IPO初値予想:FCE Holdings(9564)【10/25更新】

 FCE Holdings(9564)の東証スタンダードへの新規上場が承認されました。ここでは、FCE HoldingsのIPOに関する基本情報から投資分析AIによる初値予測など、詳細なデータをどこよりも早く公開します!!

1企業の基本情報

企業概要 

会社名FCE Holdings(9564)
所在地東京都新宿区西新宿二丁目4番1号
従業員数179人
業種サービス業
事業概要教育研修事業、DX推進事業などを営むグループ会社の経営管理およびそれに関連する業務

【企業サイト】

https://fce-hd.co.jp/

事業メモ
 人財育成コンサルティングでは、教育業界向けに7つの習慣J事業、学習塾支援事業、インターナショナルスクール事業、フォーサイト手帳事業を手掛け、DX推進コンサルティングでは、教育業界・企業向けにeラーニング(Find!アクティブラーナー事業・Smart Boarding)やオンラインツールを用いた教育プログラムの提供、RPAサービス(Robo-Pat DX)などの提供を行う。

沿革 

代表取締役社長 石川 淳悦

 当社グループは、ビジネス書「7つの習慣R」の考え方を活かし、日本の子どもたちの主体性・自律性等を育むことを目的に、㈱C&I Holdings(旧㈱ベンチャー・リンク)の100%子会社として、2004年2月に㈱FCエデュケーション(現㈱FCEエデュケーション)を設立したことから始まりました。

2004年2月
教育サービスの提供を事業目的として、㈱C&I Holdings(旧㈱ベンチャー・リンク)の100%子会社として、東京都台東区に㈱FCエデュケーション(現㈱FCEエデュケーション)(現連結子会社)設立(資本金50百万円)
2004年2月
日本国内で「7つの習慣R」事業を展開するフランクリン・コヴィー・ジャパン㈱からライセンスを受け、7つの習慣J事業を開始
2010年9月
㈱C&I Holdingsから、学習塾支援事業を吸収分割で承継
2010年9月
企業向け研修事業を営む㈱トレーニング・カンパニー(現㈱FCEトレーニング・カンパニー)(現連結子会社)の全株式を、㈱C&I Holdingsより譲受け2010年11月㈱トレーニング・カンパニー(現㈱FCEトレーニング・カンパニー)において、外食店舗運営を開始
2012年6月
㈱FCエデュケーションにて、㈱C&I Holdingsが保有する同社株式を譲受け(自己株取得)
2013年1月
㈱FCエデュケーションの100%子会社として、㈱FCEメディカル&ケア(現㈱FCEパブリッシング)(現連結子会社)設立
2013年3月
㈱FCエデュケーションから㈱FCEエデュケーションに社名変更
2013年4月
㈱FCEエデュケーションの100%子会社として、㈱ゴールデンダイニング(現㈱ダイニングエッジインターナショナル)(現連結子会社)を設立し、店舗運営事業を移管
2013年5月
㈱ゴールデンダイニングから㈱ダイニングエッジインターナショナルに社名変更
2013年7月
㈱トレーニング・カンパニーから㈱FCEトレーニング・カンパニーに社名変更
2013年8月
㈱ダイニングエッジインターナショナルにて、外食フランチャイズ支援事業を開始
2013年10月
㈱FCEエデュケーションの100%子会社として、㈱グローバルアカデミーを設立、インターナショナルスクール事業を開始 ㈱FCEエデュケーションにて、フォーサイト手帳事業を開始
2015年7月
㈱FCEエデュケーションの100%子会社として、㈱Findアクティブラーニングを設立、オンライン学習サービス「Find!アクティブラーナー」(教員向けeラーニング)事業を開始
2017年2月
㈱Findアクティブラーニングから㈱Findアクティブラーナーに社名変更
2018年1月
㈱FCEトレーニング・カンパニーにおいて企業向けeラーニング事業(Smart Boarding)を開始
2019年7月
㈱FCEエデュケーションが、子会社であった㈱グローバルアカデミーを吸収合併
2020年10月
㈱FCEエデュケーションが、子会社であった㈱Findアクティブラーナーを吸収合併 ㈱ダイニングエッジインターナショナルが、新設分割にて外食事業を㈱ダイニングエッジに移管
2020年11月
㈱ダイニングエッジの全株式を元従業員に売却
2022年1月
㈱FCEエデュケーションが、新設分割にて学習塾教室運営事業を㈱FCEアカデミーに移管 ㈱FCEアカデミーの全株式を外部に売却

