ルクレ(648A)のIPO情報と初値予想【公開価格決定】
- 2026/10/5
- IPO企業一覧
ルクレ(648A)の東証グロースへの新規上場が承認されました。ここでは、ルクレのIPOに関する基本情報から投資分析、AIによる初値予測など、詳細なデータをどこよりも早く公開します!!
0目次
1企業の基本情報
企業概要
事業内容は、『デバイス×AIクラウド型の『記録DXプラットフォーム』を提供』となっています。
| 会社名 | ルクレ(648A) |
|---|---|
| 所在地 | 東京都港区北青山一丁目2番3号 |
| 設立日 | 1995年9月20日 |
| 従業員数 | 47人 |
| 業種 | 情報・通信業 |
【企業サイト】
https://lecre.jp/

沿革

代表取締役 有馬 弘進
私たちは、記録に新しい価値を与えることで記録の可能性を広げ、世界を次のステージへ導きます。未来は記録の中にあります。写真の力と先進のテクノロジーをかけ合わせ、誰も取り残さない“やさしいDX”を推進することで、すべての人が恩恵を受けられる未来を実現します。
財務データ
2025年9月期の事業売上は2,920百万円で、構成比は事業領域別に、施工記録68.9%、成長記録31%、その他0.2%となっています。
前期(25.9)は施工記録領域で「蔵衛門プレミアム」のID数が前年度比51.2%増に達したほか、成長記録領域でも「みんなの写真屋さん」が好調に推移し、前期比で売上は31%増、最終は226百万円で着地しました。
今期(26.9)は引き続きストック型収益である「蔵衛門プレミアム」で契約社数前期比2割増を見込むなど事業拡大が進んでおり、売上は19%増、最終は464百万円を見込んでいます。1株利益は60.67円、配当は8円予想としています。
なお、来期(27.9)は売上20.3%増の4,177百万円、最終益は70.9%増の792百万円を見込み、1株利益は91.73円、配当は24円の予想としています。
▌主要な経営指標等の推移
| 決算期 | 2021/9 | 2022/9 | 2023/9 | 2024/9 | 2025/9 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,840 | 1,581 | 1,646 | 2,224 | 2,920 |
| 経常益 | 185 | △240 | △126 | 77 | 342 |
| 最終益 | 121 | △124 | △84 | 49 | 226 |
| 純資産 | 769 | 584 | 439 | 428 | 592 |
| 総資産 | 996 | 1,084 | 1,025 | 1,195 | 1,617 |
▌事業領域別の売上内訳(2025.9)
▌BPS(1株純資産) / EPS(1株利益)の推移
▌比率分析
企業の『収益力』や『安全性』を上場している情報・通信業585社の中央値と比較すると、収益力は売上高営業利益率が0%など、やや低い数値となっています。
また、安全性の観点から資産負債構成を見ると、固定比率が21.3%となっており、平均的な状態といえます。
| 貸借対照表 B/S | 損益計算書 P/L |
|---|---|
| 総資産 1,617 百万円 | 売上高 2,920 百万円 |
| ▉流動資産 ▉固定資産 | ▉流動負債 ▉固定負債 ▉純資産 | ▉売上原価 ▉販管費一 ▉営業利益 | ▉売上高 ▉営業損失 |
※カッコ内の数値は情報・通信業(585社)の平均値(μ)及び中央値(Me)です。
株主の状況
現在の発行済株式総数は10,305千株で、株式保有割合は、その他88.3%、経営陣11.7%となっています。
株式保有は安定株主が占めているため、初値や上場後の株価形成に際し、大きな懸念はありません。また、主要株主にロックアップが入っているのは安心材料になります。
| 株主名 | 持株比率 | ロックアップ |
|---|---|---|
| TAK㈱ | 44.94% | 180日 |
| 池田 武史 | 33.58% | |
| 有馬 弘進(社長) | 11.82% | 180日 |
| 渋谷 充宏 | 2.36% | 180日 |
| 池田 恭子 | 1.77% | 180日 |
| 野村 絵里奈 | 1.34% | 180日 |
| 東 哲 | 0.75% | 180日 |
| 阿部 雅美 | 0.37% | 180日 |
| 嶌﨑 香織 | 0.37% | 180日 |
| 石倉 麻里奈 | 0.37% | 180日 |
| 上記以外 | 2.33% |
▌現在の株式総数と株主構成
株式総数 10,305千株(2026年9月8日現在)
| 11.7 % | – % | 88.3 % | – % |
| 1,210 千株 | – 千株 | 9,095 千株 | – 千株 |
2IPOの基本情報
公開株数
IPOの公募比率は15%と低く、売出される株式は、主にその他(創業者)の株式放出によるものです。初値形成にはややネガティブといえます。公募株式は、主に自己株式になります。
