中央値。 ROE 直近の自己資本利益率(=最終益/純資産)。下段は証券・商品先物取引業(全市場)におけるROEの中央値。 PER 想定価格を基準にした株価収益率。下段は証券・商品先物取引業(グロース)の単純PER(23.2末時点)。 PBR 想定価格を基準にした株価純資産倍率。純資産はIPOによる増資分を含む。下段は証券・商品先物取引業(グロース)の単純PBR(23.2末時点)。
51.8 億円39.725.613.33.1
証券・商品-11.88.12.92.0
※下段は業種別の数値(成長率とROEは中央値)。
aaa

初値予想と結果 

初値予想
(想定価格比)
1,500円(4/17予想)
+200円 / +15.4%
想定価格正式には想定発行価格。企業の成長戦略や業績、類似企業の株価などを参考に、発行企業と主幹事証券によって設定される。公開価格を決定していくプロセスの目安となる。1,400円
仮条件公開価格がブックビルディング方式で決められる際、引受証券会社があらかじめ提示する価格帯。機関投資家や他の幹事証券会社等のヒアリング結果を勘案し、主幹事証券と発行企業によって決定される。1,100円 ~ 1,300円
公開価格株式を新規に公開した際の公募・売り出し価格。1,300円
初値 証券取引所に上場後、最初に取引が成立した値段。
(公開価格比)
1,730円
+430円 / +33.1%

▌AIの予測値(4/17更新)

1,288円AI予測の詳細

▌初値騰落率の目安

+15.4-0.9+37.7+15.8
(公開価格比)(公開価格比)金融中大型以上


過去のIPO実績 

▌類似案件のIPO実績

銘柄名騰落率 %供給額成長率 %ROE %
マーキュリアイン-4.1%17.226.7%18.7%

▌金融業のIPO実績
(銀行・証券、金融商品仲介業など)

金融勝率平均騰落率
44
(2007年以降)
70.5
(31件 / 44件)
+37.7
(Q2:+15.1 %)

(2023/5/2 現在)

金融業の直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
5838 楽天銀行2023/4/21+32.6
7163 住信SBI2023/3/29+1.8
5836 AIG2022/12/22-6.3
5834 SBIリーシング2022/10/19+10.7
7388 FPパートナー2022/9/22+5.8

金融のIPO騰落率分布


▌中大型以上のIPO実績
(中大型以上:供給額50億円以上のIPO)

中大型以上勝率平均騰落率
117
(2016年以降)
54.7
(64件 / 117件)
+15.8
(Q2:+2.5 %)

(2023/5/2 現在)

中大型以上の直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
5838 楽天銀行2023/4/21+32.6
9348 ispace2023/4/12+293.7
5258 TMN2023/4/4+49.2
7163 住信SBI2023/3/29+1.8
5253 カバー2023/3/27+133.3

中大型以上のIPO騰落率分布


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