GO[ゴー](581A)のIPO情報と初値予想

 GO[ゴー](581A)東証グロースへの新規上場が承認されました。ここでは、GO[ゴー]のIPOに関する基本情報から投資分析AIによる初値予測など、詳細なデータをどこよりも早く公開します!!

0目次

  1. 企業の基本情報
    1. 企業概要(事業解説)
    2. 沿革(代表者)
    3. 財務データ(業績、売上内訳、比率分析)
    4. 株主の状況(現在の株式総数と株主構成)
  2. IPOの基本情報
    1. 公開株数(上場後の株式総数と株主構成)
    2. 幹事証券と抽選本数(引受株式、抽選割合)
    3. スケジュール
  3. IPOの評価と初値予想
    1. IPO所感(評価、抽選スタンス)
    2. 初値予想と結果(条件、初値予想、AI予測)
    3. 過去のIPO(類似案件、分類・規模別実績)

1企業の基本情報

企業概要 

 事業内容は、『配車システム提供等モビリティ関連事業』となっています。

会社名GO[ゴー](581A)
所在地東京都港区麻布台一丁目3番1号麻布台ヒルズ森JPタ
設立日1977年8月17日
従業員数602人
業種情報・通信業

【企業サイト】
GO[ゴー]公式サイト
https://goinc.jp/

事業解説
 タクシーアプリ『GO』は、2020年9月よりスタートしたNo.1タクシーアプリで(神奈川で「タクベル」として親しまれていた「MOV」と47都道府県に対応しタクシーの車種まで指定できる「JapanTaxi」が統合)、タクシー車両とのリアルタイムな位置情報連携とAIを活用した高度なマッチング技術によって、より「早く乗れる」体験を追求。『GO』が利用可能なタクシー台数は全国で約85,000台、アプリの累計ダウンロード数は3,500万DL。
GO[ゴー]の事業説明
(画像:GO[ゴー]HP

沿革 

GO[ゴー]のトップメッセージ

代表取締役社長 中島 宏

 私たちは、これまでタクシーアプリ『GO』を中心に展開していき、タクシーをはじめとしたモビリティ産業をアップデートしてきました。しかし、私たちが目指しているものは大きな進化です。モビリティだけではなく、人々の移動に関わるものを軸に社会をもっと良いものにしていきたいと考えています。

(引用:GO[ゴー]HP
1977年8月
日本交通㈱のシステム受託開発を目的とする子会社として、㈱日交計算センターを設立
1992年1月
㈱日交データサービスに商号変更
2011年1月
日本初のタクシーアプリ『日本交通タクシー配車』を提供開始
2011年12月
配車対象を全国の提携タクシー会社に拡大したタクシーアプリ『全国タクシー』を全国10エリアで提供開始
2015年8月
JapanTaxi㈱に商号変更
2015年10月
日本交通グループの再編に伴い、日本交通ホールディングス㈱の完全子会社となるグループ各社の株式保有・管理会社として日本交通HD㈱が設立されたことに伴い、従来の親会社であった日本交通㈱とは兄弟会社の関係に移行
2016年6月
広告サービスにおいて、㈱フリークアウト(現㈱フリークアウト・HD)との合弁会社、㈱IRISを設立
2018年4月
㈱ディー・エヌ・エーが次世代タクシーアプリ『タクベル』を神奈川エリアで提供開始
2018年9月
『全国タクシー』から『JapanTaxi』へリニューアル
2018年12月
『タクベル』から『MOV』へリニューアル(㈱ディー・エヌ・エー)
2020年4月
㈱ディー・エヌ・エーのタクシーアプリ関連事業(タクシーアプリ『MOV』、AIを活用した事故削減サービス『DRIVE CHART』及び道路情報自動差分抽出事業『KUU』)と事業統合し、㈱Mobility Technologiesに商号変更
2020年9月
首都圏、京阪神を中心とした全国11エリアでタクシーアプリ『GO』を提供開始
2021年2月
本社を東京都千代田区紀尾井町から東京都港区六本木へ移転
2021年10月
法人向けサービス『GO BUSINESS』を提供開始
2022年6月
愛のタクシーチケット㈱の株式を取得し連結子会社化
2022年7月
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による「グリーンイノベーション基金事業/スマートモビリティ社会の構築」(GI基金事業)に採択される
2023年2月
デジタルタクシーチケット『GOチケット』の提供を開始
2023年4月
GO㈱に商号変更
2023年11月
本社を東京都港区麻布台へ移転
2023年12月
ドライバー向け求人サイト『GOジョブ』をリリースし、人材紹介プラットフォーム事業を開始
2024年6月
EV充電サービス『GO Charge』の提供開始
2024年12月
タクシー相乗りサービス『GOエコノミー』の運行開始 東京における自動運転技術導入に向けた実証実験の実施を目的として、米国Waymo社と日本交通㈱との戦略的パートナーシップを締結
2025年7月
㈱MOMO A(配送取次業、貨物軽自動車運送事業等)の株式を取得し連結子会社化
2025年8月
スマートドライビング事業を分社化しGOドライブ㈱を設立、持分法適用会社化
2025年9月
採用支援事業を分社化しGOジョブ㈱を設立、持分法適用会社化

