KOMPEITO[コンペイトウ]のIPO情報と初値予想

 KOMPEITO[コンペイトウ](618A)東証グロースへの新規上場が承認されました。ここでは、KOMPEITO[コンペイトウ]のIPOに関する基本情報から投資分析AIによる初値予測など、詳細なデータをどこよりも早く公開します!!

0目次

  1. 企業の基本情報
    1. 企業概要(事業解説)
    2. 沿革(代表者)
    3. 財務データ(業績、売上内訳、比率分析)
    4. 株主の状況(現在の株式総数と株主構成)
  2. IPOの基本情報
    1. 公開株数(上場後の株式総数と株主構成)
    2. 幹事証券と抽選本数(引受株式、抽選割合)
    3. スケジュール
  3. IPOの評価と初値予想
    1. IPO所感(評価、抽選スタンス)
    2. 初値予想と結果(条件、初値予想、AI予測)
    3. 過去のIPO(類似案件、分類・規模別実績)

1企業の基本情報

企業概要 

 事業内容は、『オフィスに設置した冷蔵庫・冷凍庫で、サラダや弁当等の健康的な食事を提供する設置型健康社食『OFFICE DE YASAI(オフィスでやさい)』を軸とした食の福利厚生サービスの運営』となっています。

会社名KOMPEITO[コンペイトウ](618A)
所在地東京都品川区西五反田二丁目28番5号
設立日2012年9月3日
従業員数184人
業種サービス業

【企業サイト】
KOMPEITO[コンペイトウ]公式サイト
https://kompeito.co.jp/

事業解説
 主力事業は、オフィスに冷蔵庫・冷凍庫を設置し、サラダや惣菜など健康的な食事を提供する食の福利厚生サービス「OFFICE DE YASAI」。企業の健康経営や従業員の食生活改善を支援するとともに、生産者の販路拡大にもつなげています。併せて設置するタブレット端末のサイネージメディア「OFFICE DE MEDIA」、サラダを販売する次世代自動販売機「SALAD STAND」も展開。「働く人の健康」と「食・農業」を結びつける事業モデルが特徴です。

沿革 

KOMPEITO[コンペイトウ]のトップメッセージ

代表取締役 CEO 渡邉 瞬

 当社グループは野菜の生産者と消費者をつなぐためのECサイト運営を目的とする会社として設立され、その後2014年4月に、オフィスで手軽に健康的な食事をとることができるサービスの可能性に着目し、「設置型健康社食」の提供を開始いたしました。

(引用:KOMPEITO[コンペイトウ]HP
2012年9月
東京都港区東麻布において、資本金3,000千円で㈱KOMPEITOを設立 野菜の生産者と消費者をつなぐためのECサイト「Agrich(アグリッチ)」の提供を開始
2013年2月
実店舗での野菜販売を開始
2014年4月
設置型健康社食サービス「OFFICE DE YASAI(オフィスでやさい)」の提供を開始
2014年8月
東京都渋谷区千駄ヶ谷に本社を移転
2016年7月
東京都港区東麻布に本社を移転
2016年8月
ラストワンマイル配送を目的に明治牛乳販売店、朝日新聞販売店との業務提携を開始
2017年3月
シリーズAラウンド総額約1.5億円の資金調達を実施
2017年5月
東京都渋谷区渋谷に本社を移転
2018年7月
冷凍惣菜お届けサービス「オフィスでごはん」の提供を開始
2019年2月
決済アプリ「YASAI PAY(野菜ペイ)」の提供を開始
2020年5月
オフィスワーカーに特化した広告・プロモーションサービス「OFFICE DE MEDIA(オフィスでメディア)」の提供を開始
2020年9月
関西製造拠点・配送拠点の立ち上げ(外部委託として実施)
2020年10月
シリーズBラウンド総額約3.2億円の資金調達を実施
2020年10月
沖縄・北海道製造拠点・配送拠点の立ち上げ(外部委託として実施)
2020年11月
次世代自動販売機「SALAD STAND(サラダスタンド)by OFFICE DE YASAI」の実証実験の開始
2021年5月
カット野菜及びカットフルーツの日持ち7日商品の開発
2022年3月
シリーズCラウンド総額約12.9億円の資金調達を実施
2022年7月
東京都品川区西五反田に本社を移転
2022年9月
九州製造拠点・配送拠点の立ち上げ(外部委託として実施)
2023年1月
「SALAD STAND(サラダスタンド)by OFFICE DE YASAI」の京王井の頭線渋谷駅での販売を開始
2024年5月
米国において、当社の完全子会社KOMPEITO USA Inc.を設立
2024年8月
シリーズDラウンド総額約10.7億円の資金調達を実施
2024年9月
当社の完全子会社㈱ODYデリバリーズを設立
2024年11月
東京都大田区を基盤とする牛乳販売店の事業を譲受
2025年4月
障がい者雇用の促進と農業の人手不足を解消する新サービス「やさいサポーターズ」を開始
2025年9月
東京都世田谷区、江東区、練馬区、杉並区を基盤とする牛乳販売店の事業を譲受
2025年10月
高齢者個人宅向け配食及び介護施設向け調理済食材配食を行う㈱優食を完全子会社化
2025年11月
東京都文京区、埼玉県朝霞市を基盤とする牛乳販売店の事業を譲受