財務データ 

▌主要な経営指標等の推移

決算期2017/92018/92019/92020/92021/9
売上高16542903,3133,523
経常益2△4△22231324
最終益1△3△17121211
純資産154151136728915
総資産1612672802,0732,604
※単位は百万円、20.9から連結決算

▌セグメント別の売上内訳(2021.9)

▌BPS(1株純資産) / EPS(1株利益)の推移

※株式分割/併合がある場合は遡及し算定。

株主の状況 

株主名持株比率ロックアップ
㈱デュケレ37.76%180日
白土 将志6.13% 
鈴木 甲子雄6.04%180日
佐藤 陽彦5.76%180日
近藤 隆5.37%180日
石川 淳悦(社長)4.61%180日
イノベーション・エンジン産業創出LPS3.68%90日/1.5倍
尾上 幸裕2.14%180日
升本 甲一2.14%180日
永井 充2.14%180日
上記以外24.23% 
(LPS:投資事業有限責任組合)

▌現在の株式総数と株主構成

株式総数:3,511.8 千株(2022年9月21日現在)

?

56.439.73.8
1,981.8 千株– 千株1,395.9 千株134.1 千株
※新株予約権による潜在株式(509.4千株)を含む。

2IPOの基本情報

スケジュール 

上場承認日9月21日(水)
抽選申込期間10月11日(火)~10月17日(月)
当選発表日10月18日(火)
購入申込期間10月19日(水)~10月24日(月)
上場日10月27日(木)
※証券会社によってスケジュールは異なります。
SUNMONTUEWEDTHUFRISAT
102103104105106107108
109101010111012101310141015
1016101710181019102010211022
1023102410251026102710281029
10301031111112113114115

( 抽選申込 当選発表 購入申込 上場日 )

公開株数 

公募株資金調達などを目的に企業が新たに投資家を募集する株式。329,400 株
内訳(新規発行) 公募株のうち、上場により新たに発行する株式。0 株
(自己株式) 公募株のうち、自社で保有する自社株式。329,400 株
売出株既存株主が売り出す株式。149,400 株
内訳(買取引受) 売出株のうち、証券会社が株主から買い取って投資家に販売する分。87,000 株
(OA) 売出株のうち、公募・売出しの数量を超える需要があった場合、証券会社が対象企業の大株主等から一時的に株券を借りて、公募・売出しと同一条件で追加的に投資家に販売する分。公募・売出し数量の15%が上限。62,400 株
公開株新たに証券取引所に上場される企業の株式。OA分の株式を含む上場される株式の上限。478,800 株

(IPO指標)

  時価総額 上場時の想定時価総額。上場時の発行済み株式数と想定価格から算出。  資金調達 IPOにより企業が新たに調達する資金額。公募株数と想定価格から算出。資金調達額が大きいほど事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。 OR オファリング・レシオ(OR)。発行済み株式数のどの程度を株式市場に放出するかを示す指標。一般的にORが低いほど株式の「レア度」が高まり、初値が高くなりやすい。20~30%が平均値。  公募比率 公募・売出し総株数に占める公募株の割合(OR分除く)。公募比率が高いほどIPOが事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。
46.8 億円5.1 億円13.979.1
※時価総額と資金調達額は「想定価格」より算出。

▌上場後の株式総数と株主構成

???

54.030.43.811.9
※新株予約権による潜在株式(509.4千株)を含む。

幹事証券と抽選本数 

▌幹事証券の引受株式数

証券会社割当率割当株数
みずほ証券(主幹事)86.97%416,400株
SBI証券2.61%12,500株
岡三証券2.61%12,500株
丸三証券2.21%10,600株
岩井コスモ証券1.34%6,400株
楽天証券1.34%6,400株
あかつき証券0.42%2,000株
東洋証券0.42%2,000株
水戸証券0.42%2,000株
マネックス証券0.42%2,000株
松井証券0.42%2,000株
極東証券0.42%2,000株
むさし証券0.42%2,000株
合計100%478,800株

委託販売による取扱株数(予想)

証券会社委託元取扱株数
岡三オンライン岡三700株
※取扱株数は過去実績を元に推定。

▌IPOの抽選割合と当選本数(予測)

