IPO初値予想：AnyMind Group（5027）【3/27更新】

　AnyMind Group（5027）の東証グロースへの新規上場が承認されました。ここでは、AnyMind GroupのIPOに関する基本情報から投資分析、AIによる初値予測など、詳細なデータをどこよりも早く公開します！！

1企業の基本情報

企業概要　

会社名AnyMind Group（5027）
所在地東京都港区六本木六丁目10番1号
従業員数1,312人
業種情報・通信業
事業概要ブランド企業向けマーケティング支援、パブリッシャーおよびクリエイター向け収益化支援、D2C支援に関するプラットフォームとサービスの開発・提供

【企業サイト】

https://anymindgroup.com/ja/

事業メモ
　アジア全域でインフルエンサーマーケティング、モバイルマーケティング、デジタルマーケティング支援のプラットフォームを提供するほか、新しくブランドを立ち上げたいクリエイター向けには、企画から販売・物流までのバリューチェーン全体を支援する。また、データ解析、収益化支援、ユーザーエンゲージメント向上支援なども行う。

沿革　

代表取締役 CEO 十河 宏輔

　創業以来、当社は新しい市場、プロダクト、事業領域において、全速力で開拓を続けており、ブランド、パブリッシャー、クリエイターの多角的な成長を目指し、価値提供に努めてまいりました。

2015年12月
ケイマン諸島にて AdAsia Holdings Limited(現 AnyMind Holdings Limited)、シンガポールにてAdAsia Holdings Pte. Ltd.(現AnyMind Group Pte. Ltd.)を設立(事業運営開始は2016年４月)
2016年4月
事業運営開始。マーケティングプラットフォームの提供を開始
2016年5月
タイにてAdAsia (Thailand) Company Limited(現AnyMind (Thailand) Company Limited)を設立し事業を開始
2016年10月
インドネシアにてPT. AdAsia Technology Indonesiaを設立、ベトナムにてAdAsia Vietnam Company Limited(現AnyMind Vietnam Company Limited)及びAdAsia Media Vietnam Company Limitedを設立し事業を開始
2016年11月
台湾に支店を設立し事業を開始
2017年2月
カンボジアにてAdAsia (Cambodia) Co.,Ltd.(現AnyMind (Cambodia) Co.,Ltd.)を設立し事業を開始
2017年4月
日本にてアドアジアジャパン㈱(現AnyMind Japan㈱)を設立し事業を開始
2017年4月
中国にてAdAsia Shanghai Company Limitedを設立し事業を開始
2017年5月
香港にてAdAsia Hong Kong Limited(現AnyMind Hong Kong Limited)を設立し事業を開始
2017年10月
日本にてパブリッシャー向け事業を行う㈱フォーエムを完全子会社化。パブリッシャーグロースプラットフォームの提供を開始
2018年1月
親会社であったAdAsia Holdings LimitedからAnyMind Group Limitedに商号変更。グループブランドをAdAsiaからAnyMind Groupに刷新
2018年1月
タイにて人材採用支援を行う人事部門向けソリューション「AnyTalent」の提供を開始
2018年1月
マレーシアにてAnyMind Malaysia SDN BHDを設立し事業を開始
2018年8月
香港にてパブリッシャー向け事業を行うAcqua Media Limitedを完全子会社化
2018年9月
フィリピンにてAnyMind Philippines Inc.を設立し事業を開始
2019年3月
タイにてクリエイター向け事業を行うMoindy Digital Co., Ltd.を子会社化。クリエイターグロースプラットフォームの提供を開始
2019年12月
日本にてクリエイター向け事業を行うGROVE㈱を子会社化
2019年12月
インターネット関連事業を主な事業目的として、東京都港区にAnyMind Group㈱を設立
2020年2月
日本にてフィットネスD2Cブランドを運営する㈱LYFTを子会社化
2020年3月
インド、中東、東南アジア等でのモバイルマーケティングプラットフォーム「POKKT」を運営するMaiden Marketing Pte. Ltd.(シンガポール)を完全子会社化
2020年4月
子会社としてAnyMind Holdings Limited(英領ケイマン諸島)を設立
2020年5月
D2Cプラットフォームの提供を開始 当社の親会社であったAnyMind Group Limitedが既存株主に対して当社の株式を割当交付する三角合併を実施したことに伴い、当社が当社グループの最終親会社となる組織再編を実施
2020年5月
既存株主に対してAnyMind Group㈱(当社)の株式を割当交付する三角合併を実施したことに伴い吸収合併消滅会社とする
2021年1月
日本にてクロスボーダーマーケティングを提供するENGAWA㈱を完全子会社化
2022年9月
中国、深セン市にて新オフィスを開設

財務データ　

▌主要な経営指標等の推移

決算期-/--/-2019/122020/122021/12
売上高––6,50311,08019,253
経常益––△359△1046△539
最終益––△349△1151△810
純資産––612△4937,130
総資産––6,98711,47913,403
※単位は百万円、19.12から連結決算

