穴場に注目、IPOで意外にも初値上昇が期待できるテーマは?【居酒屋、福祉、ゲーム、創薬】

穴場に注目、IPOで意外にも初値上昇が期待できるテーマは?

 IPOでは初値の大幅上昇が期待できるテーマに注目しがちですが、そうした人気テーマのIPOは競争倍率が当然高くなり、実際にはなかなか投資することはできません。そのため、人気テーマだけ狙うのではなく、一見すると地味なテーマであってとも、意外にも初値上昇が期待できるIPOも積極的に狙っていくことも大切でつ。「居酒屋」や「福祉」、「ゲーム」、「創薬」などのテーマは、初値上昇が思いのほか上昇するIPOもありますので、こうしたテーマのIPO案件があるときは、公募割れリスクがどの程度あるかしっかりと分析した上で、意外にも初値上昇が期待できそうな場合は、いち早く申込資金を集中させ当選を狙っていきましょう

テーマ別IPO結果

居酒屋関連

テーマ期待度
(注目度)
銘柄名 上場日 公募価格 初値 初値騰落率 時価総額 供給額
鳥貴族 2014/7/10 2,800 6,180 +120.7% 41.1億円 13.7億円
SFPダイニング 2014/12/16 1,940 1,620 -16.5% 573.2億円 152.1億円
ヨシックス 2014/12/24 2,640 3,415 +29.4% 61.6億円 10.7億円
海帆 2015/4/17 1,020 1,800 +76.5% 16.9億円 6.6億円
串カツ田中 2016/9/14 3,900 4,425 +13.5% 52.3億円 15.0億円
ユナイテッド&コレクティブ 2017/2/23 1,620 4,500 +177.8% 18.6億円 4.2億円
一家ダイニングプロジェクト 2017/12/12 2,450 6,700 +173.5% 33.7億円 6.5億円
NATTY SWANKY 2019/3/28 3,270 3,930 +20.2% 66.6億円 19.3億円

 IPOの中でも飲食系の案件は割と多く見られますが、その中でも「居酒屋」事業のIPOは飲食系の中でも比較的初値が上昇しやすいテーマとして注目です。飲食系の中でも大手飲食チェーンなどのIPOは時価総額や供給規模が大きくなりがちで、公募割れや初値が上昇しないケースも多いですが、居酒屋関連のテーマは時価総額などが割と小さめな案件が多く、需給面から初値が上昇しやすい傾向にあります。脅威は日々増しており、個人や企業に限らず情報セキュリティ対策は欠くことのできないものとなっています。2017年に上場したユナイテッド&コレクティブや一家ダイニングプロジェクトは、それぞれ「てけてけ」や「博多劇場」などお馴染みの居酒屋を運営していますが、IPOでの供給規模が小さかったこともあり、いずれも初値騰落率が+170%を超えています。居酒屋関連のIPOはみなさんがお馴染みの居酒屋を運営している企業も多く、比較的初値上昇も期待できるので、積極的に狙っていきたいところです

福祉関連

テーマ期待度
(注目度)
銘柄名 上場日 公募価格 初値 初値騰落率 時価総額 供給額
N・フィールド 2013/8/29 1,500 3,100 +106.7% 14.9億円 5.9億円
エラン 2014/11/7 1,750 2,980 +70.3% 56.7億円 18.9億円
グローバルグループ 2016/3/18 2,000 3,200 +60.0% 179.7億円 45.7億円
ソラスト 2016/6/29 1,300 1,222 -6.0% 359.0億円 143.6億円
インターネットインフィニティ 2017/3/21 1,320 5,040 +281.8% 15.2億円 2.8億円
SERIOホールディングス 2018/3/2 1,780 4,100 +130.3% 53.4億円 14.7億円
ツクイスタッフ 2018/12/17 2,630 4,030 +53.2% 38.7億円 8.9億円
テノ.ホールディングス 2018/12/21 1,920 2,400 +25.0% 64.8億円 17.9億円
日本ホスピスホールディングス 2018/3/28 1,000 1,466 +46.6% 58.1億円 17.0億円

 「福祉」関連のIPOも意外と初値が上がりやすいテーマとして狙っていきたいです。日本で少子高齢が深刻な問題になりつつある中で、高齢者向けの訪問看護や介護事業、保育所の運営を行う企業のIPOがここ数年増えています。2018年3月に上場したSERIOホールディングは、子育てと仕事の両立目指す女性を対象に就労支援や育児支援事業を展開する企業ですが、国(政府)が働く女性を支援していく姿勢を強めている中、国策銘柄として人気化し、初値騰落率は+130%を超えました。今後も福祉関連のIPOは増えていくことも予想されますので、将来性などを見極めたうえでIPOには積極的に参加していきたいところです

ゲーム関連

テーマ期待度
(注目度)
銘柄名 上場日 公募価格 初値 初値騰落率 時価総額 供給額
オルトプラス 2013/3/14 1,500 4,015 +167.7% 56.0億円 21.8億円
gumi 2014/12/18 3,300 3,300 0.0% 945.9億円 450.4億円
エクストリーム 2014/12/25 1,400 5,550 +296.4% 14.9億円 3.8億円
Aiming 2015/3/25 920 1,032 +12.2% 287.1億円 58.0億円
マイネット 2015/12/21 1,680 2,005 +19.3% 53.8億円 16.5億円
アカツキ 2016/3/17 1,930 1,775 -8.0% 260.0億円 73.2億円
エディア 2016/4/15 1,630 3,165 +94.2% 24.5億円 4.2億円
バンク・オブ・イノベーション 2018/7/24 960 2,000 +108.3% 33.6億円 2.3億円