財務データ 

 2025年5月期の事業売上は314億円で、構成比はセグメント別に、アプリ配車43.3%タクシー関連43.3%その他13.4%となっています。

 前期(25.5)はGO事業において過去最高の実車数を記録したほか、1実車当たり平均売上高も向上し、前期比で売上は31%増最終は20億円で着地しました。

 今期(26.5)はタクシーアプリユーザーの安定的な増加に加え、アプリ手配料値上げによる1実車当たり平均売上高の上昇、㈱MOMO Aの連結子会社化などにより、売上は30%増最終は64億円を見込んでいます。1株利益は82.39円配当は0円予想としています。

▌主要な経営指標等の推移

決算期2021/52022/52023/52024/52025/5
売上高5184145240314
経常益△123△109△84△2026
最終益△137△111△87△3320
純資産179143156150175
総資産251278373467571
※単位は億円、24.5から連結決算

▌セグメント別の売上内訳(2025.5)

▌BPS(1株純資産) / EPS(1株利益)の推移

※株式分割/併合がある場合は遡及し算定。

▌比率分析

 企業の『収益力』や『安全性』を上場している情報・通信業585社の中央値と比較すると、収益力は自己資本利益率 が11.4%など、平均的な数値となっています。

 また、安全性の観点から資産負債構成を見ると、流動比率が146.1%となっており、やや厳しい状態といえます。

貸借対照表 B/S損益計算書 P/L
総資産 571 億円売上高 314 億円

流動資産
固定資産
流動負債
固定負債
純資産
売上原価
販管費
営業利益
売上高
営業損失
収益性指標
売上高営業利益率 = 8.7(μ:6.5 Me:8.1
総資本営業利益率 = 4.8(μ:6.6 Me:7.5
自己資本利益率 = 11.4(μ:-11.8 Me:10.1
安全性指標
流動比率「流動資産 ÷ 流動負債」で計算され、企業の短期的な財務安全性(支払い能力)を測定する指標。 = 146.1(μ:328.5 Me:258.5
固定比率「固定資産 ÷ 純資産」で計算され、長期間に活用される固定資産がどれだけ純資産で調達されているかを測定する指標。一般的には100%以下が目安とされる。 = 18(μ:110.4 Me:42.2
自己資本比率「自己資本 ÷ 総資本」で計算され、企業の中長期的な財務安全性を測定する指標。100%は無借金経営。 = 30.7(μ:59.7 Me:62.5
成長性指標
売上高成長率 = 30.8(μ:13.2 Me:8.9

※カッコ内の数値は情報・通信業(585社)の平均値(μ)及び中央値(Me)です。

株主の状況 

 現在の発行済株式総数は86,286千株で、株式保有割合は、その他46.4%関係会社46.4%経営陣7.3%となっています。

 株式保有は安定株主が占めているため、初値や上場後の株価形成に際し、大きな懸念はありません。また、主要株主にロックアップが入っているのは安心材料になります。

株主名持株比率ロックアップ
日本交通ホールディングス㈱23.20%360日
㈱ディー・エヌ・エー23.20%180日
㈱NTTドコモ16.50%180日
トヨタ自動車㈱5.80%180日
グローバルグロースホールディングスツー(同)5.70%180日
あいおいニッセイ同和損害保険㈱5.60%180日
中島 宏(社長)2.60%180日
川鍋 一朗2.20%180日
㈱SMBC信託銀行2.00%
KDDI㈱1.70%
上記以外11.50%
(LPS:投資事業有限責任組合)

▌現在の株式総数と株主構成

株式総数 86,286千株(2026年5月14日現在)

?

