IPO初値予想:アイズ(5242)【12/14更新】

 アイズ(5242)の東証グロースへの新規上場が承認されました。ここでは、アイズのIPOに関する基本情報から投資分析AIによる初値予測など、詳細なデータをどこよりも早く公開します!!

1企業の基本情報

企業概要 

会社名アイズ(5242)
所在地東京都渋谷区渋谷三丁目12番22号
従業員数54人
業種情報・通信業
事業概要広告業界に特化したプラットフォーム『メディアレーダー』、クチコミマーケティングのプラットフォーム『トラミー』などのサービスの提供

【企業サイト】

https://www.eyez.jp/

事業メモ
 「メディアレーダー」は広告・マーケティングに携わる人(会員)向けに広告・マーケティングに関する情報を発信する一方で、会員情報を見込み顧客として掲載社へ提供する。「トラミー」はSNSを利用する20~40代の一般女性を中心とした約12万人の会員を保有し、クライアントの商品やサービスをトラミー会員が体験し、体験した会員自身が利用するSNS上でクチコミ・レビューを公開(情報発信)するサービス。

沿革 

代表取締役社長 福島 範幸

 創業時はクチコミを仕掛けるサービス「トラミー」から始めましたが、その後も「メディアレーダー」「ウィークル」「クラウドレーダー」「グローバルレーダー」「ママプレス」「トラマガ」「マーケブック」など、次々と新サービスを立ち上げています。

2007年2月
東京都渋谷区に㈱アイズを設立(資本金8,000千円)
2007年4月
クチコミマーケティングのプラットフォーム「レビューブログ(現トラミー)」サービスを開始
2007年12月
Google LLC「Google AdWords」の代理販売開始
2009年10月
ヤフー㈱「Yahoo!プロモーション広告」の正規代理店に認定
2011年10月
本社を東京都渋谷区内で移転
2013年8月
パークフィールド㈱より「メディアレーダー」を無償で事業譲受
2014年1月
メディアレーダー「リード獲得機能」を付加し、サービス提供を開始
2014年12月
本社を東京都渋谷区内で移転
2016年7月
アクティビティのプラットフォーム「ウィークル」サービス提供開始
2016年8月
クラウドサービスのプラットフォーム「クラウドレーダー」サービス提供開始
2017年8月
Twitter Japan㈱「Twitter広告」の認定代理店に認定
2020年5月
メディアレーダー「セミナー集客機能」の提供を開始
2020年10月
ブログに限らずSNS案件の販売を強化するため「レビューブログ」から「トラミー」へリニューアル 女性向け情報メディア「トラマガ」サービス提供開始
2021年3月
メディアレーダー主催の「オンラインセミナーイベント」を開始 メディアレーダー「リード入札機能」の提供を開始
2021年5月
本社を東京都渋谷区内で移転
2022年10月
メディアレーダー「一括ダウンロード機能」の提供を開始 メディアレーダー「動画掲載機能」の提供を開始

財務データ 

▌主要な経営指標等の推移

決算期2017/122018/122019/122020/122021/12
売上高280325360456605
経常益706410412176
最終益26△65437847
純資産△13△78△354391
総資産256287304409469
※単位は百万円、単体決算

▌サービス別の売上内訳(2021.12)

▌BPS(1株純資産) / EPS(1株利益)の推移

※株式分割/併合がある場合は遡及し算定。

株主の状況 

株主名持株比率ロックアップ
合同会社シエル45.48%180日
福島 範幸(社長)24.74%180日
牧田 伸一14.78%180日
三谷 翔一9.51%180日
安部 浩生1.05%継続保有
君島 佑介0.91%継続保有
光清 拓也0.73%継続保有
谷津 雄大0.59%継続保有
今村 武史0.41%180日
小池 祐太0.27%継続保有
上記以外1.53% 
(LPS:投資事業有限責任組合)

▌現在の株式総数と株主構成

株式総数:879.5 千株(2022年11月17日現在)

?

80.119.9
704.8 千株– 千株174.7 千株– 千株
※新株予約権による潜在株式(79.5千株)を含む。

2IPOの基本情報

スケジュール 

上場承認日11月17日(木)
抽選申込期間12月6日(火)~12月12日(月)
当選発表日12月13日(火)
購入申込期間12月14日(水)~12月19日(月)
上場日12月21日(水)
※証券会社によってスケジュールは異なります。
SUNMONTUEWEDTHUFRISAT
1127112811291130121122123
1241251261271281291210
1211121212131214121512161217
1218121912201221122212231224
1225122612271228122912301231

( 抽選申込 当選発表 購入申込 上場日 )

公開株数 

公募株資金調達などを目的に企業が新たに投資家を募集する株式。150,000 株
内訳(新規発行) 公募株のうち、上場により新たに発行する株式。150,000 株
(自己株式) 公募株のうち、自社で保有する自社株式。0 株
売出株既存株主が売り出す株式。287,000 株
内訳(買取引受) 売出株のうち、証券会社が株主から買い取って投資家に販売する分。230,000 株
(OA) 売出株のうち、公募・売出しの数量を超える需要があった場合、証券会社が対象企業の大株主等から一時的に株券を借りて、公募・売出しと同一条件で追加的に投資家に販売する分。公募・売出し数量の15%が上限。57,000 株
公開株新たに証券取引所に上場される企業の株式。OA分の株式を含む上場される株式の上限。437,000 株

(IPO指標)

  時価総額 上場時の想定時価総額。上場時の発行済み株式数と想定価格から算出。  資金調達 IPOにより企業が新たに調達する資金額。公募株数と想定価格から算出。資金調達額が大きいほど事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。 OR オファリング・レシオ(OR)。発行済み株式数のどの程度を株式市場に放出するかを示す指標。一般的にORが低いほど株式の「レア度」が高まり、初値が高くなりやすい。20~30%が平均値。  公募比率 公募・売出し総株数に占める公募株の割合(OR分除く)。公募比率が高いほどIPOが事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。
19.2 億円3 億円4039.5
※時価総額と資金調達額は「想定価格」より算出。

▌上場後の株式総数と株主構成

???