▌サービス別の売上内訳（2021.12)

▌BPS(1株純資産) / EPS(1株利益)の推移

※株式分割/併合がある場合は遡及し算定。

株主の状況　

株主名持株比率ﾛｯｸｱｯﾌﾟ
十河 宏輔(社長)37.22%360日
小堤 音彦9.54%360日
㈱SMBC信託銀行(特定運用金外信託 未来創生2号ﾌｧﾝﾄﾞ)6.78%180日
JATF VI (Singapore) Pte. Ltd.6.64%180日/1.5倍
JAFCO Asia Technology Fund VII Pte. Ltd.4.81%180日/1.5倍
JIC ﾍﾞﾝﾁｬｰ･ｸﾞﾛｰｽ･ﾌｧﾝﾄﾞ1号LPS3.92%180日
JPｲﾝﾍﾞｽﾄﾒﾝﾄ1号LPS2.86%180日
日本ｸﾞﾛｰｽｷｬﾋﾟﾀﾙ投資法人2.42%180日
渡邊 久憲1.86%360日
大川 敬三1.71%継続保有
上記以外22.24% 
（LPS：投資事業有限責任組合）

▌現在の株式総数と株主構成

株式総数：62,864.1 千株（2023年2月28日現在）

?

51.8 ％– ％14.6 ％33.6 ％
32,537.4 千株– 千株9,188.8 千株21,137.9 千株
※新株予約権による潜在株式(6,763.2千株)を含む。

2IPOの基本情報

スケジュール　

上場承認日2月28日(火)
抽選申込期間3月13日(月)～3月17日(金)
当選発表日3月20日(月)
購入申込期間3月22日(水)～3月27日(月)
上場日3月29日(水)
※証券会社によってスケジュールは異なります。
SUNMONTUEWEDTHUFRISAT
3536373839310311
312313314315316317318
319320321322323324325
32632732832933033141
42434445464748

( 抽選申込　当選発表　購入申込　上場日 )

公開株数　

公募株 ？資金調達などを目的に企業が新たに投資家を募集する株式。885,300 株
内訳(新規発行) ？公募株のうち、上場により新たに発行する株式。885,300 株
(自己株式) ？公募株のうち、自社で保有する自社株式。0 株
売出株 ？既存株主が売り出す株式。2,207,600 株
内訳(買取引受) ？売出株のうち、証券会社が株主から買い取って投資家に販売する分。1,804,200 株
(ＯＡ) ？売出株のうち、公募・売出しの数量を超える需要があった場合、証券会社が対象企業の大株主等から一時的に株券を借りて、公募・売出しと同一条件で追加的に投資家に販売する分。公募・売出し数量の15％が上限。403,400 株
公開株 ？新たに証券取引所に上場される企業の株式。ＯＡ分の株式を含む上場される株式の上限。3,092,900 株

（IPO指標）

  時価総額 ？上場時の想定時価総額。上場時の発行済み株式数と想定価格から算出。  資金調達 ？IPOにより企業が新たに調達する資金額。公募株数と想定価格から算出。資金調達額が大きいほど事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。 ＯＲ ？オファリング・レシオ(ＯＲ)。発行済み株式数のどの程度を株式市場に放出するかを示す指標。一般的にＯＲが低いほど株式の「レア度」が高まり、初値が高くなりやすい。20～30％が平均値。  公募比率 ？公募・売出し総株数に占める公募株の割合(OR分除く)。公募比率が高いほどIPOが事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。
552.8 億円8.6 億円4.7 ％32.9 ％
※時価総額と資金調達額は「想定価格」より算出。

▌上場後の株式総数と株主構成

???

49.8 ％– ％14.2 ％31.8 ％4.2 ％
※新株予約権による潜在株式(6,763.2千株)を含む。

幹事証券と抽選本数　

▌幹事証券の引受株式数

証券会社割当率割当株数
みずほ証券(主幹事)69.35％2,145,000株
三菱UFJMS証券25.00％773,200株
SBI証券1.74％53,700株
大和証券0.87％27,000株
野村證券0.87％27,000株
松井証券0.65％20,100株
SMBC日興証券0.65％20,100株
岩井コスモ証券0.43％13,400株
岡三証券0.43％13,400株
合計100%3,092,900株

