IPO初値予想:日本システムバンク(5530)【4/6更新】

 日本システムバンク(5530)の名証メインへの新規上場が承認されました。ここでは、日本システムバンクのIPOに関する基本情報から投資分析AIによる初値予測など、詳細なデータをどこよりも早く公開します!!

1企業の基本情報

企業概要 

会社名日本システムバンク(5530)
所在地福井県福井市中央三丁目5番21号
従業員数187人
業種不動産業
事業概要コインパーキングの運営、駐車場機器の販売・保守

【企業サイト】

https://www.syb.co.jp/

事業メモ
 コインパーキング事業として、土地所有者から土地を賃借又は購入し、その土地に駐車場システム、フラップ装置、看板などを設置し、時間貸し又は月極にて駐車場・駐輪場の運営管理を自ら行うほか(直営は45都道府県で7,344件、132,270車室)、コインパーキング運営事業者向けに駐車場機器の販売や駐車場システムの保守業務を行う。

沿革 

代表取締役社長 野坂 信嘉

 1990年代は全国各地で車道脇への違法駐車が社会問題化しており、そのような状況の中で、当社の創業者である野坂弦司は、福井県福井市で発明されたコインパーキング機器の活用により、1996年7月にコインパーキング事業を事業目的とした当社を設立致しました。

1996年7月
日本システムバンク㈱設立 コインパーキング事業を開始 福井県福井市に本店開設 千葉県浦安市に東京本社(現:千葉支店)開設
1998年10月
福岡県福岡市南区に福岡支店開設
1999年6月
大阪府大阪市浪速区に大阪支店開設
1999年11月
埼玉県大宮市(現:さいたま市浦和区)に大宮支店(現:さいたま支店)開設
2000年1月
京都府京都市中京区に京都支店開設
2000年2月
愛知県名古屋市千種区に名古屋支店開設
2000年9月
イーアド㈱設立
2001年4月
石川県金沢市に金沢支店開設 木原システムバンク㈱(現:システムパーク㈱)設立 福井県鯖江市の市営駐車場の管理受託事業を開始
2001年6月
東京都渋谷区に渋谷支店(現:東京本社)開設
2003年1月
兵庫県神戸市中央区に神戸支店開設
2004年7月
長野県長野市に長野支店開設
2004年12月
福井県福井市にふくい工芸舎をオープン
2005年7月
神奈川県川崎市宮前区に神奈川支店開設
2006年8月
富山県富山市に富山支店開設
2007年3月
北海道札幌市東区に札幌支店開設
2007年11月
ダイヤ電子工業㈱(現:ノルテパーク㈱)を子会社化
2010年12月
東京本社(現:千葉支店)を千葉県市川市に移転
2012年3月
システムパーク㈱の本店を宮城県仙台市宮城野区に移転
2013年10月
栃木県宇都宮市に宇都宮支店開設
2014年9月
神奈川県横浜市中区に横浜支店開設
2015年4月
東京都町田市に神奈川支店を移転、支店名を町田支店へ改称
2015年7月
札幌支店とノルテパーク㈱の事業を統合
2015年10月
広島県広島市中区に広島支店開設
2016年7月
東京本社を千葉支店、渋谷支店を東京本社へ改称
2016年11月
イーアド㈱において、駐車場検索及び駐車料金決済サービス提供事業を開始
2019年11月
㈱日本プロパティ・ソリューションズ(現:東京キャピタルマネジメント㈱)の駐車場事業を吸収分割で取得
2021年7月
宇都宮支店をさいたま支店に統合
2021年10月
ドローン事業を開始

財務データ 

▌主要な経営指標等の推移

決算期2018/62019/62020/62021/62022/6
売上高6,0836,2336,4156,9476,776
経常益16597△27△90340
最終益730.327△339179
純資産1,6331,5991,5761,4731,655
総資産6,6666,5876,8297,1886,933
※単位は百万円、21.6から連結決算