財務データ 

 2025年8月期の事業売上は5,737百万円で、構成比はセグメント別に、福利厚生サービス100%となっています。

 前期(25.8)は人手不足の環境下の中で自社従業員に対する福利厚生の見直しニーズが見られ、前期比で売上は85%増最終は△161百万円で着地しました。

 今期(26.8)は地域によって商品構成を変更する地産地消の動きや、地方の特産品のオフィスワーカーへの認知向上へ繋がるサンプリングの取組みを加速化させ、3Q累計は前期を大幅に上回る売上を計上し、収益も黒人転換で推移しています。

▌主要な経営指標等の推移

決算期2021/82022/82023/82024/82025/8
売上高5809611,6963,1015,737
経常益△195△269△433△461△246
最終益△198△272△435△467△161
純資産△186802367965803
総資産1961,4461,1432,9842,907
※単位は百万円、24.8から連結決算

▌セグメント別の売上内訳(2025.8)

▌BPS(1株純資産) / EPS(1株利益)の推移

※株式分割/併合がある場合は遡及し算定。

▌比率分析

 企業の『収益力』や『安全性』を上場しているサービス業543社と比較すると、まず、収益力については赤字決算のため、現状では比較することができません。

 また、安全性の観点から資産負債構成を見ると、流動比率が254.2%となっており、平均的な状態といえます。

貸借対照表 B/S損益計算書 P/L
総資産 2,907 百万円売上高 5,737 百万円

流動資産
固定資産
流動負債
固定負債
純資産
売上原価
販管費
営業利益
売上高
営業損失
収益性指標
売上高営業利益率 = -3.9(μ:6.6 Me:6.3
総資本営業利益率 = -7.8(μ:6.1 Me:6.4
自己資本利益率 = -20(μ:2.9 Me:9.6
安全性指標
流動比率「流動資産 ÷ 流動負債」で計算され、企業の短期的な財務安全性(支払い能力)を測定する指標。 = 254.2(μ:269.6 Me:201
固定比率「固定資産 ÷ 純資産」で計算され、長期間に活用される固定資産がどれだけ純資産で調達されているかを測定する指標。一般的には100%以下が目安とされる。 = 53.7(μ:104.6 Me:62.6
自己資本比率「自己資本 ÷ 総資本」で計算され、企業の中長期的な財務安全性を測定する指標。100%は無借金経営。 = 27.6(μ:52.4 Me:51.7
成長性指標
売上高成長率 = 85(μ:11.2 Me:8

※カッコ内の数値はサービス業(543社)の平均値(μ)及び中央値(Me)です。

株主の状況 

 現在の発行済株式総数は10,532千株で、株式保有割合は、ベンチャーキャピタル(VC)61.8%経営陣25.8%その他12.4%となっています。

 VCが一定割合の株式を保有しているため、初値や上場後の株価形成に際し、ロックアップから外れた段階で売り圧力が強まるリスクがあります。また、主要株主にロックアップが入っているのは安心材料になります。

株主名持株比率ロックアップ
渡邉 瞬(社長)21.85%180日
JICベンチャー・グロース・ファンド1号LPS9.97%90日/1.5倍
IF Growth Opportunity Fund I, L.P.8.52%180日
ニッセイ・キャピタル7号LPS8.33%90日/1.5倍
ニッセイ・キャピタル11号LPS7.07%90日/1.5倍
ニッセイ・キャピタル9号LPS6.14%90日/1.5倍
インキュベイトファンド2号LPS5.24%180日
キユーピー㈱3.88%360日
あおぞらHYBRID3号LPS2.90%90日/1.5倍
鈴与㈱2.51%360日
上記以外23.59%
(LPS:投資事業有限責任組合)

▌現在の株式総数と株主構成

株式総数 10,532千株(2026年8月12日現在)

?

