IPO初値予想:シンカ(149A)【3/19更新】

 シンカ(149A)の東証グロースへの新規上場が承認されました。ここでは、シンカのIPOに関する基本情報から投資分析AIによる初値予測など、詳細なデータをどこよりも早く公開します!!

1企業の基本情報

企業概要 

会社名シンカ(149A)
所在地東京都千代田区神田錦町三丁目3番地
従業員数56人
業種情報・通信業
事業概要コミュニケーションプラットフォーム『カイクラ』の開発、販売およびその他関連する業務

【企業サイト】

https://www.thinca.co.jp/

事業メモ
 コミュニケーションプラットフォーム「カイクラ」は、電話/SMS/メール/ビデオ通話など、様々なコミュニケーションアプリのやりとりを一元管理することができる。異なるコミュニケーション手段を用いても、顧客ごとにコミュニケーション履歴情報が整理された状態で閲覧でき、担当者以外でもこれまで経緯を把握した上で、顧客対応することが可能になる。

沿革 

代表取締役社長 江尻 高宏

 シンカの『カイクラ』は、2014年8月にサービスを開始して、おかげさまで10年目となりました。『カイクラ』のコンセプトは、“会話を クラウドで おもしろくしよう”です。導入企業様も全国で4,000拠点を超え、街の小売店から大手上場企業まで、幅広くご利用いただいております。

2014年1月
東京都文京区にて㈱シンカ設立
2014年8月
クラウドサービス「おもてなし電話」の正式リリース
2015年5月
本社を東京都千代田区に移転
2015年12月
東日本電信電話㈱と代理店業務委託契約を締結
2016年7月
「おもてなし電話」通話録音機能の提供開始
2017年7月
「おもてなし電話」SMS送信機能の提供開始
2017年9月
本社を東京都新宿区に移転
2019年3月
㈱NTTドコモ(現エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ㈱)と取次契約を締結
2019年4月
西日本電信電話㈱と代理店業務委託契約を締結
2019年9月
「おもてなし電話」電話音声テキスト化機能の提供開始
2019年11月
「おもてなし電話」をコミュニケーションプラットフォーム「カイクラ」へ名称変更
2020年2月
「カイクラ」上でのSMS送信技術に関する特許を取得(特許番号:第6667683号)
2020年8月
「カイクラ」FaceTalk(ビデオ通話機能)の提供開始
2021年3月
「カイクラ」通話録音テキスト要約機能の提供開始
2021年5月
本社を東京都千代田区に移転
2022年7月
大阪府吹田市に大阪支店を開設
2022年9月
「カイクラ」携帯通録サービスの正式提供開始
2022年12月
福岡県福岡市博多区に九州開発センターを開設
2023年5月
京都府京都市下京区に京都開発センターを開設
2023年6月
「カイクラ」メール連携機能の提供開始

財務データ 

▌主要な経営指標等の推移

決算期2019/122020/122021/122022/122023/12
売上高2553885777681,040
経常益△350△241△92△15198
最終益△369△269△90△136109
純資産378509419283392
総資産466623529400537
※単位は百万円、単体決算

▌セグメント別の売上内訳(2023.12)

▌BPS(1株純資産) / EPS(1株利益)の推移

※株式分割/併合がある場合は遡及し算定。

株主の状況 

株主名持株比率ロックアップ
江尻 高宏(社長)17.20%180日
DCIベンチャー成長支援LPS16.72%90日/1.5倍
㈱ナンディ9.08%180日
SBI AI&BlockchainLPS8.10%90日/1.5倍
東京神奈川イノベーション応援1号LPS4.52%90日/1.5倍
リード・グロース3号LPS4.41%90日/1.5倍
NVCC8号LPS3.76%90日/1.5倍
スターティアレイズ㈱3.37%90日/1.5倍
㈱J.C.O.S3.24%90日/1.5倍
池田 吉史3.11%180日
上記以外26.49%
(LPS:投資事業有限責任組合)

▌現在の株式総数と株主構成

株式総数:3,085 千株(2024年2月21日現在)

?

29.927.542.6
921 千株– 千株849.4 千株1,314.6 千株
※新株予約権による潜在株式(392.6千株)を含む。

2IPOの基本情報

スケジュール 

上場承認日2月21日(水)
抽選申込期間3月11日(月)~3月15日(金)
当選発表日3月18日(月)
購入申込期間3月19日(火)~3月25日(月)
上場日3月27日(水)
※証券会社によってスケジュールは異なります。
SUNMONTUEWEDTHUFRISAT
33343536373839
310311312313314315316
317318319320321322323
324325326327328329330
331414243444546

( 抽選申込 当選発表 購入申込 上場日 )

公開株数 

公募株資金調達などを目的に企業が新たに投資家を募集する株式。467,000 株
内訳(新規発行) 公募株のうち、上場により新たに発行する株式。467,000 株
(自己株式) 公募株のうち、自社で保有する自社株式。0 株
売出株既存株主が売り出す株式。246,000 株
内訳(買取引受) 売出株のうち、証券会社が株主から買い取って投資家に販売する分。153,000 株
(OA) 売出株のうち、公募・売出しの数量を超える需要があった場合、証券会社が対象企業の大株主等から一時的に株券を借りて、公募・売出しと同一条件で追加的に投資家に販売する分。公募・売出し数量の15%が上限。93,000 株
公開株新たに証券取引所に上場される企業の株式。OA分の株式を含む上場される株式の上限。713,000 株

