アズパートナーズ（160A）のIPO情報と初値予想【初値決定】

　アズパートナーズ（160A）の東証スタンダードへの新規上場が承認されました。ここでは、アズパートナーズのIPOに関する基本情報から投資分析、AIによる初値予測など、詳細なデータをどこよりも早く公開します！！

1企業の基本情報

企業概要　

会社名アズパートナーズ（160A）
所在地東京都千代田区神田駿河台二丁目2番地
従業員数835人
業種サービス業
事業概要シニア事業（介護付きホーム、デイサービス、ショートステイのサービス提供）および不動産事業（介護付きホームなどの不動産開発、老朽化不動産の再生、マンションなどの賃貸）

【企業サイト】

https://www.as-partners.co.jp

事業メモ
　首都圏エリアでの介護付有料老人ホームの運営を主たる事業とし、介護付きホーム27ヵ所、デイサービス16ヵ所、ショートステイ4ヵ所を運営する。介護付きホームでは、ベンダーと共同開発したIoT/ICTプラットフォーム「EGAO link」による業務効率化・生産性向上を強みとし、スマホ1台で記録入力、コール、見守りの全てが可能なシステムを構築し、大幅な業務効率化を実現。

沿革　

代表取締役社長兼CEO 植村 健志

　当社は、2000年の介護保険制度導入及び将来のさらなる高齢者の増加を見据えたうえで高齢者の住まいのニーズが高まると考え、㈱タカラレーベン(現：MIRARTHホールディングス㈱)の出資を受け、発足いたしました。

2004年11月
㈱タカラレーベンの子会社として、㈱アズパートナーズを東京都千代田区内幸町に設立
2005年8月
神奈川県横浜市に介護付きホーム「アズハイム横浜東寺尾」を開設(当社１棟目)同一敷地内にデイサービスセンターを併設(当社１事業所目)
2006年3月
業容拡大のため本社を東京都千代田区有楽町に移転
2008年7月
㈱ハートフルより、介護付きホーム事業を譲り受け、神奈川県横浜市に介護付きホーム「アズハイム横浜上大岡」を開設
2009年12月
収益不動産事業を開始
2010年4月
理念や運営方針に共感するスタッフを集めるため、新卒採用を開始
2010年7月
㈱こころケアプランを吸収合併し、埼玉県さいたま市に介護付きホーム「アズハイム南浦和」を開設
2012年4月
入居者の移転交渉を含むソリューション事業(老朽化不動産の再生事業)を本格的に開始(大田区池上１丁目案件)
2012年12月
東京都練馬区に当社初のショートステイ・デイサービスセンター併設業態の「アズハイムテラス練馬」を開設
2012年12月
業容拡大のため本社を東京都千代田区有楽町「東宝ツインタワービル」に移転
2013年4月
神奈川県横浜市に介護付きホーム「アズハイム横浜いずみ中央」を開設(当社10棟目)同一敷地内にデイサービスセンターを併設
2017年3月
当社とベンダーで共同開発したIoT/ICTプラットフォームEGAO linkを全ホームに導入開始
2017年11月
千葉県松戸市にデイサービスセンター「アズハイム新松戸」を開設(当社10事業所目)
2018年12月
国分土地建物㈱より、２棟の介護付きホーム事業(土地及び建物を含む。)を譲り受け、千葉県市川市に介護付きホーム「アズハイム市川」「アズハイム市川アネックス」を開設
2020年1月
業容拡大のため本社を東京都千代田区神田駿河台に移転
2020年3月
神奈川県横浜市に介護付きホーム「アズハイム横浜戸塚」を開設(当社20棟目)
2020年8月
EGAO linkを当社が運営する全ての介護付きホームに導入完了
2020年12月
シニア開発事業(介護付きホーム等の不動産開発)に着手(アズハイム三鷹)
2022年3月
シニア開発事業(介護付きホーム等の不動産開発)の２番目の物件に着手(アズハイム習志野)
2022年5月
東京都三鷹市に当社初の自社開発物件である介護付きホーム「アズハイム三鷹」を開設
2023年10月
当社が運営する全ての介護付きホームへの自立支援介護メソッド導入を発表

財務データ　

▌主要な経営指標等の推移

決算期2019/32020/32021/32022/32023/3
売上高8,5269,64910,91211,51812,782
経常益282326648298244
最終益194209415485230
純資産1,1351,1621,5531,6841,865
総資産8,3119,45411,26211,81414,745
※単位は百万円、単体決算

