IPO初値予想:グッピーズ(5127)【9/22更新】

 グッピーズ(5127)の東証グロースへの新規上場が承認されました。ここでは、グッピーズのIPOに関する基本情報から投資分析AIによる初値予測など、詳細なデータをどこよりも早く公開します!!

1企業の基本情報

企業概要 

会社名グッピーズ(5127)
所在地東京都新宿区西新宿六丁目14番1号
従業員数73人
業種情報・通信業
事業概要医療系求人サイトの運営、ヘルスケアアプリの運営

【企業サイト】

https://www.guppy.co.jp/

事業メモ
 人材サービス事業では、医療・介護・福祉業界に特化した求人サイトとして、中途転職者向けに求人情報を提供する「GUPPY求人」と新卒学生向けに就職情報を提供する「GUPPY新卒」を運営する。また、ヘルスケア事業では、スマートフォンを使った健康管理アプリ「グッピー ヘルスケア」を提供する。

沿革 

代表取締役 肥田 義光

 グッピーズは2000年に日本初の医療・介護に特化した求人サイトを立ち上げたことから始まりました。質の高いサービスを低料金でご利用できる求人サイトを運営しています。

2000年9月
東京都品川区にて㈱グッピーズを設立(資本金1,000万円)
2006年1月
本社を東京都新宿区に移転
2006年11月
資本金3,000万円に増資
2007年6月
大阪府大阪市北区に大阪オフィス開設
2009年5月
「閲覧課金型」料金システムを導入
2010年4月
新卒学生向け求人サイト「GUPPY就職(現:GUPPY新卒)」リリース
2015年9月
医療・介護・福祉の就職情報誌発行
2016年7月
大阪オフィスを本社へ統合
2016年11月
健康管理アプリ「グッピー ヘルスケア」リリース
2017年6月
「グッピー ヘルスケア」企業向けサービス開始
2017年8月
東京都新宿区に開発職拠点を開設
2019年3月
ISMSISO/IEC27001:2013/JISQ27001:2014取得 (注)
2019年4月
神奈川県小田原市での「小田原市 健幸ポイント事業」実証実験スタート
2019年7月
東京都と「ラジオ体操プロジェクト」で事業連携
2019年10月
健康保険組合連合会と業務提携
2020年4月
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため東京都と「“STAY HOME”家でできる『ラジオ体操キャンペーン』」で事業連携
2020年12月
開発職拠点を本社へ統合
2021年9月
新潟県と「にいがたヘルス&スポーツマイレージ事業」開始
2021年12月
デロイトトーマツグループ企業成長率ランキング「2021年日本テクノロジーFast50」受賞
2022年3月
経済産業省「健康経営優良法人2022(中小規模法人部門[ブライト500])に認定

財務データ 

▌主要な経営指標等の推移

決算期2017/82018/82019/82020/82021/8
売上高5605836979371,396
経常益△443945105305
最終益△2972577230
純資産201207233310540
総資産4915165747401,135
※単位は百万円、単体決算

▌セグメント別の売上内訳(2021.8)

▌BPS(1株純資産) / EPS(1株利益)の推移

※株式分割/併合がある場合は遡及し算定。

株主の状況 

株主名持株比率ロックアップ
肥田 義光(社長)67.69%180日
伊良皆 教弘12.79%180日
(有)グッピー9.03%180日
池田 勝彦1.67%180日
木村 仁士1.05%180日
清水 瞬1.05%180日
長内 尊司1.05%180日
金武 悟0.74%180日
阿部 洋0.60%180日
奥井 章仁0.50%180日
上記以外3.83% 
(LPS:投資事業有限責任組合)

▌現在の株式総数と株主構成

株式総数:3,324 千株(2022年8月26日現在)

?

81.118.9
2,695.5 千株– 千株628.5 千株– 千株
※新株予約権による潜在株式(324千株)を含む。

2IPOの基本情報

スケジュール 

上場承認日8月26日(金)
抽選申込期間9月13日(火)~9月20日(火)
当選発表日9月21日(水)
購入申込期間9月22日(木)~9月28日(水)
上場日9月30日(金)
※証券会社によってスケジュールは異なります。
SUNMONTUEWEDTHUFRISAT
949596979899910
911912913914915916917
918919920921922923924
925926927928929930101
102103104105106107108

( 抽選申込 当選発表 購入申込 上場日 )

公開株数 

公募株資金調達などを目的に企業が新たに投資家を募集する株式。400,000 株
内訳(新規発行) 公募株のうち、上場により新たに発行する株式。400,000 株
(自己株式) 公募株のうち、自社で保有する自社株式。0 株
売出株既存株主が売り出す株式。905,200 株
内訳(買取引受) 売出株のうち、証券会社が株主から買い取って投資家に販売する分。735,000 株
(OA) 売出株のうち、公募・売出しの数量を超える需要があった場合、証券会社が対象企業の大株主等から一時的に株券を借りて、公募・売出しと同一条件で追加的に投資家に販売する分。公募・売出し数量の15%が上限。170,200 株
公開株新たに証券取引所に上場される企業の株式。OA分の株式を含む上場される株式の上限。1,305,200 株

(IPO指標)

  時価総額 上場時の想定時価総額。上場時の発行済み株式数と想定価格から算出。  資金調達 IPOにより企業が新たに調達する資金額。公募株数と想定価格から算出。資金調達額が大きいほど事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。 OR オファリング・レシオ(OR)。発行済み株式数のどの程度を株式市場に放出するかを示す指標。一般的にORが低いほど株式の「レア度」が高まり、初値が高くなりやすい。20~30%が平均値。  公募比率 公募・売出し総株数に占める公募株の割合(OR分除く)。公募比率が高いほどIPOが事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。
45.9 億円5.4 億円33.435.2
※時価総額と資金調達額は「想定価格」より算出。

▌上場後の株式総数と株主構成

???