上場する株式の時価総額は129.2億円で、今回募集する株式は上場時発行済株式の32.4%分に相当します。募集株式に対する投資家の資金供給額は52.2億円で、IPOとしては中大型以上の案件になります。
| 公募株 ?資金調達などを目的に企業が新たに投資家を募集する株式。 | 500,000 株 | |
|---|---|---|
| 内訳 | (新規発行) ?公募株のうち、上場により新たに発行する株式。 | 0 株 |
| (自己株式) ?公募株のうち、自社で保有する自社株式。 | 500,000 株 | |
| 売出株 ?既存株主が売り出す株式。 | 3,341,000 株 | |
| 内訳 | (買取引受) ?売出株のうち、証券会社が株主から買い取って投資家に販売する分。 | 2,840,000 株 |
| (OA) ?売出株のうち、公募・売出しの数量を超える需要があった場合、証券会社が対象企業の大株主等から一時的に株券を借りて、公募・売出しと同一条件で追加的に投資家に販売する分。公募・売出し数量の15%が上限。 | 501,000 株 | |
| 公開株 ?新たに証券取引所に上場される企業の株式。OA分の株式を含む上場される株式の上限。 | 3,841,000 株 | |
(IPO指標)
| 時価総額 ?上場時の想定時価総額。上場時の発行済み株式数と想定価格から算出。 | 資金調達 ?IPOにより企業が新たに調達する資金額。公募株数と想定価格から算出。資金調達額が大きいほど事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。 | OR ?オファリング・レシオ(OR)。発行済み株式数のどの程度を株式市場に放出するかを示す指標。一般的にORが低いほど株式の「レア度」が高まり、初値が高くなりやすい。20~30%が平均値。 | 公募比率 ?公募・売出し総株数に占める公募株の割合(OR分除く)。公募比率が高いほどIPOが事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。 |
|---|---|---|---|
| 129.2 億円 | 6.8 億円 | 35.2 % | 15 % |
▌上場後の株式総数と株主構成
| 11.7 % | – % | 42.7 % | – % | 32.4 % |
幹事証券と抽選本数
今回のIPOでは野村證券が主幹事となっており、割当株数の8%程度が個人向け抽選に配分されると予想されます。
▌幹事証券の引受株式数
| 証券会社 | 割当率 | 割当株数 |
|---|---|---|
| 野村證券(主幹事) | 99.13% | 3,807,600株 |
| SBI証券 | 0.87% | 33,400株 |
| 合計 | 100% | 3,841,000株 |
★ 委託販売による取扱株数(予想)
| 証券会社 | 委託元 | 取扱株数 |
|---|---|---|
| DMM.com証券 | – | 500株 |
▌IPOの抽選割合と当選本数(予測)
| 個人 | 28,138本 |
|---|---|
| 抽選 | 3,046本 |
| 裁量 | 25,092本 |
| 個人 | 289本 |
|---|---|
| 抽選 | 149本 |
| 裁量 | 140本 |
| 個人 | 5本 |
|---|---|
| 抽選 | 5本 |
| 裁量 | –本 |
スケジュール
| 上場承認日 | 9月8日(火) |
|---|---|
| 抽選申込期間 | 9月29日(火)~10月2日(金) |
| 当選発表日 | 10月5日(月) |
| 購入申込期間 | 10月6日(火)~10月9日(金) |
| 上場日 | 10月15日(木) |
| SUN | MON | TUE | WED | THU | FRI | SAT |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 920 | 921 | 922 | 923 | 924 | 925 | 926 |
| 927 | 928 | 929 | 930 | 101 | 102 | 103 |
| 104 | 105 | 106 | 107 | 108 | 109 | 1010 |
| 1011 | 1012 | 1013 | 1014 | 1015 | 1016 | 1017 |
| 1018 | 1019 | 1020 | 1021 | 1022 | 1023 | 1024 |
( 抽選申込 当選発表 購入申込 上場日 )
RatingIPOの評価と初値予想
▌注目度・業績評価
業務効率関連のIPOは比較的人気化しやすく、人材難が深刻な建設現場での「DX」を成長軸とする点からも、注目度は高いといえます。直近では、「蔵衛門プレミアム」や「みんなの写真屋さん」の事業拡大により、売上・利益ともに飛躍的に伸びており、このままの成長速度が維持できるかが今後の焦点となります。
▌需給・価格評価
IPOとしては中大型案件で、株主には安定株主しかおらず、ロックアップも入っており、需給に大きな不安はありません。来期(27.9)の利益予想に基づくPERは14.8倍と業種平均37.1倍(情報通信・グロース)と比較して割安な水準で、配当利回りは1.8%となっています。