7.346.446.4
6,267.9 千株40,000 千株40,018.5 千株– 千株
※新株予約権による潜在株式(8,606.8千株)を含む。

2IPOの基本情報

公開株数 

 今回のIPOでは募集株式の全てが売出し株式で、主にその他(NTTドコモ、トヨタ自動車など)、関係会社(ディー・エヌ・エー)の株式放出によるものです。初値形成にはかなりネガティブといえます。

 上場する株式の時価総額は1,825.5億円で、今回募集する株式は上場時発行済株式の42.8%分に相当します。募集株式に対する投資家の資金供給額は951.3億円で、IPOとしては中大型以上の案件になります。

公募株資金調達などを目的に企業が新たに投資家を募集する株式。0 株
内訳(新規発行) 公募株のうち、上場により新たに発行する株式。0 株
(自己株式) 公募株のうち、自社で保有する自社株式。0 株
売出株既存株主が売り出す株式。40,482,900 株
内訳(買取引受) 売出株のうち、証券会社が株主から買い取って投資家に販売する分。36,936,900 株
(OA) 売出株のうち、公募・売出しの数量を超える需要があった場合、証券会社が対象企業の大株主等から一時的に株券を借りて、公募・売出しと同一条件で追加的に投資家に販売する分。公募・売出し数量の15%が上限。3,546,000 株
公開株新たに証券取引所に上場される企業の株式。OA分の株式を含む上場される株式の上限。40,482,900 株
※売出しは国内12.6百万株及び海外24.2百万株を目処。

(IPO指標)

  時価総額 上場時の想定時価総額。上場時の発行済み株式数と想定価格から算出。  資金調達 IPOにより企業が新たに調達する資金額。公募株数と想定価格から算出。資金調達額が大きいほど事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。 OR オファリング・レシオ(OR)。発行済み株式数のどの程度を株式市場に放出するかを示す指標。一般的にORが低いほど株式の「レア度」が高まり、初値が高くなりやすい。20~30%が平均値。  公募比率 公募・売出し総株数に占める公募株の割合(OR分除く)。公募比率が高いほどIPOが事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。
1,825.5 億円 億円47.60
※時価総額と資金調達額は「想定価格」より算出。

▌上場後の株式総数と株主構成

???

7.327.722.342.8
※新株予約権による潜在株式(8,606.8千株)を含む。

幹事証券と抽選本数 

 今回のIPOでは野村證券が主幹事となっており、割当株数の8%程度が個人向け抽選に配分されると予想されます。

▌幹事証券の引受株式数

証券会社割当率割当株数
野村證券(主幹事)-%-株
ゴールドマン・サックス証券-%-株
BofA証券-%-株
大和証券-%-株
三菱UFJMS証券-%-株
SBI証券-%-株
SMBC日興証券-%-株
みずほ証券-%-株
岩井コスモ証券-%-株
合計100%-株

委託販売による取扱株数(予想)

証券会社委託元取扱株数
CONNECT大和-株
三菱UFJ eスマート証券三菱-株
※取扱株数は過去実績を元に推定。

▌IPOの抽選割合と当選本数(予測)

8%
個人-本
抽選
裁量
18%
個人-本
抽選
裁量
9%
個人-本
抽選
裁量
45%
個人-本
抽選
裁量
13%
個人-本
抽選
裁量
11%
個人-本
抽選
裁量
11%
個人-本
抽選
裁量
100%
個人-本
抽選
裁量
100%
個人-本
抽選
裁量
※抽選割合は過去実績を元に推定。1本=1単元。

スケジュール 

上場承認日5月14日(木)
抽選申込期間6月2日(火)~6月5日(金)
当選発表日6月8日(月)
購入申込期間6月9日(火)~6月12日(金)
上場日6月16日(火)
※証券会社によってスケジュールは異なります。
SUNMONTUEWEDTHUFRISAT
524525526527528529530
531616263646566
676869610611612613
614615616617618619620
621622623624625626627

( 抽選申込 当選発表 購入申込 上場日 )

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Rating
IPOの評価と初値予想

▌注目度・業績評価

 マッチング・プラットフォーム関連のIPOは比較的人気が集まりやすく、また、タクシー配車アプリ『GO』の知名度も高いことから、注目度はかなり高そうです。ここ数年で売上は着実に伸びており、直近で黒字転換も達成していることから、事業の見通しは明るいです。

