梅乃宿酒造(559A)のIPO情報と初値予想
- 2026/3/25
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梅乃宿酒造(559A)の東証スタンダードへの新規上場が承認されました。ここでは、梅乃宿酒造のIPOに関する基本情報から投資分析、AIによる初値予測など、詳細なデータをどこよりも早く公開します!!
0目次
1企業の基本情報
企業概要
事業内容は、『日本酒及び『梅乃宿の梅酒』や『あらごしシリーズ』等の果実をつけ込んだ日本酒リキュールを中心とした酒類の製造及び国内外での販売』となっています。
| 会社名 | 梅乃宿酒造(559A) |
|---|---|
| 所在地 | 奈良県葛城市寺口27番地1 |
| 設立日 | 1950年5月18日 |
| 従業員数 | 71人 |
| 業種 | 食料品 |
【企業サイト】
https://www.umenoyado.com/

沿革

代表取締役社長 吉田 佳代(戸籍上の氏名:濱渕 佳代)
日本のはじまり、清酒発祥の地とされる奈良。その奈良盆地、葛城山の麓に位置する葛城市に梅乃宿酒造はあります。この地を誇りに、1893年の創醸以来、大和の地酒づくりに勤しんでおります。
財務データ
2025年6月期の事業売上は2,685百万円で、構成比は販売チャネル別に、国内BtoB66.7%、国内BtoC15.3%、海外マーケット18%となっています。
前期(25.6)は国内BtoBがインバウンド需要の影響や大手小売店との取引により増収となった一方で、東アジアや北米における売上が減少し、前期比で売上は△1%減、最終は242百万円で着地しました。
今期(26.6)は引き続き大手小売店との取引が堅調の他、北米、東アジア地域の売上が好調に推移しており、2Q累計は売上・利益ともに前期を上回すペースで推移しています。
▌主要な経営指標等の推移
| 決算期 | 2021/6 | 2022/6 | 2023/6 | 2024/6 | 2025/6 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,818 | 1,738 | 2,410 | 2,699 | 2,685 |
| 経常益 | 420 | 439 | 264 | 425 | 306 |
| 最終益 | 297 | 213 | 219 | 317 | 242 |
| 純資産 | 2,448 | 3,117 | 3,334 | 2,950 | 3,193 |
| 総資産 | 3,206 | 6,649 | 6,670 | 6,172 | 6,061 |
▌販売チャネル別の売上内訳(2025.6)
▌BPS(1株純資産) / EPS(1株利益)の推移
▌比率分析
企業の『収益力』や『安全性』を上場している食料品125社の中央値と比較すると、収益力は売上高営業利益率が11.8%など、やや高い数値となっています。
また、安全性の観点から資産負債構成を見ると、流動比率が513.1%となっており、比較的良好な状態といえます。
| 貸借対照表 B/S | 損益計算書 P/L |
|---|---|
| 総資産 6,061 百万円 | 売上高 2,685 百万円 |
| ▉流動資産 ▉固定資産 | ▉流動負債 ▉固定負債 ▉純資産 | ▉売上原価 ▉販管費一 ▉営業利益 | ▉売上高 ▉営業損失 |
※カッコ内の数値は食料品(125社)の平均値(μ)及び中央値(Me)です。
株主の状況
現在の発行済株式総数は6,024千株で、株式保有割合は、ベンチャーキャピタル(VC)51.0%、経営陣46.3%、その他2.7%となっています。
VCが一定割合の株式を保有しているため、初値や上場後の株価形成に際し、ロックアップから外れた段階で売り圧力が強まるリスクがあります。また、主要株主にロックアップが厳しめに入っているのは安心材料になります。
| 株主名 | 持株比率 | ロックアップ |
|---|---|---|
| J-GIA2号LPS | 45.68% | 180日/1.5倍 |
| グッドフィールド・ビーチサイド㈱ | 31.29% | 180日 |
| 吉田佳代(社長) | 12.29% | 180日 |
| JGⅡ(CAYMAN),L.P. | 5.32% | 180日/1.5倍 |
| 梅乃宿酒造持株会 | 2.69% | 180日 |
| 松浪雄二 | 1.33% | 180日 |
| 二宮充 | 0.37% | 180日 |
| 高橋利光 | 0.33% | 180日 |
| 桝永剛 | 0.33% | 180日 |
| 古澤幸彦 | 0.18% | 180日 |
| 上記以外 | 0.19% |
▌現在の株式総数と株主構成
株式総数 6,024千株(2026年3月25日現在)
| 46.3 % | – % | 2.7 % | 51.0 % |
| 2,789.9 千株 | – 千株 | 161.8 千株 | 3,072.2 千株 |
2IPOの基本情報
公開株数
今回のIPOでは募集株式の全てが売出し株式で、主にベンチャーキャピタル(VC)の株式放出によるものです。初値形成にはかなりネガティブといえます。
上場する株式の時価総額は36.1億円で、今回募集する株式は上場時発行済株式の31.4%分に相当します。募集株式に対する投資家の資金供給額は13.0億円で、IPOとしては中小型の案件になります。