(IPO指標)

  時価総額 上場時の想定時価総額。上場時の発行済み株式数と想定価格から算出。  資金調達 IPOにより企業が新たに調達する資金額。公募株数と想定価格から算出。資金調達額が大きいほど事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。 OR オファリング・レシオ(OR)。発行済み株式数のどの程度を株式市場に放出するかを示す指標。一般的にORが低いほど株式の「レア度」が高まり、初値が高くなりやすい。20~30%が平均値。  公募比率 公募・売出し総株数に占める公募株の割合(OR分除く)。公募比率が高いほどIPOが事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。
33.2 億円4.9 億円19.675.3
※時価総額と資金調達額は「想定価格」より算出。

▌上場後の株式総数と株主構成

???

21.923.63717.5
※新株予約権による潜在株式(392.6千株)を含む。

幹事証券と抽選本数 

▌幹事証券の引受株式数

証券会社割当率割当株数
SMBC日興証券(主幹事)95.65%682,000株
SBI証券1.74%12,400株
マネックス証券0.87%6,200株
楽天証券0.87%6,200株
ひろぎん証券0.43%3,100株
岡三証券0.43%3,100株
合計100%713,000株

委託販売による取扱株数(予想)

証券会社委託元取扱株数
岡三オンライン岡三200株
※取扱株数は過去実績を元に推定。

▌IPOの抽選割合と当選本数(予測)

10%
個人4,651本
抽選655
裁量3,996
45%
個人107本
抽選55
裁量52
90%
個人56本
抽選56
裁量
90%
個人56本
抽選56
裁量
89%
個人28本
抽選28
裁量
100%
個人2本
抽選2
裁量
※抽選割合は過去実績を元に推定。1本=1単元。

star_half
Rating
IPOの評価と初値予想

期待度評価点
 9.0 /15点
4以上 積極参加 2~3 参加 1 不参加

▌注目度・業績評価
 システムプラットフォーム関連のIPOは比較的人気が集まりやすく、注目度はまずまず。前期(23.12)は自動車業界や不動産業界などユーザーニーズの高い業界に対する営業や通話録音オプションの販売に注力したほか、テレワークのニーズ増加等により、前期比で売上は35.4%増、最終は1.1億円の黒字転換(前年△1.4億円)。今期(24.12)の業績は未発表。

▌需給・価格評価
 市場への供給額は7億円の小型案件で、株主にVCが多く入っているもののロックアップは入っており、需給に大きな不安はない。想定価格でPER27.8倍(前期ベース)は業種平均69.8倍(情報通信・グロース)と比較して割安。

《IPOの評価指標》

  供給額 投資家がIPOで吸収する金額。公開株数(公募+売出)と想定価格から算出。小さいほど初値は上昇しやすい。  成長率  ROE  PER  PBR 
億円35.427.830.43.8
情報・通信6.110.769.84.2
※下段は業種別の数値(成長率とROEは中央値)。
aaa

初値予想と結果 

初値予想
(公開価格比)
2,200円(3/19予想)
+880円 / +66.7%
想定価格正式には想定発行価格。企業の成長戦略や業績、類似企業の株価などを参考に、発行企業と主幹事証券によって設定される。公開価格を決定していくプロセスの目安となる。1,050円
仮条件公開価格がブックビルディング方式で決められる際、引受証券会社があらかじめ提示する価格帯。機関投資家や他の幹事証券会社等のヒアリング結果を勘案し、主幹事証券と発行企業によって決定される。1,050円 ~ 1,100円
公開価格株式を新規に公開した際の公募・売り出し価格。1,320円
初値 証券取引所に上場後、最初に取引が成立した値段。
(公開価格比)
-円
/

▌AIの予測値(3/19更新)

3,540円AI予測の詳細

▌初値騰落率の目安

+66.7+168.2+159.9+130.1
(公開価格比)(公開価格比)シスPF小型

過去のIPO実績 

▌類似案件のIPO実績

銘柄名騰落率 %供給額成長率 %ROE %
ジーネクスト+131.8%7.25.1%25.1%

▌システムPFのIPO実績
(EC・決済などを行うプラットフォーム運営)

シスPF勝率平均騰落率
45
(2007年以降)
91.1
(41件 / 45件)
+159.9
(Q2:+131.1 %)

(2024/2/29 現在)

システムPFの直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
5621 ヒューマンT2023/12/22-2.5
5619 マーソ2023/12/21-8.0
5597 ブルーイノベ2023/12/12+27.7
5258 TMN2023/4/4+49.2
5246 ELEMENTS2022/12/27+95.0

シスPFのIPO騰落率分布


▌小型のIPO実績
(小型:供給額5~10億円未満のIPO)

小型勝率平均騰落率
178
(2016年以降)
95.5
(170件 / 178件)
+130.2
(Q2:+119.5 %)

(2024/2/29 現在)

小型の直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
5616 雨風太陽2023/12/18+26.4
9238 バリューC2023/11/22+72.6
9237 笑美面2023/10/26+45.2
9236 ジャパンM&A2023/10/24+67.9
5588 ファーストA2023/9/22+78.3

小型のIPO騰落率分布


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