IPO初値予想:Arent(5254)【3/23更新】
- 2023/3/23
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Arent(5254)の東証グロースへの新規上場が承認されました。ここでは、ArentのIPOに関する基本情報から投資分析、AIによる初値予測など、詳細なデータをどこよりも早く公開します!!
1企業の基本情報
企業概要
会社名 | Arent(5254) |
---|---|
所在地 | 東京都中央区八丁堀二丁目10番7号 |
従業員数 | 59人 |
業種 | 情報・通信業 |
事業概要 | 建設DXのコンサルティング、システム開発、システム販売など |
【企業サイト】
https://arent.co.jp/
沿革
代表取締役社長 鴨林 広軌
2015年にコンサルティングとシステム開発を手掛けるアストロテックにジョインしました。その後、「プラント設計の自動化」というまったく毛色が異なる依頼を契機に、当時私が代表を務めていたアストロテックと佐海のCFlatを合併、それが、Arentのはじまりです。
財務データ
▌主要な経営指標等の推移
決算期 | 2018/6 | 2019/6 | 2020/6 | 2021/6 | 2022/6 |
---|---|---|---|---|---|
売上高 | 42 | 249 | 762 | 722 | 1,012 |
経常益 | 3 | 126 | 376 | 45 | 15 |
最終益 | 3 | 79 | 251 | △20 | △48 |
純資産 | 16 | 128 | 383 | 842 | 1,991 |
総資産 | 21 | 220 | 1,118 | 2,179 | 3,063 |
▌サービス別の売上内訳(2022.6)
▌BPS(1株純資産) / EPS(1株利益)の推移
株主の状況
株主名 | 持株比率 | ロックアップ |
---|---|---|
鴨林 広軌(社長) | 39.98% | 180日 |
梅林 真如 | 11.65% | 180日 |
SBI4&5LPS | 7.59% | 180日 |
佐海 文隆 | 7.29% | 180日 |
大北 尚永 | 6.63% | 180日 |
中川 高志 | 6.63% | 180日 |
丸山 篤史 | 6.63% | 180日 |
SBI4&5LPS2号 | 2.01% | 継続保有 |
合同会社J&TC Frontier | 1.87% | 180日 |
清水 利恭 | 1.53% | 180日 |
上記以外 | 8.19% |
▌現在の株式総数と株主構成
株式総数:6,311.6 千株(2023年2月20日現在)
47.1 % | – % | 40.1 % | 12.8 % |
2,972.7 千株 | – 千株 | 2,533 千株 | 806 千株 |
2IPOの基本情報
スケジュール
上場承認日 | 2月20日(月) |
---|---|
抽選申込期間 | 3月9日(木)~3月15日(水) |
当選発表日 | 3月16日(木) |
購入申込期間 | 3月17日(金)~3月23日(木) |
上場日 | 3月28日(火) |
SUN | MON | TUE | WED | THU | FRI | SAT |
---|---|---|---|---|---|---|
226 | 227 | 228 | 31 | 32 | 33 | 34 |
35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 310 | 311 |
312 | 313 | 314 | 315 | 316 | 317 | 318 |
319 | 320 | 321 | 322 | 323 | 324 | 325 |
326 | 327 | 328 | 329 | 330 | 331 | 41 |
( 抽選申込 当選発表 購入申込 上場日 )
公開株数
公募株 ?資金調達などを目的に企業が新たに投資家を募集する株式。 | 700,000 株 | |
---|---|---|
内訳 | (新規発行) ?公募株のうち、上場により新たに発行する株式。 | 420,800 株 |
(自己株式) ?公募株のうち、自社で保有する自社株式。 | 279,200 株 | |
売出株 ?既存株主が売り出す株式。 | 795,000 株 | |
内訳 | (買取引受) ?売出株のうち、証券会社が株主から買い取って投資家に販売する分。 | 600,000 株 |
(OA) ?売出株のうち、公募・売出しの数量を超える需要があった場合、証券会社が対象企業の大株主等から一時的に株券を借りて、公募・売出しと同一条件で追加的に投資家に販売する分。公募・売出し数量の15%が上限。 | 195,000 株 | |
公開株 ?新たに証券取引所に上場される企業の株式。OA分の株式を含む上場される株式の上限。 | 1,495,000 株 |
(IPO指標)
時価総額 ?上場時の想定時価総額。上場時の発行済み株式数と想定価格から算出。 | 資金調達 ?IPOにより企業が新たに調達する資金額。公募株数と想定価格から算出。資金調達額が大きいほど事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。 | OR ?オファリング・レシオ(OR)。発行済み株式数のどの程度を株式市場に放出するかを示す指標。一般的にORが低いほど株式の「レア度」が高まり、初値が高くなりやすい。20~30%が平均値。 | 公募比率 ?公募・売出し総株数に占める公募株の割合(OR分除く)。公募比率が高いほどIPOが事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。 |
---|---|---|---|
105.4 億円 | 12.3 億円 | 21.6 % | 53.8 % |
▌上場後の株式総数と株主構成
40.6 % | – % | 28.1 % | 12.0 % | 19.3 % |
幹事証券と抽選本数
▌幹事証券の引受株式数
証券会社 | 割当率 | 割当株数 |
---|---|---|
みずほ証券(主幹事) | 86.96% | 1,170,100株 |
SBI証券 | 6.96% | 93,600株 |
野村證券 | 4.35% | 58,500株 |
