IPO初値予想:ジャパニアス(9558)【9/7更新】

 ジャパニアス(9558)の東証グロースへの新規上場が承認されました。ここでは、ジャパニアスのIPOに関する基本情報から投資分析AIによる初値予測など、詳細なデータをどこよりも早く公開します!!

1企業の基本情報

企業概要 

会社名ジャパニアス(9558)
所在地神奈川県横浜市西区みなとみらい二丁目2番1号横浜ランドマークタワー18F
従業員数1259人
業種サービス業
事業概要先端エンジニアリング事業

【企業サイト】

https://jna.co.jp/

事業メモ
 IT・通信業界及びものづくり業界を中心とした顧客に対して、エンジニアの約9割が顧客企業先へ常駐して設計・開発プロジェクトに参画するオンサイト型開発支援とソフトウエアからハードウエアまでをワンストップで提供する受託開発を行う。2020年より、「AI」「IoT」「クラウド」をはじめとした先端テクノロジー領域にも参入。

沿革 

代表取締役会長兼社長 西川 三郎

 1999年に、製品を持たない『第二製造業』であると位置づけ、「日本のものづくりの明日を担う会社になりたい」という強い思いを込めて設立しました。当初、ハードウェア設計に特化したエンジニア派遣事業を主力事業としていましたが、広がる顧客のニーズに応えるため、現在ではIT領域にも進出し、事業の裾野を広げるとともに企業規模も拡大しています。

1999年12月
IT・通信業界及びものづくり業界へのオンサイト型開発支援を目的として神奈川県横浜市神奈川区に当社設立(資本金1,000万円)
2001年4月
神奈川県横浜市西区に本社を移転
2005年3月
現在地に本社を移転
2007年1月
資本金を2,000万円に増資
2007年8月
関西地区への事業拡大を目的として、大阪営業所(現 大阪事業所)を開設
2008年1月
受託開発業務の事業拡大を目的として、横浜開発センター(受託開発拠点)を開設
2013年6月
プライバシーマーク(※2)取得(第21000766 号)
2013年8月
エンジニアのスキル育成を目的としてテクノカレッジ(現在はAiPcollegeと統合)を開設
2015年7月
北関東地区における車載関連業務の事業拡大を目的として、宇都宮営業所(現 宇都宮事業所)を開設
2016年6月
九州地区への事業拡大を目的として、福岡営業所(現 福岡事業所)を開設
2016年9月
ISMS(※3)認証取得(ISO27001 / IS653164)
2017年3月
関東地区における車載関連業務の事業拡大を目的として、大宮営業所(現 大宮事業所)を開設
2018年1月
東北地区及び関西地区への事業拡大を目的として、仙台営業所(現 仙台オフィス)、京都オフィス(現在は大阪事業所と統合)を開設
2018年2月
東海地区における車載関連業務の事業拡大を目的として、名古屋営業所(現 名古屋事業所)を開設
2018年9月
関東地区におけるシステムインテグレーション及びネットワークインテグレーション業務の事業拡大を目的として、東京支社/新宿営業所(現 東京事業所)、AiPcollegeを開設
2019年4月
関西地区への事業拡大を目的として、神戸オフィス(現在は大阪事業所と統合)を開設
2020年3月
一般社団法人日本ディープラーニング協会(※4)(※5) 賛助会員 入会
2020年5月
先端テクノロジー領域の事業拡大を目的として、品川開発センター(現在は横浜開発センターと統合)(受託開発拠点)を開設
2022年4月
関東地区における事業拡大を目的として、渋谷オフィスを開設

財務データ 

▌主要な経営指標等の推移

決算期2017/112018/112019/112020/112021/11
売上高4,4285,2066,0556,6707,244
経常益396484291304363
最終益270371247236276
純資産1,4091,6561,8221,9331,956
総資産1,9602,5952,9683,2303,160
※単位は百万円、単体決算

▌セグメント別の売上内訳(2021.11)

▌BPS(1株純資産) / EPS(1株利益)の推移

※過去に株式分割や併合が行われている場合は遡及し算定。

株主の状況 

株主名持株比率ロックアップ
㈱ウェストリバー41.48%180日
西川 三郎(社長)38.68%180日
西川 香代子7.78%180日
松島 亮太4.19%180日
西川 明宏2.73%180日
西川 優2.70%180日
照屋 喜克0.06%継続保有
原澤 圭一0.05%継続保有
依田 和樹0.05%継続保有
森本 祥史0.04%継続保有
上記以外2.24% 
(LPS:投資事業有限責任組合)

▌現在の株式総数と株主構成

株式総数:4,097.6 千株(2022年8月9日現在)

?