8%
個人2,915本
抽選321
裁量2,594
40%
個人100本
抽選50
裁量50
8%
個人100本
抽選10
裁量90
10%
個人64本
抽選6
裁量58
100%
個人64本
抽選64
裁量
100%
個人20本
抽選20
裁量
100%
個人20本
抽選20
裁量
100%
個人7本
抽選7
裁量
※抽選割合は過去実績を元に推定。1本=1単元。

star_half
Rating
IPOの評価と初値予想

期待度評価点
 9.0 /15点
4以上 積極参加 2~3 参加 1 不参加

▌注目度・業績評価
 コンサル関連のIPOは比較的人気が集まりやすく、「DX」というテーマ性もあるため、注目度はまずまず。前期(21.9)は、学習塾関連の事業が堅調に推移したほか、RPAサービスの拡大や「7つの習慣J」オンラインサービスの立ち上げなどにより、前期比で売上は6.3%増、最終益は75.2%増で着地。今期(22.9)も3Q累計は前年並みで推移。

▌需給・価格評価
 市場への供給額は7.5億円の小型案件で、株主にVCがいるもののロックアップが入っているので、需給に大きな不安はない。想定価格でPER22.2倍は、サービス業(スタンダード)の20.8倍とほぼ同水準。

《IPOの評価指標》

  供給額 投資家がIPOで吸収する金額。公開株数(公募+売出)と想定価格から算出。小さいほど初値は上昇しやすい。  成長率 直近の売上高成長率(売上高の前年比)。下段はサービス業(全市場)における成長率の中央値。 ROE 直近の自己資本利益率(=最終益/純資産)。下段はサービス業(全市場)におけるROEの中央値。 PER 想定価格を基準にした株価収益率。下段はサービス業(スタンダード)の単純PER(22.8末時点)。 PBR 想定価格を基準にした株価純資産倍率。純資産はIPOによる増資分を含む。下段はサービス業(スタンダード)の単純PBR(22.8末時点)。
7.5 億円6.323.122.23.4
サービス業3.08.920.81.2
※下段は業種別の数値(成長率とROEは中央値)。
aaa

初値予想と結果 

初値予想
(想定価格比)
2,500円(10/25予想)
+940円 / +60.3%
想定価格正式には想定発行価格。企業の成長戦略や業績、類似企業の株価などを参考に、発行企業と主幹事証券によって設定される。公開価格を決定していくプロセスの目安となる。1,560円
仮条件公開価格がブックビルディング方式で決められる際、引受証券会社があらかじめ提示する価格帯。機関投資家や他の幹事証券会社等のヒアリング結果を勘案し、主幹事証券と発行企業によって決定される。1,460円 ~ 1,560円
公開価格株式を新規に公開した際の公募・売り出し価格。1,560円
初値 証券取引所に上場後、最初に取引が成立した値段。
(公開価格比)
2,060円
+500円 / +32.1%

▌AIの予測値(10/25更新)

2,903円AI予測の詳細

▌初値騰落率の目安

+60.3+86.1+88.1+131.9
(公開価格比)(公開価格比)コンサル小型


過去のIPO実績 

▌類似案件のIPO実績

銘柄名騰落率 %供給額成長率 %ROE %
デリバリー+54.9%14.831.3%67.3%
セルム+17.3%19.6-4.7%20.5%
ノムラシステムコ+51.0%5.08.2%12.0%

▌コンサルティングのIPO実績
(経営支援・組織開発、M&Aアドバイザリー)

コンサル勝率平均騰落率
37
(2007年以降)
94.6
(35件 / 37件)
+88.1
(Q2:+68.7 %)

(2022/10/25 現在)

コンサルティングの直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
9562 ビジネスコーチ2022/10/20+100.7
9552 M&A総研2022/6/28+88.7
9219 ギックス2022/3/30+2.8
9250 GRCS2021/11/18+50.0
9246 プロジェクトC2021/9/29+32.1

コンサルのIPO騰落率分布


▌小型のIPO実績
(小型:供給額5~10億円未満のIPO)

小型勝率平均騰落率
155
(2016年以降)
94.8
(147件 / 155件)
+131.9
(Q2:+122.2 %)

(2022/10/25 現在)

小型の直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
9562 ビジネスコーチ2022/10/20+100.7
9560 プログリット2022/9/29+61.6
5126 ポーターズ2022/9/29+108.6
9557 エアクロ2022/7/29+13.8
5034 unerry2022/7/28+132.6

小型のIPO騰落率分布


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