IPO初値予想:売れるネット広告社(9235)【10/12更新】

 売れるネット広告社(9235)の東証グロースへの新規上場が承認されました。ここでは、売れるネット広告社のIPOに関する基本情報から投資分析AIによる初値予測など、詳細なデータをどこよりも早く公開します!!

1企業の基本情報

企業概要 

会社名売れるネット広告社(9235)
所在地福岡県福岡市早良区百道浜二丁目3番8号
従業員数45人
業種サービス業
事業概要D2C(ネット通販)事業者のインターネット広告の費用対効果を改善することを目的とした、クラウドサービスおよびマーケティング支援サービスの提供

【企業サイト】

https://www.ureru.co.jp/

事業メモ
 D2C(ネット通販)向けデジタルマーケティング支援事業として、D2Cのネット広告に関する主要な機能をワンストップで提供する『売れるD2Cつくーる』に加え、クリエイティブの制作を実施する『売れるネット広告でざいん』やコンサルティングを実施する『売れるD2Cつくーる』などを提供。また、インターネット上に広告を配信するマーケティング支援も行う。

沿革 

代表取締役社長 加藤 公一レオ

 当社は、「“最強の売れるノウハウR”を用いて関わるすべての企業を100%成功に導くことで世界中にたくさんのドラマを創る」という企業理念を掲げ、インターネット広告の費用対効果を改善し、業績を拡大することを目的として事業を展開しております。

2010年1月
福岡県福岡市早良区西新において、資本金100万円で当社を設立
2011年3月
福岡県福岡市早良区百道浜一丁目へ本社を移転
2011年9月
ネット広告/ランディングページ特化型クラウドサービス「売れるネット広告つくーる」を㈱Fusic(福岡県福岡市)と共同開発・リリース
2012年10月
資本金を1,000万円に増資
2012年10月
「売れるネット広告つくーる スマホ版」をリリース
2013年3月
福岡県福岡市早良区百道浜二丁目へ本社を移転
2013年4月
東京都渋谷区に東京オフィスを開設
2015年4月
東京都港区西新橋に東京オフィスを移転
2017年8月
マーケティング支援サービス「最強の売れるメディアプラットフォーム」をリリース
2018年6月
「売れるネット広告つくーるver2」をリリース
2019年4月
「売れるネット広告つくーる」事業を㈱Fusicより吸収分割
2021年12月
東京都港区台場に東京オフィスを移転
2022年5月
サービス名称を「売れるネット広告つくーる」から「売れるD2Cつくーる」に変更

財務データ 

▌主要な経営指標等の推移

決算期2018/72019/72020/72021/72022/7
売上高1,4991,8892,7702,401844
経常益96160206194△67
最終益63104137135△53
純資産223328456583530
総資産5747851,0761,047880
※単位は百万円、単体決算。22.7から収益認識基準変更。

▌セグメントの売上内訳(2022.7)

▌BPS(1株純資産) / EPS(1株利益)の推移

※株式分割/併合がある場合は遡及し算定。

株主の状況 

株主名持株比率ロックアップ
加藤 公一レオ(社長)44.61%180日
㈱レオアセットマネジメント0.00%180日
加藤 一恵8.92%
福本 朋哉1.00%180日
藤田 純0.77%180日
植木原 宗平0.68%180日
田中 真樹0.67%継続保有
佐藤 精一0.67%継続保有
黒田 香菜0.48%継続保有
進藤 聡太0.48%継続保有
上記以外41.72%
(LPS:投資事業有限責任組合)

▌現在の株式総数と株主構成

株式総数:3,325.7 千株(2023年9月19日現在)

?

91.78.3
3,050.1 千株– 千株275.6 千株– 千株
※新株予約権による潜在株式(325.7千株)を含む。

2IPOの基本情報

スケジュール 

上場承認日9月19日(火)
抽選申込期間10月4日(水)~~10月11日(水)
当選発表日10月12日(木)
購入申込期間10月13日(金)~10月18日(水)
上場日10月23日(月)
※証券会社によってスケジュールは異なります。
SUNMONTUEWEDTHUFRISAT
924925926927928929930
101102103104105106107
10810910101011101210131014
1015101610171018101910201021
1022102310241025102610271028

( 抽選申込 当選発表 購入申込 上場日 )

公開株数 

公募株資金調達などを目的に企業が新たに投資家を募集する株式。450,000 株
内訳(新規発行) 公募株のうち、上場により新たに発行する株式。450,000 株
(自己株式) 公募株のうち、自社で保有する自社株式。0 株
売出株既存株主が売り出す株式。585,000 株
内訳(買取引受) 売出株のうち、証券会社が株主から買い取って投資家に販売する分。450,000 株
(OA) 売出株のうち、公募・売出しの数量を超える需要があった場合、証券会社が対象企業の大株主等から一時的に株券を借りて、公募・売出しと同一条件で追加的に投資家に販売する分。公募・売出し数量の15%が上限。135,000 株
公開株新たに証券取引所に上場される企業の株式。OA分の株式を含む上場される株式の上限。1,035,000 株

(IPO指標)

  時価総額 上場時の想定時価総額。上場時の発行済み株式数と想定価格から算出。  資金調達 IPOにより企業が新たに調達する資金額。公募株数と想定価格から算出。資金調達額が大きいほど事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。 OR オファリング・レシオ(OR)。発行済み株式数のどの程度を株式市場に放出するかを示す指標。一般的にORが低いほど株式の「レア度」が高まり、初値が高くなりやすい。20~30%が平均値。  公募比率 公募・売出し総株数に占める公募株の割合(OR分除く)。公募比率が高いほどIPOが事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。
35.9 億円4.7 億円26.150
※時価総額と資金調達額は「想定価格」より算出。

▌上場後の株式総数と株主構成

???