82.018.0
3,359 千株– 千株738.6 千株– 千株
※新株予約権による潜在株式(97.6千株)を含む。

2IPOの基本情報

スケジュール 

上場承認日8月9日(火)
抽選申込期間8月29日(月)~9月2日(金)
当選発表日9月5日(月)
購入申込期間9月6日(火)~9月9日(金)
上場日9月13日(火)
※証券会社によってスケジュールが異なることがあります。
SUNMONTUEWEDTHUFRISAT
821822823824825826827
828829830831919293
949596979899910
911912913914915916917
918919920921922923924

( 抽選申込 当選発表 購入申込 上場日 )

公開株数 

公募株資金調達などを目的に企業が新たに投資家を募集する株式。200,000 株
内訳(新規発行) 公募株のうち、上場により新たに発行する株式。0 株
(自己株式) 公募株のうち、自社で保有する自社株式。200,000 株
売出株既存株主が売り出す株式。1,113,300 株
内訳(買取引受) 売出株のうち、証券会社が株主から買い取って投資家に販売する分。942,000 株
(OA) 売出株のうち、公募・売出しの数量を超える需要があった場合、証券会社が対象企業の大株主等から一時的に株券を借りて、公募・売出しと同一条件で追加的に投資家に販売する分。公募・売出し数量の15%が上限。171,300 株
公開株新たに証券取引所に上場される企業の株式。OA分の株式を含む上場される株式の上限。1,313,300 株

(IPO指標)

  時価総額 上場時の想定時価総額。上場時の発行済み株式数と想定価格から算出。  資金調達 IPOにより企業が新たに調達する資金額。公募株数と想定価格から算出。資金調達額が大きいほど事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。 OR オファリング・レシオ(OR)。発行済み株式数のどの程度を株式市場に放出するかを示す指標。一般的にORが低いほど株式の「レア度」が高まり、初値が高くなりやすい。20~30%が平均値。  公募比率 公募・売出し総株数に占める公募株の割合(OR分除く)。公募比率が高いほどIPOが事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。
38.4 億円1.9 億円28.617.5
※時価総額と資金調達額は「想定価格」より算出。

▌上場後の株式総数と株主構成

???

63.97.327.9
※新株予約権による潜在株式(97.6千株)を含む。

幹事証券と抽選本数 

▌幹事証券の引受株式数

証券会社割当率割当株数
SMBC日興証券(主幹事)91.32%1,199,300株
野村證券2.60%34,200株
岩井コスモ証券0.87%11,400株
SBI証券0.87%11,400株
岡三証券0.87%11,400株
東海東京証券0.87%11,400株
マネックス証券0.87%11,400株
楽天証券0.87%11,400株
東洋証券0.43%5,700株
松井証券0.43%5,700株
合計100%1,313,300株

委託販売による取扱株数(予想)

証券会社委託元取扱株数
岡三オンライン岡三600株
※取扱株数は過去実績を元に推定。

▌IPOの抽選割合と当選本数(予測)

7%
個人7,556本
抽選831
裁量6,725
9%
個人274本
抽選30
裁量244
10%
個人114本
抽選11
裁量103
40%
個人91本
抽選46
裁量45
8%
個人91本
抽選9
裁量82
7%
個人74本
抽選7
裁量67
100%
個人114本
抽選114
裁量
100%
個人114本
抽選114
裁量
100%
個人57本
抽選57
裁量
100%
個人6本
抽選6
裁量
※抽選割合は過去実績を元に推定。1本=1単元。

