IPO初値予想:SBIリーシングサービス(5834)【10/12更新】

 SBIリーシングサービス(5834)の東証グロースへの新規上場が承認されました。ここでは、SBIリーシングサービスのIPOに関する基本情報から投資分析AIによる初値予測など、詳細なデータをどこよりも早く公開します!!

1企業の基本情報

企業概要 

会社名SBIリーシングサービス(5834)
所在地東京都港区六本木一丁目6番1号
従業員数34人
業種証券・商品先物取引業
事業概要航空機、船舶などを対象としたオペレーティング・リース事業に投資するファンドの組成・販売

【企業サイト】

https://www.sbils.co.jp/

事業メモ
 ファンド事業では、投資家からの出資金や金融機関からの借入金により航空機、船舶等の大型の償却資産を購入し、航空会社や海運会社等の借り手(レッシー)にオペレーティング・リース形式で賃貸することで収益を得る事業(JOL)を行う。また、法人税の繰延効果及びリース満了時のリース物件売却によるキャピタルゲインの獲得を図る小口化商品(JOLCO)も販売する。

沿革 

代表取締役社長 久保 光男

 当社は金融商品仲介業や住宅ローン・保険等の取り扱いを行うSBIマネープラザ㈱が、2016年9月に開始したオペレーティング・リースファンド事業につき、当該事業の拡大を目指し、同社から当該事業を担っていたファンド組成部門を独立させ、2017年4月に設立いたしました。

2017年4月
東京都港区において当社設立
2017年6月
SBIマネープラザ㈱が2016年9月より行っていたオペレーティング・リース事業に係るファンドを譲受
2017年10月
「第二種金融商品取引業」登録(関東財務局長(金商)第3016号)
2018年1月
貸金業の登録(東京都知事(1)第31678号)
2018年11月
アイルランドの航空機アセットマネージャーであるABL Aviation社と業務提携
2019年1月
小型航空機やヘリコプターの販売・管理を行うゼネラルアビエーション事業を開始
2019年3月
ゼネラルアビエーション事業の拡大を目的として、㈱オートパンサーから吸収分割により、航空機事業を承継
2019年4月
西日本支店(現大阪支店)を開設
2020年12月
デルタ航空向け航空機案件(JOL商品)取扱い開始
2021年6月
福岡支店を開設
2021年8月
名古屋オフィス、高松オフィスを開設

財務データ 

▌主要な経営指標等の推移

決算期2018/32019/32020/32021/32022/3
売上高1746120296
経常益△2△22△728
最終益△2△11△76104
純資産57724132
総資産21222390409298
※単位は億円、21.3から連結決算

▌売上別の売上内訳(2022.3)

▌BPS(1株純資産) / EPS(1株利益)の推移

※株式分割/併合がある場合は遡及し算定。

株主の状況 

株主名持株比率ロックアップ
SBIホールディングス㈱91.32%180日
㈱オートパンサー2.23%180日
久保田 光男(社長)0.48%継続保有
辻・本郷税理士法人0.47%180日
越智会計コンサルティング㈱0.47%180日
㈱ティーアンドエイネットワーク0.47%180日
小栗 正次0.47%180日
階戸 雅博0.32%継続保有
吉原 寛0.27%継続保有
真鍋 修平0.27%継続保有
上記以外3.23% 
(LPS:投資事業有限責任組合)

▌現在の株式総数と株主構成

株式総数:7,428.8 千株(2022年9月13日現在)

?

1.891.36.9
132.8 千株6,784.2 千株511.8 千株– 千株
※新株予約権による潜在株式(332千株)を含む。

2IPOの基本情報

スケジュール 

上場承認日9月13日(火)
抽選申込期間10月3日(月)~10月7日(金)
当選発表日10月11日(火)
購入申込期間10月12日(水)~10月17日(月)
上場日10月19日(水)
※証券会社によってスケジュールは異なります。
SUNMONTUEWEDTHUFRISAT
925926927928929930101
102103104105106107108
109101010111012101310141015
1016101710181019102010211022
1023102410251026102710281029

( 抽選申込 当選発表 購入申込 上場日 )

公開株数 

公募株資金調達などを目的に企業が新たに投資家を募集する株式。350,000 株
内訳(新規発行) 公募株のうち、上場により新たに発行する株式。350,000 株
(自己株式) 公募株のうち、自社で保有する自社株式。0 株
売出株既存株主が売り出す株式。2,180,000 株
内訳(買取引受) 売出株のうち、証券会社が株主から買い取って投資家に販売する分。1,850,000 株
(OA) 売出株のうち、公募・売出しの数量を超える需要があった場合、証券会社が対象企業の大株主等から一時的に株券を借りて、公募・売出しと同一条件で追加的に投資家に販売する分。公募・売出し数量の15%が上限。330,000 株
公開株新たに証券取引所に上場される企業の株式。OA分の株式を含む上場される株式の上限。2,530,000 株

(IPO指標)

  時価総額 上場時の想定時価総額。上場時の発行済み株式数と想定価格から算出。  資金調達 IPOにより企業が新たに調達する資金額。公募株数と想定価格から算出。資金調達額が大きいほど事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。 OR オファリング・レシオ(OR)。発行済み株式数のどの程度を株式市場に放出するかを示す指標。一般的にORが低いほど株式の「レア度」が高まり、初値が高くなりやすい。20~30%が平均値。  公募比率 公募・売出し総株数に占める公募株の割合(OR分除く)。公募比率が高いほどIPOが事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。
221.9 億円10.4 億円29.515.9
※時価総額と資金調達額は「想定価格」より算出。

▌上場後の株式総数と株主構成

???