▌需給・価格評価

 IPOとしては大型案件で、株主には大手事業会社がずらりと並んでおり、ロックアップは入っているものの、募集株式が多く、想定価格も高めのことから、需給はやや不安です。また、募集株式の全てが売出しになるのもマイナス材料です。今期(26.5)利益予想によるPERは28.5倍と業種平均39.2倍(情報通信・グロース)と比較してやや割安な水準です。

▌IPO抽選へのスタンス

 今回のIPOは初値が公開価格を上回る可能性が高いため、IPO抽選には当選を狙って『参加』したいところです。

期待度評価点
 7.0 /15点
4以上 積極参加 2~3 参加 1 不参加

《IPOの評価指標》

 供給額 投資家がIPOで吸収する金額。公開株数(公募+売出)と想定価格から算出。小さいほど初値は上昇しやすい。 成長率 直近の売上高成長率(売上高の前年比)。下段は情報・通信業(全市場)における成長率の中央値。 ROE 直近の自己資本利益率(=最終益/純資産)。下段は情報・通信業(全市場)におけるROEの中央値。 PER 想定価格を基準にした株価収益率。下段は情報・通信業(グロース)の単純PER(26.4末時点)。 PBR 想定価格を基準にした株価純資産倍率。純資産はIPOによる増資分を含む。下段は情報・通信業(グロース)の単純PBR(26.4末時点)。
951.3 億円30.811.491.410.4
情報・通信8.910.139.23.0
※実績値で計算、下段は業種別の数値(成長率とROEは中央値)。
aaa

初値予想と結果 

 上記のIPO評価を踏まえた上で、初値は想定価格2,350円から+450円(+19.1%)高い2,800円と予想します。なお、AI予測値は3,120円となっており、これより低い弱気の予想としています。

初値予想
(想定価格比)
2,800円(5/22予想)
+450円 / +19.1%
想定価格正式には想定発行価格。企業の成長戦略や業績、類似企業の株価などを参考に、発行企業と主幹事証券によって設定される。公開価格を決定していくプロセスの目安となる。2,350円
仮条件公開価格がブックビルディング方式で決められる際、引受証券会社があらかじめ提示する価格帯。機関投資家や他の幹事証券会社等のヒアリング結果を勘案し、主幹事証券と発行企業によって決定される。-円 ~ -円
公開価格株式を新規に公開した際の公募・売り出し価格。-円
初値 証券取引所に上場後、最初に取引が成立した値段。
(公開価格比)
-円
(-円 / -%)

▌AIの予測値(5/22計算)

AI予測3,120円AI予測の詳細

▌初値騰落率の目安

+19.1+32.8+88.4+15.6
(想定価格比)(想定価格比)マッチング中大型以上

過去のIPO 

 最後に過去の類似IPOの状況ですが、直近では22年12月に上場したRebase(5138)の初値騰落率は+130.4%でした。

 今回のIPOと同じマッチングPF関連に分類されるIPOは2007年以降26件で、初値が公開価格を上回った割合(勝率)は92.3%、初値騰落率の平均は+88.4%(中央値+70.5%)となっています。

 また、今回と同じ中大型以上のIPOは2017年以降168件で、勝率は54.8%、初値騰落率の平均は+15.6%(中央値+2.2%)となっています。

▌類似案件のIPO実績

銘柄名騰落率 %供給額成長率 %ROE %
Rebase+130.4%8.787.0%33.9%
CaSy+48.2%3.319.7%-244.9%

▌マッチングPFのIPO実績
(マッチングプラットフォームの運営事業)

マッチング勝率平均騰落率
26
(2007年以降)
92.3
(24件 / 26件)
+88.4
(Me:+70.5 %)

(2026/5/22 現在)

マッチングPFの直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
554A バトンズ2026/4/21+153.6
479A PRONI2025/12/24+7.1
462A ファンディーノ2025/12/5+42.4
460A BRANU2025/12/1+68.9
418A ウリドキ2025/10/7+7.5

マッチングのIPO騰落率分布

▌中大型以上のIPO実績
(中大型以上:供給額50億円以上のIPO)

中大型以上勝率平均騰落率
168
(2017年以降)
54.8
(92件 / 168件)
+15.6
(Me:+2.2 %)

(2026/5/22 現在)

中大型以上の直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
523A セイワHD2026/3/27-2.4
505A ギークリー2026/2/27-7.5
504A イノバセル2026/2/24-7.6
485A パワーエックス2025/12/19-7.4
472A ミラティブ2025/12/18-12.7

中大型以上のIPO騰落率分布

(データ引用:日本証券取引所 新規上場会社情報















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