IPO初値予想:プロディライト(5580)【6/19更新】

 プロディライト(5580)の東証グロースへの新規上場が承認されました。ここでは、プロディライトのIPOに関する基本情報から投資分析AIによる初値予測など、詳細なデータをどこよりも早く公開します!!

1企業の基本情報

企業概要 

会社名プロディライト(5580)
所在地大阪府大阪市中央区高麗橋三丁目3番11号淀屋橋フレッ
従業員数95人
業種情報・通信業
事業概要自社開発のIP電話用クラウドPBX『INNOVERA』等、音声コミュニケーションのDXに向けたワンストップ・ソリューションの提供

【企業サイト】

https://prodelight.co.jp/

事業メモ
 クラウド電話システム「INNOVERA(イノベラ)」はスマホやPCなどで固定電話・ビジネスフォン機能が使える電話システムで、固定電話の機能をスマートフォンやPC、専用のIP電話等で場所を問わずに利用でき、会社のビジネスフォンを持ち出す感覚で電話を利用することができる。

沿革 

代表取締役社長 小南 秀光 代表取締役社長 小南 秀光

 弊社は2008年6月の創業以来「人と企業の喜びをプロデュースする」ことを基本とし、企業理念に「日々挑戦」を掲げ、お客様の期待を超える満足と、より快適な社会の実現のために私たちは挑戦を続けてきました。

2008年6月
コールセンター向け人材紹介・派遣事業として大阪府吹田市江坂に㈱プロディライトを設立
2009年10月
西日本電信電話㈱などの代理店としてコールセンター事業を開始
2010年10月
本社を大阪市淀川区西中島に移転 コールセンター向けクラウドコールシステム(*1)を開発
2011年4月
クラウドコールシステム、ビジネス電話システムの販売を開始
2013年5月
本社を大阪市中央区伏見町に移転
2014年3月
プライバシーマークを取得
2014年5月
東京都中央区に東京支店を新設
2014年8月
電気通信事業者の届出
2015年3月
クラウドコールシステムのブランドを「INNOVERA」に統一
2015年9月
クラウドPBX(*2)「INNOVERA PBX」の販売を開始
2015年10月
アルテリア・ネットワークス㈱と提携し、クラウド直接収容型回線(*3)「IP-Line」の販売を開始
2015年11月
本社を現在地である大阪市中央区高麗橋に移転 福岡県福岡市博多区に福岡支店を新設
2016年4月
愛知県名古屋市中区に名古屋営業所を新設
2018年3月
㈱クルーグのシステムサービス事業・端末販売事業を譲受。中国Yealink社とディストリビューター契約を締結し、SIP端末(*4)の販売を開始
2019年5月
一般社団法人日本ユニファイド通信事業者協会(JUSA)設立時に加入
2020年2月
名古屋営業所を名古屋支店に名称変更
2020年12月
「INNOVERA」初のメジャーアップデート、「INNOVERA PBX2.0」の販売を開始
2022年1月
「INNOVERA」初のAIオプションサービス、音声メッセージをテキストで届ける「Speech Posting」の販売を開始 「INNOVERA」専用スマートフォンアプリ「INNOVERA Call」の販売を開始
2022年2月
通話内容をテキスト化するAIオプションサービス「INNOVERA Text」の販売を開始
2022年9月
販売代理店制度「パートナープログラム」開始
2023年2月
音声通話からユーザーの感情を分析できるAIオプションサービス「INNOVERA Emotion」の販売を開始

財務データ 

▌主要な経営指標等の推移

決算期2018/82019/82020/82021/82022/8
売上高1,0851,1771,3211,5991,777
経常益4334490115
最終益335396382
純資産5085124187269
総資産483723845880864
※単位は百万円、単体決算

▌サービスの売上内訳(2022.8)

▌BPS(1株純資産) / EPS(1株利益)の推移

※株式分割/併合がある場合は遡及し算定。

株主の状況 

株主名持株比率ロックアップ
小南 秀光(社長)45.11%90日
川田 友也19.33%90日
SMBCベンチャーキャピタル1号LPS11.28%90日/1.5倍
日本ビジネスシステムズ㈱6.44%90日
SMBCベンチャーキャピタル2号LPS3.87%90日/1.5倍
池田泉州キャピタルニュービジネス4号LPS3.87%90日/1.5倍
奥井 琢磨2.58%継続保有
三菱UFJキャピタル5号LPS1.07%90日/1.5倍
金森 一樹0.77%継続保有
岡田 良平0.53%継続保有
上記以外5.15%
(LPS:投資事業有限責任組合)

▌現在の株式総数と株主構成

株式総数:1,551.9 千株(2023年5月25日現在)

?

67.812.120.1
1,052 千株– 千株188.3 千株311.7 千株
※新株予約権による潜在株式(140.3千株)を含む。

2IPOの基本情報

スケジュール 

上場承認日5月25日(木)
抽選申込期間6月12日(月)~6月16日(金)
当選発表日6月19日(月)
購入申込期間6月20日(火)~6月23日(金)
上場日6月28日(水)
※証券会社によってスケジュールは異なります。
SUNMONTUEWEDTHUFRISAT
646566676869610
611612613614615616617
618619620621622623624
62562662762862963071
72737475767778

( 抽選申込 当選発表 購入申込 上場日 )

公開株数 

公募株資金調達などを目的に企業が新たに投資家を募集する株式。150,000 株
内訳(新規発行) 公募株のうち、上場により新たに発行する株式。150,000 株
(自己株式) 公募株のうち、自社で保有する自社株式。0 株
売出株既存株主が売り出す株式。395,900 株
内訳(買取引受) 売出株のうち、証券会社が株主から買い取って投資家に販売する分。324,700 株
(OA) 売出株のうち、公募・売出しの数量を超える需要があった場合、証券会社が対象企業の大株主等から一時的に株券を借りて、公募・売出しと同一条件で追加的に投資家に販売する分。公募・売出し数量の15%が上限。71,200 株
公開株新たに証券取引所に上場される企業の株式。OA分の株式を含む上場される株式の上限。545,900 株