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Rating
IPOの評価と初値予想

期待度評価点
 9.0 /15点
※IPO参加目安:4以上 積極参加 2~3 参加 1 不参加

▌注目度・業績評価
 システム開発関連のIPOは比較的人気が集まりやすく、「AI」「IoT」「クラウド」といったテーマ性もあるため、注目度はまずまず。前期(21.11)は、感染症対策によるリモートワーク需要、電子商取引の需要増などで、前期比で売上は8.6%増、最終益は16.9%増で着地。今期(22.11)もIT人材に対する高い需要が継続しており、2Q累計は順調に推移。

▌需給・価格評価
 市場への供給額は12億円の中小型案件で、株主には安定株主しかおらず、需給面から初値上昇に期待。PER13.9倍はサービス業(グロース)の66.3倍と比較してかなり割安な水準のため、買いに安心感。

《IPOの評価指標》

  供給額 投資家がIPOで吸収する金額。公開株数(公募+売出)と想定価格から算出。小さいほど初値は上昇しやすい。  成長率 直近の売上高成長率(売上高の前年比)。下段はサービス業(全市場)における成長率の中央値。 ROE 直近の自己資本利益率(=最終益/純資産)。下段はサービス業(全市場)におけるROEの中央値。 PER 想定価格を基準にした株価収益率。下段はサービス業(グロース)の単純PER(22.7末時点)。 PBR 想定価格を基準にした株価純資産倍率。純資産はIPOによる増資分を含む。下段はサービス業(グロース)の単純PBR(22.7末時点)。
12.6 億円8.614.113.91.8
サービス業3.08.966.33.5
※下段は上場企業の業種別の数値(成長率とROEは中央値)。
aaa

初値予想と結果 

初値予想
(想定価格比)
1,700円(9/7予想)
+680円 / +66.7%
想定価格正式には想定発行価格。企業の成長戦略や業績、類似企業の株価などを参考に、発行企業と主幹事証券によって設定される。公開価格を決定していくプロセスの目安となる。960円
仮条件公開価格がブックビルディング方式で決められる際、引受証券会社があらかじめ提示する価格帯。機関投資家や他の幹事証券会社等のヒアリング結果を勘案し、主幹事証券と発行企業によって決定される。960円 ~ 1,020円
公開価格株式を新規に公開した際の公募・売り出し価格。1,020円
初値 証券取引所に上場後、最初に取引が成立した値段。
(公開価格比)
2,010円
+990円 / +97.1%

▌AIの予測値(9/7更新)

1,696円AI予測の詳細

▌初値騰落率の目安

+66.7+66.3+136.4+75.1
(公開価格比)(公開価格比)シス開発中小型


過去のIPO実績 

▌類似案件のIPO実績

銘柄名騰落率 %供給額成長率 %ROE %
シイエヌエス+55.2%9.93.2%18.9%
Sharing Innovati+63.2%28.338.8%18.3%

▌システム開発のIPO実績
(システムの受託開発や役務提供など)

シス開発勝率平均騰落率
91
(2007年以降)
93.4
(85件 / 91件)
+136.4
(Q2:+125.8 %)

(2022/9/7 現在)

システム開発の直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
5036 JBS2022/8/2+20.2
5035 HOUSEI2022/7/29+45.0
5033 ヌーラボ2022/6/28-4.5
5029 サークレイス2022/4/12+222.2
4270 BeeX2022/2/24+134.4

シス開発のIPO騰落率分布


▌中小型のIPO実績
(中小型:供給額10~20億円未満のIPO)

中小型勝率平均騰落率
167
(2016年以降)
90.4
(151件 / 167件)
+75.1
(Q2:+60.2 %)

(2022/9/7 現在)

中小型の直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
9554 AViC2022/6/30+24.1
2999 ホームポジ2022/6/23+3.3
4890 坪田ラボ2022/6/23-1.1
7386 JWS2022/6/23-9.8
5032 ANYCOLOR2022/6/8+214.4

中小型のIPO騰落率分布


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