▌セグメント別の売上内訳（2023.3)

▌BPS(1株純資産) / EPS(1株利益)の推移

※株式分割/併合がある場合は遡及し算定。

株主の状況　

株主名持株比率ﾛｯｸｱｯﾌﾟ
㈱ﾌﾞﾚｽ43.49%90日
MIRARTHﾎｰﾙﾃﾞｨﾝｸﾞｽ㈱19.33%90日
植村 健志(社長)14.66%90日
伊藤 啓敏6.28%90日
山本 皇自6.04%90日
ｱｽﾞﾊﾟｰﾄﾅｰｽﾞ従業員持株会2.38%180日
松尾 篤人1.84%90日
吉田 健一0.97%90日
長谷部 裕樹0.48%90日
若月 晃0.48%90日
上記以外4.05%
（LPS：投資事業有限責任組合）

▌現在の株式総数と株主構成

株式総数：3,104.5 千株（2024年2月29日現在）

?

72.9 ％– ％27.1 ％– ％
2,264.5 千株– 千株840 千株– 千株
※新株予約権による潜在株式(74.5千株)を含む。

2IPOの基本情報

スケジュール　

上場承認日2月29日(木)
抽選申込期間3月18日(月)～3月25日(月)
当選発表日3月26日(火)
購入申込期間3月27日(水)～3月29日(金)
上場日4月4日(木)
※証券会社によってスケジュールは異なります。
SUNMONTUEWEDTHUFRISAT
310311312313314315316
317318319320321322323
324325326327328329330
331414243444546
474849410411412413

( 抽選申込　当選発表　購入申込　上場日 )

公開株数　

公募株 ？資金調達などを目的に企業が新たに投資家を募集する株式。393,000 株
内訳(新規発行) ？公募株のうち、上場により新たに発行する株式。393,000 株
(自己株式) ？公募株のうち、自社で保有する自社株式。0 株
売出株 ？既存株主が売り出す株式。653,500 株
内訳(買取引受) ？売出株のうち、証券会社が株主から買い取って投資家に販売する分。517,000 株
(ＯＡ) ？売出株のうち、公募・売出しの数量を超える需要があった場合、証券会社が対象企業の大株主等から一時的に株券を借りて、公募・売出しと同一条件で追加的に投資家に販売する分。公募・売出し数量の15％が上限。136,500 株
公開株 ？新たに証券取引所に上場される企業の株式。ＯＡ分の株式を含む上場される株式の上限。1,046,500 株

（IPO指標）

  時価総額 ？上場時の想定時価総額。上場時の発行済み株式数と想定価格から算出。  資金調達 ？IPOにより企業が新たに調達する資金額。公募株数と想定価格から算出。資金調達額が大きいほど事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。 ＯＲ ？オファリング・レシオ(ＯＲ)。発行済み株式数のどの程度を株式市場に放出するかを示す指標。一般的にＯＲが低いほど株式の「レア度」が高まり、初値が高くなりやすい。20～30％が平均値。  公募比率 ？公募・売出し総株数に占める公募株の割合(OR分除く)。公募比率が高いほどIPOが事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。
64.7 億円7.4 億円26.6 ％43.2 ％
※時価総額と資金調達額は「想定価格」より算出。

▌上場後の株式総数と株主構成

???

52.3 ％– ％21.6 ％– ％26 ％
※新株予約権による潜在株式(74.5千株)を含む。

幹事証券と抽選本数　

▌幹事証券の引受株式数

証券会社割当率割当株数
野村證券(主幹事)93.93％983,000株
SMBC日興証券1.74％18,200株
SBI証券1.74％18,200株
三菱UFJMS証券0.87％9,100株
岡三証券0.43％4,500株
岩井コスモ証券0.43％4,500株
むさし証券0.43％4,500株
立花証券0.43％4,500株
合計100%1,046,500株

★ 委託販売による取扱株数（予想）

証券会社委託元取扱株数
LINE証券野村3,000株
auカブコム証券三菱300株
岡三オンライン岡三300株
※取扱株数は過去実績を元に推定。

▌IPOの抽選割合と当選本数（予測）

8%
個人7,264本
抽選786本
裁量6,478本
13%
個人155本
抽選23本
裁量132本
45%
個人158本
抽選81本
裁量77本
9%
個人70本
抽選8本
裁量62本
89%
個人40本
抽選40本
裁量–本
11%
個人40本
抽選5本
裁量35本
100%
個人30本
抽選30本
裁量–本
100%
個人3本
抽選3本
裁量–本
100%
個人3本
抽選3本
裁量–本
※抽選割合は過去実績を元に推定。1本=1単元。