 「ゲーム」も安定して初値が上昇しやすいテーマとして押さえておきたいところです。ゲーム関連のIPOは、多くはモバイルゲームやオンラインゲームを制作する企業が多く、CMなどでよく見かけるスマホゲームを運営している企業が上場してくることもあります。ゲーム関連のIPOは、スマホゲームなどで勢いのある企業が上場してくるケースが多いですが、ゲームには流行り廃りがあり、スマホゲームなどは特にそのスピードが顕著で、上場する段階で既に人気タイトルに陰りが見え、次のヒット作も育っていない企業などは初値でも厳しい評価となることもあります。2016年3月に上場したアカツキは、スマホゲーム「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」が当時のAppストア売上ランキングで1位になり、初値高騰も大いに期待されたものの、結果は公募割れとなっています。ゲーム関連のIPOは華やかなイメージで初値上昇も期待したい反面、初値予測が難しい面もあるので、ゲームタイルや業績、供給規模を見極めた上でIPOに参加するかどうかを判断していくことが大切です

創薬関連

テーマ期待度
(注目度)
銘柄名 上場日 公募価格 初値 初値騰落率 時価総額 供給額
メドレックス 2013/2/13 1,000 2,200 +120.0% 40.9億円 21.4億円
ペプチドリーム 2013/6/11 2,500 7,900 +216.0% 234.5億円 56.5億円
オンコリスバイオファーマ 2013/12/6 2,600 3,500 +34.6% 206.0億円 61.8億円
アキュセラ・インク 2014/2/13 1,800 2,300 +27.8% 587.8億円 174.6億円
リボミック 2014/9/25 2,300 1,830 -20.4% 270.5億円 55.7億円
サンバイオ 2015/4/8 2,000 1,710 -14.5% 946.6億円 162.2億円
ヘリオス 2015/6/16 1,200 1,470 +22.5% 615.9億円 108.0億円
グリーンペプタイド 2015/10/22 450 414 -8.0% 194.0億円 88.1億円
ミズホメディー 2015/12/17 1,100 2,822 +156.5% 22.9億円 3.7億円
ソレイジア・ファーマ 2017/3/24 185 234 +26.5% 151.3億円 40.2億円
Delta-FlyPharma 2018/10/12 4,770 4,385 -8.1% 201.0億円 37.6億円

 「創薬」関連のIPOも頻繁に見かけるテーマですが、IPOの目的が創薬開発のための研究資金獲得となるので、他のテーマと比較して時価総額や供給規模がかなり大きな案件が多いのが特徴です。創薬は、多額の研究開発費を投じて厳しく長い工程を進んでいくことになりますが、最終的に成功が保証されているわけではありません。多大は費用を投じたものの、開発が失敗に終わることも多く、実際に上場してくる創薬ベンチャーも上場時には赤字の企業が多くあります。もちろん、上場時に既に有力な創薬案件を進めている企業のIPOは人気化することもあり、2013年2月に上場したメドレックスは、上場時には赤字であったにも関わらず初値騰落率は+120%と大きく上昇しました。創薬関連のIPOは時価総額や供給規模が大きく、上場時には赤字企業も多いので、公募割れとなってしまうリスクもあるため、IPOでは敬遠されがちですが、その分IPOの当選確率も上がるので、創薬事業の中身や市況環境などを見極めたうえで初値が上昇しそうなIPOに参加することで予想外の利益を得ることができます

 

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IPOセカンダリー記録

Total損益(税引前) +4,811円
勝敗 12勝 6敗 2分
平均リターン +9.4%
平均保有日数 3.5日
銘柄数 10銘柄

※各銘柄への投資を一律1株として計算。

投資記録

10/12
勝ち サンアスタリ +600円(収益率+22.6%
10/12
引分 まぐまぐ -5円(収益率-0.1%
10/8
負け rakumo -100円(収益率-2.6%
10/8
負け タスキ -395円(収益率-7.6%
10/6
勝ち インタファク +610円(収益率+12.0%
9/29
勝ち まぐまぐ +1,000円(収益率+32.8%
9/17
勝ち インタファク +270円(収益率+4.7%
9/2
勝ち ューラル +10円(収益率+0.1%
9/2
勝ち サンアスタリ +1,350円(収益率+54.0%
9/1
負け インタファク -20円(収益率-0.3%
8/28
負け インタファク -40円(収益率-0.7%
8/27
勝ち Speee +90円(収益率+1.5%
8/27
勝ち 日本情報C +533円(収益率+24.2%
8/20
勝ち Bエンジニア +587円(収益率+28.1%
8/18
引分 サンアスタリ +6円(収益率+0.3%
8/13
負け モダリス -120円(収益率-4.6%
8/7
勝ち サンアスタリ +343円(収益率+22.1%
7/29
勝ち Speee +50円(収益率+1.3%
7/16
負け Bエンジニア -378円(収益率-13.3%
7/10
勝ち Bエンジニア +420円(収益率+14.0%

※日付はポジションを解消した日。

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