(IPO指標)

  時価総額 上場時の想定時価総額。上場時の発行済み株式数と想定価格から算出。  資金調達 IPOにより企業が新たに調達する資金額。公募株数と想定価格から算出。資金調達額が大きいほど事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。 OR オファリング・レシオ(OR)。発行済み株式数のどの程度を株式市場に放出するかを示す指標。一般的にORが低いほど株式の「レア度」が高まり、初値が高くなりやすい。20~30%が平均値。  公募比率 公募・売出し総株数に占める公募株の割合(OR分除く)。公募比率が高いほどIPOが事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。
21.9 億円2.1 億円30.431.6
※時価総額と資金調達額は「想定価格」より算出。

▌上場後の株式総数と株主構成

???

50.111.11127.9
※新株予約権による潜在株式(140.3千株)を含む。

幹事証券と抽選本数 

▌幹事証券の引受株式数

証券会社割当率割当株数
野村證券(主幹事)92.23%503,500株
SBI証券3.46%18,900株
岡三証券1.72%9,400株
極東証券0.86%4,700株
松井証券0.86%4,700株
マネックス証券0.86%4,700株
合計100%545,900株

委託販売による取扱株数(予想)

証券会社委託元取扱株数
LINE証券野村1,600株
岡三オンライン岡三500株
※取扱株数は過去実績を元に推定。

▌IPOの抽選割合と当選本数(予測)

8%
個人3,676本
抽選404
裁量3,272
40%
個人151本
抽選76
裁量75
8%
個人75本
抽選8
裁量67
100%
個人47本
抽選47
裁量
100%
個人47本
抽選47
裁量
100%
個人16本
抽選16
裁量
100%
個人5本
抽選5
裁量
※抽選割合は過去実績を元に推定。1本=1単元。

star_half
Rating
IPOの評価と初値予想

期待度評価点
 9.5 /15点
4以上 積極参加 2~3 参加 1 不参加

▌注目度・業績評価
 ネット回線を利用したIP電話システムには新規性があり、注目度はまずまず。前期(22.8)は主力のINNOVERA PBXの販売単価の上昇や契約社数の増加により、前期比で売上は11.1%増、最終益は29.8%増の82百万円で着地。今期(23.9)も音声通話からユーザーの感情を分析できる「INNOVERA Emotion」をリリースするなどし、売上は13%増、最終益は23.4%増の1億円を見込む。

▌需給・価格評価
 市場への供給額は10億円未満の小型案件で、株主にはVCが多く入っているもののロックアップは入っており、需給に不安はない。今期の最終益予想に基づくPERは19.9倍(EPS:70.2円予想)と業種平均91.9倍(情報通信・グロース)と比較してかなり割安な水準。

《IPOの評価指標》

  供給額 投資家がIPOで吸収する金額。公開株数(公募+売出)と想定価格から算出。小さいほど初値は上昇しやすい。  成長率  ROE  PER  PBR 
7.6 億円11.130.526.74.8
情報・通信6.110.791.94.6
※下段は業種別の数値(成長率とROEは中央値)。
aaa

初値予想と結果 

初値予想
(公開価格比)
2,200円(6/19予想)
+760円 / +52.8%
想定価格正式には想定発行価格。企業の成長戦略や業績、類似企業の株価などを参考に、発行企業と主幹事証券によって設定される。公開価格を決定していくプロセスの目安となる。1,400円
仮条件公開価格がブックビルディング方式で決められる際、引受証券会社があらかじめ提示する価格帯。機関投資家や他の幹事証券会社等のヒアリング結果を勘案し、主幹事証券と発行企業によって決定される。1,400円 ~ 1,440円
公開価格株式を新規に公開した際の公募・売り出し価格。1,440円
初値 証券取引所に上場後、最初に取引が成立した値段。
(公開価格比)
3,005円
+1,565円 / +108.7%

▌AIの予測値(6/19更新)

2,367円AI予測の詳細

▌初値騰落率の目安

+52.8+64.4+83.8+130.8
(公開価格比)(公開価格比)情報・通信小型


過去のIPO実績 

▌類似案件のIPO実績

銘柄名騰落率 %供給額成長率 %ROE %
ベイシス+154.9%7.95.5%11.1%

▌情報・通信業(その他)のIPO実績
(情報・通信業のうち他に分類されないもの)

情報・通信勝率平均騰落率
53
(2007年以降)
84.9
(45件 / 53件)
+77.1
(Q2:+56.9 %)

(2023/5/30 現在)

情報・通信業(その他)の直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
5570 ジェノバ2023/4/18+348.1
5253 カバー2021/12/24+133.3
5032 ANYCOLOR2021/12/16+214.4
4267 ライトW2021/9/29+42.9
4263 サスメド2021/12/24+6.4

情報・通信のIPO騰落率分布


▌小型のIPO実績
(小型:供給額5~10億円未満のIPO)

小型勝率平均騰落率
169
(2016年以降)
95.3
(161件 / 169件)
+133.3
(Q2:+122.6 %)

(2023/5/30 現在)

小型の直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
5257 ノバシステム2023/3/30+50.9
5256 Fusic2023/3/31+226.5
9343 アイビス2023/3/23+190.5
5252 日本ナレッジ2023/3/23+150.0
5248 テクノロジーズ2023/1/26+265.0

小型のIPO騰落率分布


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