★ 委託販売による取扱株数（予想）

証券会社委託元取扱株数
auカブコム証券三菱38,700株
ＣＯＮＮＥＣＴ大和300株
岡三オンライン岡三700株
※取扱株数は過去実績を元に推定。

▌IPOの抽選割合と当選本数（予測）

8%
個人15,015本
抽選1,652本
裁量13,363本
9%
個人6,186本
抽選680本
裁量5,506本
40%
個人430本
抽選215本
裁量215本
8%
個人189本
抽選21本
裁量168本
9%
個人216本
抽選24本
裁量192本
100%
個人201本
抽選201本
裁量–本
9%
個人171本
抽選19本
裁量152本
10%
個人134本
抽選13本
裁量121本
8%
個人107本
抽選11本
裁量96本
100%
個人387本
抽選387本
裁量–本
100%
個人3本
抽選3本
裁量–本
100%
個人7本
抽選7本
裁量–本
※抽選割合は過去実績を元に推定。1本=1単元。

star_half
RatingIPOの評価と初値予想

期待度評価点
 7.0 /15点
※★4以上 積極参加　★2~3 参加　★1 不参加

▌注目度・業績評価
　事業領域は日本だけでなく東南アジア等グローバルに展開しており、成長のポテンシャルは高い。前期(22.12)はインフルエンサーマーケティング及びパブリッシャーグロースが日本及びインド・中華圏で伸長し、売上収益は前期比で28.8％増、最終益は2.4億円の黒字転換。今期(23.12)もインフルエンサーマーケティング「AnyTag」などの伸長を見込み、売上収益は32.1％増、最終益は84百万円を見込む。

▌需給・価格評価
　市場への供給額は30億円の中型案件で、株主にVCが複数入っており、初値上昇は期待できない。想定価格が低めに設定されているため、買いに向かいやすい。

《IPOの評価指標》

  供給額 ？投資家がIPOで吸収する金額。公開株数(公募+売出)と想定価格から算出。小さいほど初値は上昇しやすい。  成長率 ？直近の売上高成長率(売上高の前年比)。下段は情報・通信業(全市場)における成長率の中央値。 ROE ？直近の自己資本利益率(=最終益/純資産)。下段は情報・通信業(全市場)におけるROEの中央値。 PER ？想定価格を基準にした株価収益率。下段は情報・通信業(グロース)の単純PER(23.1末時点)。 PBR ？想定価格を基準にした株価純資産倍率。純資産はIPOによる増資分を含む。下段は情報・通信業(グロース)の単純PBR(23.1末時点)。
30.0 億円73.8 ％-11.4 ％– 倍206.4 倍
情報・通信7.0 ％11.1 ％77.0 倍4.4 倍
※下段は業種別の数値(成長率とROEは中央値)。
aaa

初値予想と結果　

初値予想
（想定価格比）		1,000円（3/27予想）
（±0円 / ±0.0%）
想定価格 ？正式には想定発行価格。企業の成長戦略や業績、類似企業の株価などを参考に、発行企業と主幹事証券によって設定される。公開価格を決定していくプロセスの目安となる。970円
仮条件 ？公開価格がブックビルディング方式で決められる際、引受証券会社があらかじめ提示する価格帯。機関投資家や他の幹事証券会社等のヒアリング結果を勘案し、主幹事証券と発行企業によって決定される。970円 ～ 1,000円
公開価格 ？株式を新規に公開した際の公募・売り出し価格。1,000円
初値 ？証券取引所に上場後、最初に取引が成立した値段。
（公開価格比）		1,000円
（±0円 / ±0.0％）

▌AIの予測値（3/27更新）

1,251円AI予測の詳細

▌初値騰落率の目安

±0.0 ％+25.1 ％+115.7 ％+33.9 ％
(公開価格比)(公開価格比)マーケティ中型


過去のIPO実績　

▌類似案件のIPO実績

銘柄名騰落率 %供給額 億成長率 %ROE %
トリドリ+82.2%7.387.6%-1,614.8%
ＡＶｉＣ+24.1%12.690.8%23.0%
CS-C+19.3%19.4-13.0%3.8%
ラバブルMG+284.5%4.6-20.5%-30.6%

▌マーケティングのIPO実績
（広告やプロモーションなどマーケティング）

マーケティ勝率平均騰落率
51 件
(2007年以降)
88.2 ％
（45件 / 51件）
+115.7 ％
（Q2：+98.1 ％）

（2023/4/3 現在）

マーケティングの直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
5027 ＡｎｙＭｉｎｄ2022/12/19±0.0 ％
5244 ｊｉｇ．ｊｐ2022/9/28+40.0 ％
5242 アイズ2022/12/21+134.5 ％
9337 トリドリ2022/12/19+82.2 ％
9561 グラッドキューブ2022/9/28+56.3 ％

マーケティのIPO騰落率分布


▌中型のIPO実績
（中型：供給額20~50億円未満のIPO）

中型勝率平均騰落率
131 件
（2016年以降）
79.4 ％
（104件 / 131件）
+33.9 ％
（Q2：+20.9 ％）

（2023/4/3 現在）

中型の直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
5027 ＡｎｙＭｉｎｄ2023/3/29±0.0 ％
9346 ココルポート2023/3/31+31.3 ％
5255 モンスターラボ2023/3/28+45.8 ％
5254 Ａｒｅｎｔ2023/3/28+25.1 ％
7120 ＳＨＩＮＫＯ2023/3/22+2.3 ％

中型のIPO騰落率分布


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