25.812.461.8
2,719.2 千株– 千株1,304.9 千株6,507.8 千株
※新株予約権による潜在株式(683.6千株)を含む。

2IPOの基本情報

公開株数 

 IPOの公募比率は1.2%と低く、売出される株式は、主にベンチャーキャピタル(VC)の株式放出によるものです。初値形成にはややネガティブといえます。公募株式は、主に新規発行になります。

 上場する株式の時価総額は154.4億円で、今回募集する株式は上場時発行済株式の39.6%分に相当します。募集株式に対する投資家の資金供給額は75.2億円で、IPOとしては中大型以上の案件になります。

公募株資金調達などを目的に企業が新たに投資家を募集する株式。50,000 株
内訳(新規発行) 公募株のうち、上場により新たに発行する株式。50,000 株
(自己株式) 公募株のうち、自社で保有する自社株式。0 株
売出株既存株主が売り出す株式。4,767,500 株
内訳(買取引受) 売出株のうち、証券会社が株主から買い取って投資家に販売する分。4,139,300 株
(OA) 売出株のうち、公募・売出しの数量を超える需要があった場合、証券会社が対象企業の大株主等から一時的に株券を借りて、公募・売出しと同一条件で追加的に投資家に販売する分。公募・売出し数量の15%が上限。628,200 株
公開株新たに証券取引所に上場される企業の株式。OA分の株式を含む上場される株式の上限。4,817,500 株

(IPO指標)

  時価総額 上場時の想定時価総額。上場時の発行済み株式数と想定価格から算出。  資金調達 IPOにより企業が新たに調達する資金額。公募株数と想定価格から算出。資金調達額が大きいほど事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。 OR オファリング・レシオ(OR)。発行済み株式数のどの程度を株式市場に放出するかを示す指標。一般的にORが低いほど株式の「レア度」が高まり、初値が高くなりやすい。20~30%が平均値。  公募比率 公募・売出し総株数に占める公募株の割合(OR分除く)。公募比率が高いほどIPOが事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。
154.4 億円0.8 億円42.31.2
※時価総額と資金調達額は「想定価格」より算出。

▌上場後の株式総数と株主構成

???

25.710.524.239.6
※新株予約権による潜在株式(683.6千株)を含む。

幹事証券と抽選本数 

 今回のIPOではSBI証券が主幹事となっており、割当株数の36%程度が個人向け抽選に配分されると予想されます。

 また、幹事証券になるマネックス松井も割当株数の大半が個人向け抽選に配分されるため、狙い目になります。

▌幹事証券の引受株式数

証券会社割当率割当株数
SBI証券(主幹事)-%-株
九州FG証券-%-株
静銀ティーエム証券-%-株
中銀証券-%-株
西日本シティTT証券-%-株
八十二証券-%-株
ひろぎん証券-%-株
松井証券-%-株
マネックス証券-%-株
合計100%-株

委託販売による取扱株数(予想)

証券会社委託元取扱株数
SBIネオトレード証券SBI-株
※取扱株数は過去実績を元に推定。

▌IPOの抽選割合と当選本数(予測)

36%
個人-本
抽選
裁量
90%
個人-本
抽選
裁量
90%
個人-本
抽選
裁量
100%
個人-本
抽選
裁量
※抽選割合は過去実績を元に推定。1本=1単元。

スケジュール 

上場承認日8月12日(水)
抽選申込期間8月27日(木)~9月2日(水)
当選発表日9月3日(木)
購入申込期間9月4日(金)~9月9日(水)
上場日9月11日(金)
※証券会社によってスケジュールは異なります。
SUNMONTUEWEDTHUFRISAT
816817818819820821822
823824825826827828829
8308319192939495
96979899910911912
913914915916917918919

( 抽選申込 当選発表 購入申込 上場日 )

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IPOの評価と初値予想

▌注目度・業績評価

 企業の健康経営や人材確保を背景に、従業員向けの食事・福利厚生需要が拡大しており、注目度は高いです。主力の「OFFICE DE YASAI」の契約社数が6,644社まで拡大するなど、売上は急速に伸びており、今期は黒字化も進展していることから、中長期的に増収・収益改善が期待できます。