| 公募株 ?資金調達などを目的に企業が新たに投資家を募集する株式。 | 0 株 | |
|---|---|---|
| 内訳 | (新規発行) ?公募株のうち、上場により新たに発行する株式。 | 0 株 |
| (自己株式) ?公募株のうち、自社で保有する自社株式。 | 0 株 | |
| 売出株 ?既存株主が売り出す株式。 | 2,168,400 株 | |
| 内訳 | (買取引受) ?売出株のうち、証券会社が株主から買い取って投資家に販売する分。 | 1,893,500 株 |
| (OA) ?売出株のうち、公募・売出しの数量を超える需要があった場合、証券会社が対象企業の大株主等から一時的に株券を借りて、公募・売出しと同一条件で追加的に投資家に販売する分。公募・売出し数量の15%が上限。 | 274,900 株 | |
| 公開株 ?新たに証券取引所に上場される企業の株式。OA分の株式を含む上場される株式の上限。 | 2,168,400 株 | |
(IPO指標)
| 時価総額 ?上場時の想定時価総額。上場時の発行済み株式数と想定価格から算出。 | 資金調達 ?IPOにより企業が新たに調達する資金額。公募株数と想定価格から算出。資金調達額が大きいほど事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。 | OR ?オファリング・レシオ(OR)。発行済み株式数のどの程度を株式市場に放出するかを示す指標。一般的にORが低いほど株式の「レア度」が高まり、初値が高くなりやすい。20~30%が平均値。 | 公募比率 ?公募・売出し総株数に占める公募株の割合(OR分除く)。公募比率が高いほどIPOが事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。 |
|---|---|---|---|
| 36.1 億円 | – 億円 | 31.4 % | 0 % |
▌上場後の株式総数と株主構成
| 45.3 % | – % | 2.7 % | 20.6 % | 31.4 % |
幹事証券と抽選本数
今回のIPOではSMBC日興証券が主幹事となっており、割当株数の10%程度が個人向け抽選に配分されると予想されます。
また、幹事証券になる楽天、マネックスも割当株数の大半が個人向け抽選に配分されるため、狙い目になります。
▌幹事証券の引受株式数
| 証券会社 | 割当率 | 割当株数 |
|---|---|---|
| SMBC日興証券(主幹事) | -% | -株 |
| 岩井コスモ証券 | -% | -株 |
| SBI証券 | -% | -株 |
| 岡三証券 | -% | -株 |
| マネックス証券 | -% | -株 |
| 丸三証券 | -% | -株 |
| 楽天証券 | -% | -株 |
| 合計 | 100% | -株 |
★ 委託販売による取扱株数(予想)
| 証券会社 | 委託元 | 取扱株数 |
|---|---|---|
| 岡三オンライン | 岡三 | -株 |
▌IPOの抽選割合と当選本数(予測)
| 個人 | -本 |
|---|---|
| 抽選 | –本 |
| 裁量 | –本 |
| 個人 | -本 |
|---|---|
| 抽選 | –本 |
| 裁量 | –本 |
| 個人 | -本 |
|---|---|
| 抽選 | –本 |
| 裁量 | –本 |
| 個人 | -本 |
|---|---|
| 抽選 | –本 |
| 裁量 | –本 |
| 個人 | -本 |
|---|---|
| 抽選 | –本 |
| 裁量 | –本 |
| 個人 | -本 |
|---|---|
| 抽選 | –本 |
| 裁量 | –本 |
| 個人 | -本 |
|---|---|
| 抽選 | –本 |
| 裁量 | –本 |
スケジュール
| 上場承認日 | 3月25日(水) |
|---|---|
| 抽選申込期間 | 4月9日(木)~4月15日(水) |
| 当選発表日 | 4月16日(木) |
| 購入申込期間 | 4月17日(金)~4月22日(水) |
| 上場日 | 4月24日(金) |
| SUN | MON | TUE | WED | THU | FRI | SAT |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 329 | 330 | 331 | 41 | 42 | 43 | 44 |
| 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 410 | 411 |
| 412 | 413 | 414 | 415 | 416 | 417 | 418 |
| 419 | 420 | 421 | 422 | 423 | 424 | 425 |
| 426 | 427 | 428 | 429 | 430 | 51 | 52 |
( 抽選申込 当選発表 購入申込 上場日 )
RatingIPOの評価と初値予想
▌注目度・業績評価
酒類の製造・販売に特段の新規性はなく、注目度は低いです。ここ数年売上がやや頭打ちの状況でしたが、直近では海外での販売が好調で増収傾向が強く出ており、また、利益も安定的に確保していることから、事業の安定度及び収益力は十分評価できます。
▌需給・価格評価