▌IPO抽選へのスタンス
今回のIPOは初値が公開価格を上回る可能性が高いため、IPO抽選には当選を狙って『参加』したいところです。
| 期待度 | 評価点 |
|---|---|
| 8.5 /15点 |
《IPOの評価指標》
| 供給額 ?投資家がIPOで吸収する金額。公開株数(公募+売出)と想定価格から算出。小さいほど初値は上昇しやすい。 | 成長率 ?直近の売上高成長率(売上高の前年比)。下段は情報・通信業(全市場)における成長率の中央値。 | ROE ?直近の自己資本利益率(=最終益/純資産)。下段は情報・通信業(全市場)におけるROEの中央値。 | PER ?想定価格を基準にした株価収益率。下段は情報・通信業(グロース)の単純PER(26.4末時点)。 | PBR ?想定価格を基準にした株価純資産倍率。純資産はIPOによる増資分を含む。下段は情報・通信業(グロース)の単純PBR(26.4末時点)。 |
|---|---|---|---|---|
| 52.2 億円 | 31.3 % | 38.2 % | 57.1 倍 | 10.6 倍 |
| 情報・通信 | 8.9 % | 10.1 % | 37.1 倍 | 3.3 倍 |
|---|
初値予想と結果
上記のIPO評価を踏まえた上で、初値は公開価格1,480円から+520円(+35.1%)高い2,000円と予想します。なお、AI予測値は2,752円となっており、これより低い弱気の予想としています。
| 初値予想 (公開価格比) | 2,000円(10/5予想) (+520円 / +35.1%) |
|---|---|
| 想定価格 ?正式には想定発行価格。企業の成長戦略や業績、類似企業の株価などを参考に、発行企業と主幹事証券によって設定される。公開価格を決定していくプロセスの目安となる。 | 1,360円 |
| 仮条件 ?公開価格がブックビルディング方式で決められる際、引受証券会社があらかじめ提示する価格帯。機関投資家や他の幹事証券会社等のヒアリング結果を勘案し、主幹事証券と発行企業によって決定される。 | 1,390円 ~ 1,480円 |
| 公開価格 ?株式を新規に公開した際の公募・売り出し価格。 | 1,480円 |
| 初値 ?証券取引所に上場後、最初に取引が成立した値段。 (公開価格比) | -円 (– / –) |
過去のIPO
最後に過去の類似IPOの状況ですが、直近では24年3月に上場したL is B(145A)の初値騰落率は+30.7%でした。
今回のIPOと同じ業務効率関連に分類されるIPOは2007年以降33件で、初値が公開価格を上回った割合(勝率)は90.9%、初値騰落率の平均は+106.2%(中央値+101.1%)となっています。
また、今回と同じ中大型以上のIPOは2017年以降171件で、勝率は55.0%、初値騰落率の平均は+15.6%(中央値+2.5%)となっています。
▌類似案件のIPO実績
| 銘柄名 | 騰落率 % | 供給額 億 | 成長率 % | ROE % |
|---|---|---|---|---|
| エルイズビー | +30.7% | 15.4 | 31.7% | 7.2% |
| CCT | +101.1% | 14.3 | 16.1% | 17.5% |
| スパイダープラス | +48.4% | 88.8 | 53.4% | 19.8% |
▌業務効率のIPO実績
(DXなど自動化・効率化を目的としたサービス)
| 業務効率 | 勝率 | 平均騰落率 | |||
|
|
|
(2026/9/9 現在)
業務効率の直近IPO
| コード/銘柄 | 上場日 | 初値騰落率 |
|---|---|---|
| 598A チャットプラス | 2026/7/15 | +111.5 % |
| 558A SQUEEZE | 2026/4/22 | +8.7 % |
| 519A ベーシック | 2026/3/25 | -8.0 % |
| 334A VPJ | 2025/3/25 | +112.6 % |
| 298A GVATECH | 2024/12/26 | +1.4 % |
業務効率のIPO騰落率分布
▌中大型以上のIPO実績
(中大型以上:供給額50億円以上のIPO)
| 中大型以上 | 勝率 | 平均騰落率 | |||
|
|
|
(2026/9/9 現在)
中大型以上の直近IPO
| コード/銘柄 | 上場日 | 初値騰落率 |
|---|---|---|
| 593A ティアフォー | 2026/7/22 | -7.0 % |
| 603A アイ・グリッド | 2026/7/29 | +23.8 % |
| 581A GO | 2026/6/16 | +21.3 % |
| 523A セイワHD | 2026/3/27 | -2.4 % |
| 505A ギークリー | 2026/2/27 | -7.5 % |
中大型以上のIPO騰落率分布
(データ引用:日本証券取引所 新規上場会社情報)