▌セグメント別の売上内訳(2022.6)

▌BPS(1株純資産) / EPS(1株利益)の推移

※株式分割/併合がある場合は遡及し算定。

株主の状況 

株主名持株比率ロックアップ
野坂 信嘉(社長)25.62%180日
野坂 俊彰14.09%180日
野坂 弦司5.08%180日
野坂 美智代2.54%180日
㈱サニカ2.04%90日/1.5倍
林 明代1.86%180日
出口 和生1.68%180日
近藤 進1.58%180日
JAIC企業育成LPS1.57%90日/1.5倍
㈱滋賀銀行1.34%90日/1.5倍
上記以外42.60% 
(LPS:投資事業有限責任組合)

▌現在の株式総数と株主構成

株式総数:1,046.5 千株(2023年3月16日現在)

?

39.758.32.0
415.5 千株– 千株609.6 千株21.4 千株
※新株予約権による潜在株式(1.4千株)を含む。

2IPOの基本情報

スケジュール 

上場承認日3月10日(金)
抽選申込期間3月29日(水)~4月4日(火)
当選発表日4月5日(水)
購入申込期間4月6日(木)~4月11日(火)
上場日4月14日(金)
※証券会社によってスケジュールは異なります。
SUNMONTUEWEDTHUFRISAT
319320321322323324325
32632732832933033141
42434445464748
49410411412413414415
416417418419420421422

( 抽選申込 当選発表 購入申込 上場日 )

公開株数 

公募株資金調達などを目的に企業が新たに投資家を募集する株式。100,000 株
内訳(新規発行) 公募株のうち、上場により新たに発行する株式。100,000 株
(自己株式) 公募株のうち、自社で保有する自社株式。0 株
売出株既存株主が売り出す株式。72,500 株
内訳(買取引受) 売出株のうち、証券会社が株主から買い取って投資家に販売する分。50,000 株
(OA) 売出株のうち、公募・売出しの数量を超える需要があった場合、証券会社が対象企業の大株主等から一時的に株券を借りて、公募・売出しと同一条件で追加的に投資家に販売する分。公募・売出し数量の15%が上限。22,500 株
公開株新たに証券取引所に上場される企業の株式。OA分の株式を含む上場される株式の上限。172,500 株

(IPO指標)

  時価総額 上場時の想定時価総額。上場時の発行済み株式数と想定価格から算出。  資金調達 IPOにより企業が新たに調達する資金額。公募株数と想定価格から算出。資金調達額が大きいほど事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。 OR オファリング・レシオ(OR)。発行済み株式数のどの程度を株式市場に放出するかを示す指標。一般的にORが低いほど株式の「レア度」が高まり、初値が高くなりやすい。20~30%が平均値。  公募比率 公募・売出し総株数に占める公募株の割合(OR分除く)。公募比率が高いほどIPOが事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。
20.6 億円1.8 億円13.166.7
※時価総額と資金調達額は「想定価格」より算出。

▌上場後の株式総数と株主構成

???

36.248.81.913.1
※新株予約権による潜在株式(1.4千株)を含む。

幹事証券と抽選本数 

▌幹事証券の引受株式数

証券会社割当率割当株数
岡三証券(主幹事)91.30%157,500株
SBI証券4.35%7,500株
益茂証券1.74%3,000株
アイザワ証券0.87%1,500株
ちばぎん証券0.87%1,500株
あかつき証券0.87%1,500株
合計100%172,500株

委託販売による取扱株数(予想)

証券会社委託元取扱株数
岡三オンライン岡三2,000株
※取扱株数は過去実績を元に推定。

▌IPOの抽選割合と当選本数(予測)