IPOとしては中小型案件で、株主にVCが入っているもののロックアップは設定されており、想定価格も低めのことから、需給に不安はありません。募集株式の全てが売出しになるのはマイナスです。前年実績ベースでPERは15倍と業種平均20.5倍(食料品・スタンダード)と比較しても割高感はありません。
また、今期の配当予想は発表されていないものの、配当性向40%を目安としているため、仮に前期並みの利益とした場合は2~3%程度の配当利回りが期待でき、さらに株主優待としてEC利用券等も設定されていることから、配当銘柄としてはかなり魅力的です。
<参考:株主還元策/株主優待>


▌IPO抽選へのスタンス
今回のIPOは初値が公開価格を上回る可能性が高いため、IPO抽選には当選を狙って『参加』したいところです。
| 期待度 | 評価点 |
|---|---|
| 7.0 /15点 |
《IPOの評価指標》
| 供給額 ?投資家がIPOで吸収する金額。公開株数(公募+売出)と想定価格から算出。小さいほど初値は上昇しやすい。 | 成長率 ?直近の売上高成長率(売上高の前年比)。下段は食料品(全市場)における成長率の中央値。 | ROE ?直近の自己資本利益率(=最終益/純資産)。下段は食料品(全市場)におけるROEの中央値。 | PER ?想定価格を基準にした株価収益率。下段は食料品(スタンダード)の単純PER(26.2末時点)。 | PBR ?想定価格を基準にした株価純資産倍率。純資産はIPOによる増資分を含む。下段は食料品(スタンダード)の単純PBR(26.2末時点)。 |
|---|---|---|---|---|
| 13.0 億円 | -0.5 % | 7.6 % | 15.0 倍 | 1.1 倍 |
| 食料品 | 7.3 % | 7.0 % | 20.5 倍 | 1.3 倍 |
|---|
初値予想と結果
上記のIPO評価を踏まえた上で、初値は想定価格600円から+200円(+33.3%)高い800円と予想します。なお、AI予測値は726円となっており、これより高い強気の予想としています。
| 初値予想 (想定価格比) | 800円(3/25予想) (+200円 / +33.3%) |
|---|---|
| 想定価格 ?正式には想定発行価格。企業の成長戦略や業績、類似企業の株価などを参考に、発行企業と主幹事証券によって設定される。公開価格を決定していくプロセスの目安となる。 | 600円 |
| 仮条件 ?公開価格がブックビルディング方式で決められる際、引受証券会社があらかじめ提示する価格帯。機関投資家や他の幹事証券会社等のヒアリング結果を勘案し、主幹事証券と発行企業によって決定される。 | -円 ~ -円 |
| 公開価格 ?株式を新規に公開した際の公募・売り出し価格。 | -円 |
| 初値 ?証券取引所に上場後、最初に取引が成立した値段。 (公開価格比) | -円 (-円 / -%) |
過去のIPO
最後に過去の類似IPOの状況ですが、直近では24年10月に上場したシマダヤ(250A)の初値騰落率は-6.4%でした。
今回のIPOと同じ食品業関連に分類されるIPOは2007年以降21件で、初値が公開価格を上回った割合(勝率)は66.7%、初値騰落率の平均は+30.8%(中央値+8.9%)となっています。
また、今回と同じ中小型のIPOは2017年以降212件で、勝率は89.6%、初値騰落率の平均は+70.2%(中央値+53.2%)となっています。
▌類似案件のIPO実績
| 銘柄名 | 騰落率 % | 供給額 億 | 成長率 % | ROE % |
|---|---|---|---|---|
| シマダヤ | -6.4% | 49.3 | 14.2% | 15.9% |
| オカムラ食品工業 | +52.6% | 20.3 | 19.3% | 29.7% |
| サンクゼール | +22.3% | 46.5 | 30.4% | 69.2% |
▌食品業のIPO実績
(食料品や水産・農林業など)
| 食品 | 勝率 | 平均騰落率 | |||
|
|
|
(2026/3/25 現在)
食品業の直近IPO
| コード/銘柄 | 上場日 | 初値騰落率 |
|---|---|---|
| 409A オリオンビール | 2025/9/25 | +119.2 % |
| 250A シマダヤ | 2024/10/1 | -6.4 % |
| 2938 オカムラ食品工業 | 2023/9/27 | +52.6 % |
| 2937 サンクゼール | 2022/12/21 | +22.3 % |
| 2936 ベースフード | 2022/11/15 | +38.8 % |
食品のIPO騰落率分布
▌中小型のIPO実績
(中小型:供給額10~20億円未満のIPO)
| 中小型 | 勝率 | 平均騰落率 | |||
|
|
|
(2026/3/25 現在)
中小型の直近IPO
| コード/銘柄 | 上場日 | 初値騰落率 |
|---|---|---|
| 483A テラテクノロジー | 2025/12/23 | +38.9 % |
| 480A リブコンサル | 2025/12/25 | +40.0 % |
| 476A 辻・本郷IT | 2025/12/19 | +61.1 % |
| 462A ファンディーノ | 2025/12/5 | +42.4 % |
| 460A BRANU | 2025/12/1 | +68.9 % |
中小型のIPO騰落率分布
(データ引用:日本証券取引所 新規上場会社情報)