IPO初値予想:キットアライブ(5039)【9/15更新】

 キットアライブ(5039)の札幌アンビシャスへの新規上場が承認されました。ここでは、キットアライブのIPOに関する基本情報から投資分析AIによる初値予測など、詳細なデータをどこよりも早く公開します!!

1企業の基本情報

企業概要 

会社名キットアライブ(5039)
所在地北海道札幌市北区北7条西1丁目1番地5丸増ビルNo.18,9階
従業員数47人
業種情報・通信業
事業概要企業のクラウドシステム導入時における設計・開発・保守のワンストップサービス、SaaS型製品販売企業向けの技術検証・開発・公開・運用支援サービス

【企業サイト】

https://www.kitalive.co.jp/

事業メモ
 主に、Salesforceの導入支援とSalesforce上のマーケットプレイスであるAppExchangeで販売されるSaaS型アプリケーションの構築支援を行う。Salesforceの導入支援では、ITコンサルティング・要件定義・設計・開発・システムテスト・運用保守といったシステム開発の全工程を、ITエンジニアがワンストップで提供する。2021年の導入支援実績は246件。

沿革 

代表取締役社長 嘉屋 雄大

 2007年に㈱ウイン・コンサル内にて、Salesforceを用いたクラウド事業を立ち上げ、その後、2016年8月に㈱キットアライブを設立し、ウイン・コンサルよりセールスフォース・ドットコム事業部の事業を譲り受け営業を開始しました。

2016年8月
札幌市中央区に当社設立(資本金50,000千円)
2016年10月
㈱ウイン・コンサルからセールスフォース・ドットコム事業の事業譲渡を受け営業開始
2016年10月
東京都中央区日本橋一丁目に東京事業所設立
2017年4月
札幌市北区(現住所)へ本社移転
2018年5月
東京事業所を東京都中央区日本橋二丁目へ移転
2020年10月
経済産業省北海道経済産業局などから、グローバルに活躍することが期待される、地域に根差した有望なスタートアップ企業として「J-Startup HOKKAIDO」に選定

財務データ 

▌主要な経営指標等の推移

決算期2017/122018/122019/122020/122021/12
売上高203234375478577
経常益9△57092116
最終益8△5466277
純資産175169234296373
総資産198189311394490
※単位は百万円、単体決算

▌セグメント別の売上内訳(2021.12)

▌BPS(1株純資産) / EPS(1株利益)の推移

※過去に株式分割や併合が行われている場合は遡及し算定。

株主の状況 

株主名持株比率ロックアップ
㈱テラスカイ48.21%180日
嘉屋 雄大(社長)27.55%180日
Salesforce Ventures LLC.11.71%180日
㈱ウイン・コンサル6.89%180日
北洋SDGs推進LPS2.27% 
関 崇匡1.72%継続保有
内田 みさと0.69%継続保有
菅野 大輔0.14%継続保有
中島 菜緒子0.14%継続保有
藤谷 修平0.14%継続保有
上記以外0.54% 
(LPS:投資事業有限責任組合)

▌現在の株式総数と株主構成

株式総数:1,452 千株(2022年8月23日現在)

?

30.048.27.914.0
435 千株700 千株114 千株203 千株
※新株予約権による潜在株式(249千株)を含む。

2IPOの基本情報

スケジュール 

上場承認日8月23日(火)
抽選申込期間9月7日(水)~9月13日(火)
当選発表日9月14日(水)
購入申込期間9月16日(金)~9月22日(木)
上場日9月28日(水)
※証券会社によってスケジュールが異なることがあります。
SUNMONTUEWEDTHUFRISAT
828829830831919293
949596979899910
911912913914915916917
918919920921922923924
925926927928929930101

( 抽選申込 当選発表 購入申込 上場日 )

公開株数 

公募株資金調達などを目的に企業が新たに投資家を募集する株式。50,000 株
内訳(新規発行) 公募株のうち、上場により新たに発行する株式。50,000 株
(自己株式) 公募株のうち、自社で保有する自社株式。0 株
売出株既存株主が売り出す株式。263,000 株
内訳(買取引受) 売出株のうち、証券会社が株主から買い取って投資家に販売する分。263,000 株
(OA) 売出株のうち、公募・売出しの数量を超える需要があった場合、証券会社が対象企業の大株主等から一時的に株券を借りて、公募・売出しと同一条件で追加的に投資家に販売する分。公募・売出し数量の15%が上限。0 株
公開株新たに証券取引所に上場される企業の株式。OA分の株式を含む上場される株式の上限。313,000 株

(IPO指標)

  時価総額 上場時の想定時価総額。上場時の発行済み株式数と想定価格から算出。  資金調達 IPOにより企業が新たに調達する資金額。公募株数と想定価格から算出。資金調達額が大きいほど事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。 OR オファリング・レシオ(OR)。発行済み株式数のどの程度を株式市場に放出するかを示す指標。一般的にORが低いほど株式の「レア度」が高まり、初値が高くなりやすい。20~30%が平均値。  公募比率 公募・売出し総株数に占める公募株の割合(OR分除く)。公募比率が高いほどIPOが事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。
17.7 億円0.7 億円2516
※時価総額と資金調達額は「想定価格」より算出。

▌上場後の株式総数と株主構成

???