▌需給・価格評価

 IPOとしては中大型案件で、株主には多くのVCが入っており、ロックアップは入っているものの、需給面が初値の上値を抑える可能性があります。また、募集株式の大半が株式の売出になるのもマイナス材料です。

▌IPO抽選へのスタンス

 今回のIPOは初値が公開価格を上回る可能性が高いため、IPO抽選には当選を狙って『参加』したいところです。

期待度評価点
 6.5 /15点
4以上 積極参加 2~3 参加 1 不参加

《IPOの評価指標》

 供給額 投資家がIPOで吸収する金額。公開株数(公募+売出)と想定価格から算出。小さいほど初値は上昇しやすい。 成長率 直近の売上高成長率(売上高の前年比)。下段はサービス業(全市場)における成長率の中央値。 ROE 直近の自己資本利益率(=最終益/純資産)。下段はサービス業(全市場)におけるROEの中央値。 PER 想定価格を基準にした株価収益率。下段はサービス業(グロース)の単純PER(26.4末時点)。 PBR 想定価格を基準にした株価純資産倍率。純資産はIPOによる増資分を含む。下段はサービス業(グロース)の単純PBR(26.4末時点)。
75.2 億円85.0-20.017.8
サービス業8.09.621.82.2
※実績値で計算、下段は業種別の数値(成長率とROEは中央値)。
aaa

初値予想と結果 

 上記のIPO評価を踏まえた上で、初値は想定価格1,560円から+340円(+21.8%)高い1,900円と予想します。なお、AI予測値は1,749円となっており、これと同程度の予想としています。

初値予想
(想定価格比)
1,900円(8/14予想)
+340円 / +21.8%
想定価格正式には想定発行価格。企業の成長戦略や業績、類似企業の株価などを参考に、発行企業と主幹事証券によって設定される。公開価格を決定していくプロセスの目安となる。1,560円
仮条件公開価格がブックビルディング方式で決められる際、引受証券会社があらかじめ提示する価格帯。機関投資家や他の幹事証券会社等のヒアリング結果を勘案し、主幹事証券と発行企業によって決定される。-円 ~ -円
公開価格株式を新規に公開した際の公募・売り出し価格。-円
初値 証券取引所に上場後、最初に取引が成立した値段。
(公開価格比)
-円
(-円 / -%)

▌AIの予測値(8/14計算)

AI予測1,749円AI予測の詳細

▌初値騰落率の目安

+21.8+12.1+43.2+15.6
(想定価格比)(想定価格比)サービス業中大型以上

過去のIPO 

 最後に過去の類似IPOの状況ですが、直近では17年3月に上場したグリーンズ(6547)の初値騰落率は+8.6%でした。

 今回のIPOと同じサービス業(その他)関連に分類されるIPOは2007年以降138件で、初値が公開価格を上回った割合(勝率)は74.6%、初値騰落率の平均は+43.2%(中央値+27.9%)となっています。

 また、今回と同じ中大型以上のIPOは2017年以降171件で、勝率は55.0%、初値騰落率の平均は+15.6%(中央値+2.5%)となっています。

▌類似案件のIPO実績

銘柄名騰落率 %供給額成長率 %ROE %
グリーンズ+8.6%68.311.2%40.1%

▌サービス業(その他)のIPO実績
(サービス業のうち他に分類されない企業など)

サービス業勝率平均騰落率
138
(2007年以降)
74.6
(103件 / 138件)
+43.2
(Me:+27.9 %)

(2026/8/14 現在)

サービス業(その他)の直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
607A エブリー2026/8/4+27.8
378A ヒット2025/7/4+44.4
372A レント2025/6/30+32.3
369A エータイ2025/6/26+68.7
366A ウェルネスC2025/6/23+33.1

サービス業のIPO騰落率分布

▌中大型以上のIPO実績
(中大型以上:供給額50億円以上のIPO)

中大型以上勝率平均騰落率
171
(2017年以降)
55.0
(94件 / 171件)
+15.6
(Me:+2.5 %)

(2026/8/14 現在)

中大型以上の直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
593A ティアフォー2026/7/22-7.0
603A アイ・グリッド2026/7/29+23.8
581A GO2026/6/16+21.3
523A セイワHD2026/3/27-2.4
505A ギークリー2026/2/27-7.5

中大型以上のIPO騰落率分布

(データ引用:日本証券取引所 新規上場会社情報















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