1.763.46.628.3
※新株予約権による潜在株式(332千株)を含む。

幹事証券と抽選本数 

▌幹事証券の引受株式数

証券会社割当率割当株数
大和証券(主幹事)60.87%1,540,000株
みずほ証券21.74%550,000株
SBI証券13.04%330,000株
SMBC日興証券1.74%44,000株
松井証券0.87%22,000株
岩井コスモ証券0.87%22,000株
極東証券0.87%22,000株
合計100%2,530,000株

委託販売による取扱株数(予想)

証券会社委託元取扱株数
CONNECT大和15,400株
※取扱株数は過去実績を元に推定。

▌IPOの抽選割合と当選本数(予測)

7%
個人9,240本
抽選1,016
裁量8,224
10%
個人4,400本
抽選572
裁量3,828
40%
個人2,640本
抽選1,320
裁量1,320
9%
個人374本
抽選41
裁量333
100%
個人220本
抽選220
裁量
10%
個人220本
抽選22
裁量198
100%
個人154本
抽選154
裁量
※抽選割合は過去実績を元に推定。1本=1単元。

star_half
Rating
IPOの評価と初値予想

期待度評価点
 7.5 /15点
4以上 積極参加 2~3 参加 1 不参加

▌注目度・業績評価
 オペレーティング・リース事業に特段の新規性はなく、注目度は低い。前期(22.3)はファンド販売で投資家紹介件数の拡大を図るとともに、JOLの本格的な展開を図った結果、前期比で売上は2.5倍、最終益は賃貸資産等売却による特別利益により104億円を計上。今期(23.3)も航空会社、海運会社等を選定し商品の組成・販売を行うなど、順調に推移。

▌需給・価格評価
 市場への供給額は75億円の中大型案件で、株主には安定株主しかいないものの需給は緩く、初値上昇は厳しめ。同業のJIA(東P)のPERは6.56倍(9/14現在)となっており、価格はやや割安な水準。

《IPOの評価指標》

  供給額 投資家がIPOで吸収する金額。公開株数(公募+売出)と想定価格から算出。小さいほど初値は上昇しやすい。  成長率 直近の売上高成長率(売上高の前年比)。下段は証券・商品先物取引業(全市場)における成長率の中央値。 ROE 直近の自己資本利益率(=最終益/純資産)。下段は証券・商品先物取引業(全市場)におけるROEの中央値。 PER 想定価格を基準にした株価収益率。下段は証券・商品先物取引業(グロース)の単純PER(22.8末時点)。 PBR 想定価格を基準にした株価純資産倍率。純資産はIPOによる増資分を含む。下段は証券・商品先物取引業(グロース)の単純PBR(22.8末時点)。
75.4 億円146.778.82.11.6
証券・商品-11.88.19.0
※下段は業種別の数値(成長率とROEは同業他社の平均値)。
aaa

初値予想と結果 

初値予想
(想定価格比)
3,000円(10/12予想)
+20円 / +.7%
想定価格正式には想定発行価格。企業の成長戦略や業績、類似企業の株価などを参考に、発行企業と主幹事証券によって設定される。公開価格を決定していくプロセスの目安となる。2,980円
仮条件公開価格がブックビルディング方式で決められる際、引受証券会社があらかじめ提示する価格帯。機関投資家や他の幹事証券会社等のヒアリング結果を勘案し、主幹事証券と発行企業によって決定される。2,800円 ~ 2,980円
公開価格株式を新規に公開した際の公募・売り出し価格。2,980円
初値 証券取引所に上場後、最初に取引が成立した値段。
(公開価格比)
3,300円
+320円 / +10.7%

▌AIの予測値(10/12更新)

2,878円AI予測の詳細

▌初値騰落率の目安

+.7-3.4+40.5+11.8
(公開価格比)(公開価格比)金融中大型以上


過去のIPO実績 

▌類似案件のIPO実績

銘柄名騰落率 %供給額成長率 %ROE %
マーキュリアイン-4.1%17.226.7%18.7%
ジャパンインベス+126.3%10.9305.7%33.4%
FPG0.0%10.3-5.1%17.0%

▌金融業のIPO実績
(銀行・証券、金融商品仲介業など)

金融勝率平均騰落率
40
(2007年以降)
70.0
(28件 / 40件)
+40.5
(Q2:+18.0 %)

(2022/10/12 現在)

金融業の直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
7388 FPパートナー2022/9/22+5.8
7386 JWS2022/6/23-9.8
7383 ネットプロテ2021/12/15-5.0
7345 APF2021/6/23+216.7
7343 ブロードマインド2021/3/26+93.3

金融のIPO騰落率分布


▌中大型以上のIPO実績
(中大型以上:供給額50億円以上のIPO)

中大型以上勝率平均騰落率
107
(2016年以降)
51.4
(55件 / 107件)
+11.8
(Q2:+1.1 %)

(2022/10/12 現在)

中大型以上の直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
6526 ソシオネクスト2022/10/12+5.1
7388 FPパートナー2022/9/22+5.8
9229 サンウェルズ2022/6/27+18.6
9216 ビーウィズ2022/3/2-5.7
4259 エクサウィザ2021/12/23-10.4

中大型以上のIPO騰落率分布


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