68.97.323.8
※新株予約権による潜在株式(325.7千株)を含む。

幹事証券と抽選本数 

▌幹事証券の引受株式数

証券会社割当率割当株数
東海東京証券(主幹事)67.83%702,000株
SBI証券8.70%90,000株
岡三証券8.70%90,000株
野村證券4.35%45,000株
西日本シティTT証券2.61%27,000株
楽天証券1.74%18,000株
松井証券1.74%18,000株
岩井コスモ証券1.74%18,000株
FFG証券0.87%9,000株
丸三証券0.87%9,000株
東洋証券0.43%4,500株
あかつき証券0.43%4,500株
合計100%1,035,000株

委託販売による取扱株数(予想)

証券会社委託元取扱株数
岡三オンライン岡三2,000株
※取扱株数は過去実績を元に推定。

▌IPOの抽選割合と当選本数(予測)

6%
個人4,072本
抽選407
裁量3,665
40%
個人720本
抽選360
裁量360
8%
個人720本
抽選72
裁量648
9%
個人360本
抽選40
裁量320
100%
個人180本
抽選180
裁量
100%
個人180本
抽選180
裁量
10%
個人180本
抽選18
裁量162
100%
個人20本
抽選20
裁量
※抽選割合は過去実績を元に推定。1本=1単元。

star_half
Rating
IPOの評価と初値予想

期待度評価点
 8.5 /15点
4以上 積極参加 2~3 参加 1 不参加

▌注目度・業績評価
 マーケティング関連のIPOは比較的人気が集まりやすく、注目度はまずまず。前期(23.7)は『売れるD2Cつくーる』のクライアント数を着実に増やすことで、前期比で売上は13.8%増、最終は1.1億円の黒字転換(前期△52百万円)。今期(24.7)もネット広告市場の拡大を追い風に、売上は9.6%増、最終益は34.7%増の1.5億円を見込む。

▌需給・価格評価
 市場への供給額は11億円の中小型案件で、株主には安定株主しかおらず、需給に不安はない。今期の最終益予想に基づくPERは22.8倍(EPS:45.5円予想)と業種平均43.6倍(サービス・グロース)と比較して割安な水準。

《IPOの評価指標》

  供給額 投資家がIPOで吸収する金額。公開株数(公募+売出)と想定価格から算出。小さいほど初値は上昇しやすい。  成長率  ROE  PER  PBR 
10.8 億円13.610.627.53.4
サービス業4.810.643.63.9
※下段は業種別の数値(成長率とROEは中央値)。
aaa

初値予想と結果 

初値予想
(公開価格比)
1,600円(10/12予想)
+690円 / +75.8%
想定価格正式には想定発行価格。企業の成長戦略や業績、類似企業の株価などを参考に、発行企業と主幹事証券によって設定される。公開価格を決定していくプロセスの目安となる。1,040円
仮条件公開価格がブックビルディング方式で決められる際、引受証券会社があらかじめ提示する価格帯。機関投資家や他の幹事証券会社等のヒアリング結果を勘案し、主幹事証券と発行企業によって決定される。830円 ~ 910円
公開価格株式を新規に公開した際の公募・売り出し価格。910円
初値 証券取引所に上場後、最初に取引が成立した値段。
(公開価格比)
837円
-73円 / -8%

▌AIの予測値(10/12更新)

1,589円AI予測の詳細

▌初値騰落率の目安

+75.8+74.6+109.1+73.6
(公開価格比)(公開価格比)マーケティ中小型


過去のIPO実績 

▌類似案件のIPO実績

銘柄名騰落率 %供給額成長率 %ROE %
AnyMind0.0%30.073.8%-11.4%
アイズ+134.5%8.832.7%51.6%
グラッドキューブ+56.3%14.137.7%44.8%
AViC+24.1%12.690.8%23.0%
ネオマーケティン+111.4%8.826.1%55.2%

▌マーケティングのIPO実績
(広告やプロモーションなどマーケティング)

マーケティ勝率平均騰落率
53
(2007年以降)
88.7
(47件 / 53件)
+114.2
(Q2:+98.1 %)

(2023/9/21 現在)

マーケティングの直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
9162 ブリーチ2023/7/5+19.6
9159 WTOKYO2022/12/21+133.3
5027 AnyMind2022/12/19±0.0
5244 jig.jp2022/9/28+40.0
5242 アイズ2022/12/21+134.5

マーケティのIPO騰落率分布


▌中小型のIPO実績
(中小型:供給額10~20億円未満のIPO)

中小型勝率平均騰落率
191
(2016年以降)
90.6
(173件 / 191件)
+75.3
(Q2:+60.2 %)

(2023/9/21 現在)

中小型の直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
2962 テクニスコ2023/7/26+63.2
7409 AeroEdge2023/7/4+246.7
5884 クラダシ2023/6/30+53.8
5885 ジーデ・アド2023/6/30+136.8
9159 WTOKYO2023/6/29+133.3

中小型のIPO騰落率分布


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