51.911.136.9
※新株予約権による潜在株式(79.5千株)を含む。

幹事証券と抽選本数 

▌幹事証券の引受株式数

証券会社割当率割当株数
SBI証券(主幹事)91.30%399,000株
みずほ証券4.35%19,000株
あかつき証券0.87%3,800株
東洋証券0.87%3,800株
松井証券0.87%3,800株
マネックス証券0.87%3,800株
岩井コスモ証券0.87%3,800株
合計100%437,000株

委託販売による取扱株数(予想)

証券会社委託元取扱株数
SBIネオトレード証券SBI500株
※取扱株数は過去実績を元に推定。

▌IPOの抽選割合と当選本数(予測)

37%
個人2,913本
抽選1,456
裁量1,457
10%
個人152本
抽選20
裁量132
100%
個人38本
抽選38
裁量
100%
個人38本
抽選38
裁量
10%
個人38本
抽選4
裁量34
100%
個人5本
抽選5
裁量
※抽選割合は過去実績を元に推定。1本=1単元。

star_half
Rating
IPOの評価と初値予想

期待度評価点
 9.5 /15点
4以上 積極参加 2~3 参加 1 不参加

▌注目度・業績評価
 広告・プロモーション関連のIPOは比較的人気化しやすく、注目度はまずまず。前期(21.12)はメディアレーダー主催の「セミナーイベント」の開催やトラミーの新規顧客獲得が順調で、前期比で売上は32.8%増も、広告宣伝費がかさみ最終益は39.9%減。今期(22.12)もメディアレーダー及びトラミーの需要は拡大傾向で、3Q累計で売上は前期を上回り、最終益も前期を大幅に上回る水準で推移。

▌需給・価格評価
 市場への供給額は10億円未満の小型案件で、株主には安定株主しかおらず、需給面から初値上昇に期待。時価総額が小さく、オファリングレシオ(OR)も高いため、値動きが大きくなりやすい。

《IPOの評価指標》

  供給額 投資家がIPOで吸収する金額。公開株数(公募+売出)と想定価格から算出。小さいほど初値は上昇しやすい。  成長率 直近の売上高成長率(売上高の前年比)。下段は情報・通信業(全市場)における成長率の中央値。 ROE 直近の自己資本利益率(=最終益/純資産)。下段は情報・通信業(全市場)におけるROEの中央値。 PER 想定価格を基準にした株価収益率。下段は情報・通信業(グロース)の単純PER(22.10末時点)。 PBR 想定価格を基準にした株価純資産倍率。純資産はIPOによる増資分を含む。下段は情報・通信業(グロース)の単純PBR(22.10末時点)。
8.8 億円32.751.640.55.3
情報・通信7.011.161.14.5
※下段は業種別の数値(成長率とROEは中央値)。
aaa

初値予想と結果 

初値予想
(想定価格比)
3,800円(12/14予想)
+1,600円 / +72.7%
想定価格正式には想定発行価格。企業の成長戦略や業績、類似企業の株価などを参考に、発行企業と主幹事証券によって設定される。公開価格を決定していくプロセスの目安となる。2,020円
仮条件公開価格がブックビルディング方式で決められる際、引受証券会社があらかじめ提示する価格帯。機関投資家や他の幹事証券会社等のヒアリング結果を勘案し、主幹事証券と発行企業によって決定される。2,020円 ~ 2,200円
公開価格株式を新規に公開した際の公募・売り出し価格。2,200円
初値 証券取引所に上場後、最初に取引が成立した値段。
(公開価格比)
5,160円
+2,960円 / +134.5%

▌AIの予測値(12/14更新)

5,370円AI予測の詳細

▌初値騰落率の目安

+72.7+144.1+120.1+132.5
(公開価格比)(公開価格比)マーケティ小型


過去のIPO実績 

▌類似案件のIPO実績

銘柄名騰落率 %供給額成長率 %ROE %
TORICO+47.6%3.257.2%36.9%
まぐまぐ+319.8%5.414.2%19.0%
Amazia+33.0%4.3200.8%-14.9%
インティメート・+110.5%6.920.5%7.9%
サイバー・バズ+73.9%13.719.7%15.6%

▌マーケティングのIPO実績
(広告やプロモーションなどマーケティング)

マーケティ勝率平均騰落率
47
(2007年以降)
89.4
(42件 / 47件)
+120.1
(Q2:+110.5 %)

(2022/12/14 現在)

マーケティングの直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
9561 グラッドキューブ2022/9/28+56.3
9554 AViC2022/6/30+24.1
5031 モイ2022/4/27+91.9
9258 CS-C2021/12/24+19.3
9211 エフ・コード2021/12/24+197.0

マーケティのIPO騰落率分布


▌小型のIPO実績
(小型:供給額5~10億円未満のIPO)

小型勝率平均騰落率
160
(2016年以降)
95.0
(152件 / 160件)
+132.5
(Q2:+121.6 %)

(2022/12/14 現在)

小型の直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
9565 ウェルプレイドR2022/11/30+429.9
5136 tripla2022/11/25+102.5
5132 pluszero2022/10/28+130.6
5131 リンカーズ2022/10/26+67.7
9564 FCE2022/10/27+32.1

小型のIPO騰落率分布


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