62.66.930.5
※新株予約権による潜在株式(324千株)を含む。

幹事証券と抽選本数 

▌幹事証券の引受株式数

証券会社割当率割当株数
SMBC日興証券(主幹事)91.32%1,178,300株
野村證券2.60%33,600株
東洋証券1.74%22,400株
SBI証券1.30%16,800株
岩井コスモ証券0.87%11,200株
東海東京証券0.87%11,200株
あかつき証券0.43%5,600株
マネックス証券0.43%5,600株
丸三証券0.43%5,600株
合計100%1,290,300株

▌IPOの抽選割合と当選本数(予測)

7%
個人7,423本
抽選817
裁量6,606
9%
個人269本
抽選30
裁量239
40%
個人134本
抽選67
裁量67
10%
個人112本
抽選11
裁量101
7%
個人73本
抽選7
裁量66
100%
個人56本
抽選56
裁量
※抽選割合は過去実績を元に推定。1本=1単元。

star_half
Rating
IPOの評価と初値予想

期待度評価点
 9.5 /15点
4以上 積極参加 2~3 参加 1 不参加

▌注目度・業績評価
 人材の流動性が高く、人材不足が懸念されている医療・介護・福祉業界に特化した求人サイトの運営は、事業の成長も期待でき、注目度はまずまず。前期(21.8)は人材不足の影響で特に中途転職の求人広告の掲載数が増加し、前期比で売上は49.1%増、最終益は3倍増と大幅な増収・増益を達成。今期(22.8)も合同就職説明会の開催や新卒向けの営業を強化するなどし、3Q累計で前期を上回る勢いで推移。

▌需給・価格評価
 市場への供給額は18億円の中小型案件で、株主にVCも入っておらずロックアップも厳しめなので、需給に不安はない。想定価格でPER20倍は割高感がなく、買いに安心感。

《IPOの評価指標》

  供給額 投資家がIPOで吸収する金額。公開株数(公募+売出)と想定価格から算出。小さいほど初値は上昇しやすい。  成長率 直近の売上高成長率(売上高の前年比)。下段は情報・通信業(全市場)における成長率の中央値。 ROE 直近の自己資本利益率(=最終益/純資産)。下段は情報・通信業(全市場)におけるROEの中央値。 PER 想定価格を基準にした株価収益率。下段は情報・通信業(グロース)の単純PER(22.7末時点)。 PBR 想定価格を基準にした株価純資産倍率。純資産はIPOによる増資分を含む。下段は情報・通信業(グロース)の単純PBR(22.7末時点)。
17.6 億円49.042.620.04.5
情報・通信7.011.159.84.2
※下段は業種別の数値(成長率とROEは中央値)。
aaa

初値予想と結果 

初値予想
(想定価格比)
2,300円(9/22予想)
+750円 / +48.4%
想定価格正式には想定発行価格。企業の成長戦略や業績、類似企業の株価などを参考に、発行企業と主幹事証券によって設定される。公開価格を決定していくプロセスの目安となる。1,350円
仮条件公開価格がブックビルディング方式で決められる際、引受証券会社があらかじめ提示する価格帯。機関投資家や他の幹事証券会社等のヒアリング結果を勘案し、主幹事証券と発行企業によって決定される。1,400円 ~ 1,550円
公開価格株式を新規に公開した際の公募・売り出し価格。1,550円
初値 証券取引所に上場後、最初に取引が成立した値段。
(公開価格比)
2,020円
+470円 / +30.3%

▌AIの予測値(9/22更新)

3,100円AI予測の詳細

▌初値騰落率の目安

+48.4+100.0+84.5+75.2
(公開価格比)(公開価格比)人材中小型


過去のIPO実績 

▌類似案件のIPO実績

銘柄名騰落率 %供給額成長率 %ROE %
セイファート-8.0%9.6-15.7%9.4%
スローガン+50.0%5.9-10.1%10.2%
ワンキャリア+19.6%27.139.7%57.1%
メディア総研+7.1%9.09.8%22.5%
コンフィデ+65.4%10.729.9%-96.3%

▌人材派遣・採用のIPO実績
(人材派遣、新卒・中途採用事業など)

人材勝率平均騰落率
47
(2007年以降)
80.9
(38件 / 47件)
+84.5
(Q2:+63.6 %)

(2022/9/22 現在)

人材派遣・採用の直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
9556 INTLOOP2022/7/8-10.0
9213 セイファート2022/2/4-8.0
9253 スローガン2021/11/25+50.0
4377 ワンキャリア2021/10/7+19.6
9242 メディア総研2021/9/2+7.1

人材のIPO騰落率分布


▌中小型のIPO実績
(中小型:供給額10~20億円未満のIPO)

中小型勝率平均騰落率
168
(2016年以降)
90.5
(152件 / 168件)
+75.2
(Q2:+60.6 %)

(2022/9/22 現在)

中小型の直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
9558 ジャパニアス2022/9/13+97.1
9554 AViC2022/6/30+24.1
2999 ホームポジ2022/6/23+3.3
4890 坪田ラボ2022/6/23-1.1
7386 JWS2022/6/23-9.8

中小型のIPO騰落率分布


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