29.041.34.94.020.8
※新株予約権による潜在株式(249千株)を含む。

幹事証券と抽選本数 

▌幹事証券の引受株式数

証券会社割当率割当株数
アイザワ証券(主幹事)84.95%265,900株
SBI証券3.51%11,000株
岡三証券3.51%11,000株
北洋証券3.00%9,400株
東洋証券3.00%9,400株
マネックス証券2.01%6,300株
合計100%313,000株

委託販売による取扱株数(予想)

証券会社委託元取扱株数
岡三オンライン岡三600株
※取扱株数は過去実績を元に推定。

▌IPOの抽選割合と当選本数(予測)

40%
個人88本
抽選44
裁量44
8%
個人88本
抽選9
裁量79
100%
個人63本
抽選63
裁量
100%
個人6本
抽選6
裁量
※抽選割合は過去実績を元に推定。1本=1単元。

star_half
Rating
IPOの評価と初値予想

期待度評価点
 9.0 /15点
※IPO参加目安:4以上 積極参加 2~3 参加 1 不参加

▌注目度・業績評価
 システム開発関連のIPOは比較的人気化しやすく、注目度はまずまず。前期(21.12)は、企業のテレワークが浸透しつつある中で、北海道内に加え、道外からもテレワークの実施、社内システム運用等を見直す顧客を中心に案件の引き合いが強く、前期比で売上は20.7%増、最終益は25.5%増を達成。今期(23.12)も新規顧客の増加などもあり、2Q累計は順調に推移。

▌需給・価格評価
 市場への供給額は5億円未満の超小型案件も、上場市場が札幌アンビシャスとマイナー市場となるため、需給面はやや不安。想定価格でPER22.9倍は情報・通信業(グロース)の59.8倍と比較しても割安な水準。

《IPOの評価指標》

  供給額 投資家がIPOで吸収する金額。公開株数(公募+売出)と想定価格から算出。小さいほど初値は上昇しやすい。  成長率 直近の売上高成長率(売上高の前年比)。下段は情報・通信業(全市場)における成長率の中央値。 ROE 直近の自己資本利益率(=最終益/純資産)。下段は情報・通信業(全市場)におけるROEの中央値。 PER 想定価格を基準にした株価収益率。下段は情報・通信業(グロース)の単純PER(22.7末時点)。 PBR 想定価格を基準にした株価純資産倍率。純資産はIPOによる増資分を含む。下段は情報・通信業(グロース)の単純PBR(22.7末時点)。
4.4 億円20.720.622.94.1
情報・通信7.011.159.84.2
※下段は上場企業の業種別の数値(成長率とROEは中央値)。
aaa

初値予想と結果 

初値予想
(想定価格比)
2,400円(9/15予想)
+990円 / +70.2%
想定価格正式には想定発行価格。企業の成長戦略や業績、類似企業の株価などを参考に、発行企業と主幹事証券によって設定される。公開価格を決定していくプロセスの目安となる。1,410円
仮条件公開価格がブックビルディング方式で決められる際、引受証券会社があらかじめ提示する価格帯。機関投資家や他の幹事証券会社等のヒアリング結果を勘案し、主幹事証券と発行企業によって決定される。1,230円 ~ 1,410円
公開価格株式を新規に公開した際の公募・売り出し価格。1,410円
初値 証券取引所に上場後、最初に取引が成立した値段。
(公開価格比)
1,666円
+256円 / +18.2%

▌AIの予測値(9/15更新)

3,215円AI予測の詳細

▌初値騰落率の目安

+70.2+128.0+136.0+209.3
(公開価格比)(公開価格比)シス開発超小型


過去のIPO実績 

▌類似案件のIPO実績

銘柄名騰落率 %供給額成長率 %ROE %
サークレイス+222.2%6.13.2%-140.0%
フレクト+127.8%12.8-11.2%-80.2%

▌システム開発のIPO実績
(システムの受託開発や役務提供など)

シス開発勝率平均騰落率
92
(2007年以降)
93.5
(86件 / 92件)
+136.0
(Q2:+120.9 %)

(2022/9/15 現在)

システム開発の直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
9558 ジャパニアス2022/9/13+97.1
5036 JBS2022/8/2+20.2
5035 HOUSEI2022/7/29+45.0
5033 ヌーラボ2022/6/28-4.5
5029 サークレイス2022/4/12+222.2

シス開発のIPO騰落率分布


▌超小型のIPO実績
(超小型:供給額5億円未満のIPO)

超小型勝率平均騰落率
72
(2016年以降)
97.2
(70件 / 72件)
+209.3
(Q2:+177.6 %)

(2022/9/15 現在)

超小型の直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
7140 ペットゴー2022/4/28+135.5
9223 ASNOVA2022/4/21-8.0
7138 TORICO2022/3/23+47.6
9215 CaSy2022/2/22+48.2
9211 エフ・コード2021/12/24+197.0

超小型のIPO騰落率分布


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