楽天証券 | 0.87% | 11,700株 |
岩井コスモ証券 | 0.43% | 5,800株 |
岡三証券 | 0.43% | 5,800株 |
合計 | 100% | 1,345,500株 |
★ 委託販売による取扱株数(予想)
証券会社 | 委託元 | 取扱株数 |
---|---|---|
岡三オンライン | 岡三 | 300株 |
▌IPOの抽選割合と当選本数(予測)
個人 | 8,191本 |
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抽選 | 901本 |
裁量 | 7,290本 |
個人 | 749本 |
---|---|
抽選 | 374本 |
裁量 | 375本 |
個人 | 468本 |
---|---|
抽選 | 51本 |
裁量 | 417本 |
個人 | 117本 |
---|---|
抽選 | 117本 |
裁量 | –本 |
個人 | 58本 |
---|---|
抽選 | 6本 |
裁量 | 52本 |
個人 | 46本 |
---|---|
抽選 | 5本 |
裁量 | 41本 |
個人 | 3本 |
---|---|
抽選 | 3本 |
裁量 | –本 |
RatingIPOの評価と初値予想
期待度 | 評価点 |
---|---|
7.0 /15点 |
▌注目度・業績評価
システム開発関連のIPOは比較的人気が集まりやすく、注目度はまずまず。前期(22.6)はプロダクト共創開発における受託の受注が堅調に推移し、前期比で売上は40%増も、持分法による投資損失の増加で最終は48百万円の損失。今期(23.6)は建設業界からの大型開発の受注や空間自動設計システムの販売が好調で、売上は84.6%増、最終益は2億円を見込む。
▌需給・価格評価
市場への供給額は26億円の中型案件で、株主にVCが入っているもののロックアップは厳しめで、需給に不安はない。今期の最終益予想に基づくPERは47.2倍(EPS:37円予想)と業種平均77倍と比較して割安な水準。
《IPOの評価指標》
供給額 ?投資家がIPOで吸収する金額。公開株数(公募+売出)と想定価格から算出。小さいほど初値は上昇しやすい。 | 成長率 ?直近の売上高成長率(売上高の前年比)。下段は情報・通信業(全市場)における成長率の中央値。 | ROE ?直近の自己資本利益率(=最終益/純資産)。下段は情報・通信業(全市場)におけるROEの中央値。 | PER ?想定価格を基準にした株価収益率。下段は情報・通信業(グロース)の単純PER(23.1末時点)。 | PBR ?想定価格を基準にした株価純資産倍率。純資産はIPOによる増資分を含む。下段は情報・通信業(グロース)の単純PBR(23.1末時点)。 |
---|---|---|---|---|
26.2 億円 | 40.2 % | -2.4 % | – 倍 | 3.4 倍 |
情報・通信 | 7.0 % | 11.1 % | 77.0 倍 | 4.4 倍 |
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初値予想と結果
初値予想 (想定価格比) | 1,500円(3/23予想) (+60円 / +4.2%) |
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想定価格 ?正式には想定発行価格。企業の成長戦略や業績、類似企業の株価などを参考に、発行企業と主幹事証券によって設定される。公開価格を決定していくプロセスの目安となる。 | 1,750円 |
仮条件 ?公開価格がブックビルディング方式で決められる際、引受証券会社があらかじめ提示する価格帯。機関投資家や他の幹事証券会社等のヒアリング結果を勘案し、主幹事証券と発行企業によって決定される。 | 1,140円 ~ 1,440円 |
公開価格 ?株式を新規に公開した際の公募・売り出し価格。 | 1,440円 |
初値 ?証券取引所に上場後、最初に取引が成立した値段。 (公開価格比) | 1,802円 (+362円 / +25.1%) |
過去のIPO実績
▌類似案件のIPO実績
銘柄名 | 騰落率 % | 供給額 億 | 成長率 % | ROE % |
---|---|---|---|---|
eWeLL | +130.0% | 23.1 | 50.8% | 67.5% |
ジャパニアス | +97.1% | 12.6 | 8.6% | 14.1% |
JBS | +20.2% | 39.8 | 10.0% | 12.0% |
▌システム開発のIPO実績
(システムの受託開発や役務提供など)
シス開発 | 勝率 | 平均騰落率 | |||
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(2023/3/23 現在)
システム開発の直近IPO
コード/銘柄 | 上場日 | 初値騰落率 |
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5250 プライムスト | 2023/2/22 | +125.2 % |
5248 テクノロジーズ | 2023/1/26 | +265.0 % |
5247 BTM | 2022/12/27 | +41.2 % |
5129 FIXER | 2022/10/6 | +36.0 % |
5039 キットアライブ | 2022/9/28 | +18.2 % |
シス開発のIPO騰落率分布
▌中型のIPO実績
(中型:供給額20~50億円未満のIPO)
中型 | 勝率 | 平均騰落率 | |||
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(2023/3/23 現在)
中型の直近IPO
コード/銘柄 | 上場日 | 初値騰落率 |
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7120 SHINKO | 2023/3/22 | +2.3 % |
2937 サンクゼール | 2022/12/21 | +22.3 % |
5139 オープンワーク | 2022/12/16 | +11.1 % |
7114 フーディソン | 2022/12/16 | ±0.0 % |
5137 スマートドライブ | 2022/12/15 | +23.5 % |
中型のIPO騰落率分布