8%
個人1,213本
抽選121
裁量1,092
40%
個人60本
抽選30
裁量30
100%
個人20本
抽選20
裁量
※抽選割合は過去実績を元に推定。1本=1単元。

star_half
Rating
IPOの評価と初値予想

期待度評価点
 6.5 /15点
4以上 積極参加 2~3 参加 1 不参加

▌注目度・業績評価
 コインパーキング事業に特段の新規性はなく、注目度は低い。前期(22.6)は新型コロナの影響で駐車場の新規開設を控える動きや既存契約の解約が散見され、前期比で売上は2.5%減、最終は前期の特損解消で1.8億円の黒字回復。今期(23.6)は駐車場の稼働率の回復が見られる一方で新規開設控えは続いており、2Q累計は前期並みで推移。

▌需給・価格評価
 市場への供給額は3億円の超小型案件も、上場市場がマイナーな名証メインとなるため、需給面はやや不安。想定価格でPER11.5倍は業種平均37.4倍(スタンダード・不動産)に比べて割安水準。

《IPOの評価指標》

  供給額 投資家がIPOで吸収する金額。公開株数(公募+売出)と想定価格から算出。小さいほど初値は上昇しやすい。  成長率 直近の売上高成長率(売上高の前年比)。下段は不動産業(全市場)における成長率の中央値。 ROE 直近の自己資本利益率(=最終益/純資産)。下段は不動産業(全市場)におけるROEの中央値。 PER 想定価格を基準にした株価収益率。下段は不動産業(スタンダード)の単純PER(23.2末時点)。 PBR 想定価格を基準にした株価純資産倍率。純資産はIPOによる増資分を含む。下段は不動産業(スタンダード)の単純PBR(23.2末時点)。
3.1 億円-2.510.811.51.1
不動産業4.98.937.42.6
※下段は業種別の数値(成長率とROEは中央値)。
aaa

初値予想と結果 

初値予想
(想定価格比)
2,000円(4/6予想)
+120円 / +6.4%
想定価格正式には想定発行価格。企業の成長戦略や業績、類似企業の株価などを参考に、発行企業と主幹事証券によって設定される。公開価格を決定していくプロセスの目安となる。1,800円
仮条件公開価格がブックビルディング方式で決められる際、引受証券会社があらかじめ提示する価格帯。機関投資家や他の幹事証券会社等のヒアリング結果を勘案し、主幹事証券と発行企業によって決定される。1,800円 ~ 1,880円
公開価格株式を新規に公開した際の公募・売り出し価格。1,880円
初値 証券取引所に上場後、最初に取引が成立した値段。
(公開価格比)
1,700円
-180円 / -9.6%

▌AIの予測値(4/6更新)

2,306円AI予測の詳細

▌初値騰落率の目安

+6.4+22.7+57.1+191.0
(公開価格比)(公開価格比)不動産超小型

過去のIPO実績 

▌類似案件のIPO実績

銘柄名騰落率 %供給額成長率 %ROE %
アズーム+113.3%9.251.9%107.7%
ダイヨシトラスト-5.7%5.062.7%22.2%

▌不動産業のIPO実績
(不動産の販売・仲介・賃貸管理事業など)

不動産勝率平均騰落率
70
(2007年以降)
72.9
(51件 / 70件)
+57.1
(Q2:+27.4 %)

(2023/4/25 現在)

不動産業の直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
5527 propetec2022/12/13+34.9
2999 ホームポジ2022/6/23+3.3
2984 ヤマイチ2022/6/20-7.6
2997 ストレージ王2022/4/27+14.5
2993 長栄2021/12/24-8.0

不動産のIPO騰落率分布


▌超小型のIPO実績
(超小型:供給額5億円未満のIPO)

超小型勝率平均騰落率
81
(2016年以降)
95.1
(77件 / 81件)
+191.0
(Q2:+157.7 %)

(2023/4/25 現在)

超小型の直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
6225 エコム2023/3/31+2.0
5075 アップコン2022/12/26-21.9
9342 スマサポ2022/12/29+181.3
5247 BTM2022/12/27+41.2
5836 AIG2022/12/22-6.3

超小型のIPO騰落率分布


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