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RatingIPOの評価と初値予想

期待度評価点
 8.0 /15点
※★4以上 積極参加　★2~3 参加　★1 不参加

▌注目度・業績評価
　老人ホームの運営に特段の新規性はなく、注目度は低い。前期(23.3)は新たに老人ホーム2施設を開設するなど規模拡大を進め、前期比で売上は11％増も、人材募集や広告費が嵩み最終益は52.6％減の2.3億円。今期(24.3)も都心部に高価格帯の老人ホームを3施設を開設するなど投資を加速し、売上は33.9％増、最終益は2.2倍を見込む。また、翌期(25.3)は売上4.2％増、最終益は58.6％増の8億円の予想。

▌需給・価格評価
　市場への供給額は20億円の中小型案件で、株主には安定株主しかおらず、需給に不安はない。今期の最終益予想に基づくPERは11.3倍(EPS:167.2円)と業種平均14.9倍(サービス・スタンダード)とほぼ同水準。今期配当は1株34円予想(配当利回り1.8％)。

《IPOの評価指標》

  供給額 ？投資家がIPOで吸収する金額。公開株数(公募+売出)と想定価格から算出。小さいほど初値は上昇しやすい。  成長率 ？ ROE ？ PER ？ PBR ？
億円11.0 ％12.3 ％28.2 倍2.5 倍
サービス業4.8 ％10.6 ％14.9 倍1.3 倍
※下段は業種別の数値(成長率とROEは中央値)。
aaa

初値予想と結果　

初値予想
（公開価格比）		2,600円（3/26予想）
（+680円 / +35.4%）
想定価格 ？正式には想定発行価格。企業の成長戦略や業績、類似企業の株価などを参考に、発行企業と主幹事証券によって設定される。公開価格を決定していくプロセスの目安となる。1,890円
仮条件 ？公開価格がブックビルディング方式で決められる際、引受証券会社があらかじめ提示する価格帯。機関投資家や他の幹事証券会社等のヒアリング結果を勘案し、主幹事証券と発行企業によって決定される。1,890円 ～ 1,920円
公開価格 ？株式を新規に公開した際の公募・売り出し価格。1,920円
初値 ？証券取引所に上場後、最初に取引が成立した値段。
（公開価格比）		2,923円
（+1,003円 / +52.2%）

▌AIの予測値（3/26更新）

2,448円AI予測の詳細

▌初値騰落率の目安

+35.4 ％+27.5 ％+50.7 ％+72.1 ％
(公開価格比)(公開価格比)福祉中小型

過去のIPO実績　

▌類似案件のIPO実績

銘柄名騰落率 %供給額 億成長率 %ROE %
T.S.I+100.0%7.19.8%56.6%
アンビスホールデ+52.1%33.068.2%72.7%

▌福祉事業のIPO実績
（介護・保育・障がい者支援などの福祉事業）

福祉勝率平均騰落率
30 件
(2007年以降)
83.3 ％
（25件 / 30件）
+49.2 ％
（Me：+29.7 ％）

（2024/3/1 現在）

福祉事業の直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
9237 笑美面2023/10/26+45.2 ％
7075 QLSHD2023/6/26+23.1 ％
9158 シーユーシー2023/6/21+130.7 ％
9346 ココルポート2023/3/31+31.3 ％
9229 サンウェルズ2022/6/27+18.6 ％

福祉のIPO騰落率分布


▌中小型のIPO実績
（中小型：供給額10~20億円未満のIPO）

中小型勝率平均騰落率
202 件
（2016年以降）
89.1 ％
（180件 / 202件）
+72.3 ％
（Me：+56.1 ％）

（2024/3/1 現在）

中小型の直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
5871 ＳＯＬＩＺＥ2024/2/7+37.4 ％
5892 ｙｕｔｏｒｉ2023/12/27+12.3 ％
5619 マーソ2023/12/21-8.0 ％
5868 ロココ2023/12/20-2.5 ％
5597 ブルーイノベ2023/12/12+27.7 ％

中小型のIPO騰落率分布


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