RECEPTIONIST[レセプショニスト](660A)のIPO情報と初値予想
- 2026/10/21
- IPO企業一覧
RECEPTIONIST(660A)の東証グロースへの新規上場が承認されました。ここでは、RECEPTIONISTのIPOに関する基本情報から投資分析、AIによる初値予測など、詳細なデータをどこよりも早く公開します!!
0目次
1企業の基本情報
企業概要
事業内容は、『クラウド受付システム『RECEPTIONIST』の提供等を行うクラウドサービス事業』となっています。
| 会社名 | RECEPTIONIST(660A) |
|---|---|
| 所在地 | 東京都目黒区青葉台三丁目6番28号 |
| 設立日 | 2016年1月21日 |
| 従業員数 | 55人 |
| 業種 | 情報・通信業 |
【企業サイト】
https://receptionist.co.jp/

沿革

代表取締役 CEO 橋本(大宮) 真里子(戸籍上の氏名:大宮 真里子)
私は10年以上「企業受付」という仕事に従事してきました。「てがき」「内線での取次」「伝言」「紙の管理」といった作業に来客も従業員もそして受付スタッフも悩まされていました。誰もハッピーじゃない受付を変えるべく、2016年にこの会社を創業しました。
財務データ
2025年10月期の事業売上は894百万円で、構成比は収益区分別に、ストック収益93%、スポット収益7%となっています。
前期(25.10)は受付システム・会議室管理システムが大手企業を中心に受注が好調に推移したことで、前期比で売上は28%増、最終は113百万円で着地しました。
今期(26.10)は大手企業を中心に受注が好調に推移するとともに、販売費等の増加を抑制しており、3Q累計は大幅な増収・増益のペースで推移しています。
▌主要な経営指標等の推移
| 決算期 | 2021/10 | 2022/10 | 2023/10 | 2024/10 | 2025/10 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 179 | 304 | 496 | 696 | 894 |
| 経常益 | △280 | △338 | △152 | 24 | 45 |
| 最終益 | △281 | △339 | △174 | 28 | 113 |
| 純資産 | △59 | △298 | △303 | △226 | 137 |
| 総資産 | 370 | 187 | 241 | 388 | 909 |
▌収益区分別の売上内訳(2025.10)
▌BPS(1株純資産) / EPS(1株利益)の推移
▌比率分析
企業の『収益力』や『安全性』を上場している情報・通信業585社の中央値と比較すると、収益力は自己資本利益率 が82.5%など、やや高い数値となっています。
また、安全性の観点から資産負債構成を見ると、流動比率が132.8%となっており、かなり厳しい状態といえます。
| 貸借対照表 B/S | 損益計算書 P/L |
|---|---|
| 総資産 909 百万円 | 売上高 894 百万円 |
| ▉流動資産 ▉固定資産 | ▉流動負債 ▉固定負債 ▉純資産 | ▉売上原価 ▉販管費一 ▉営業利益 | ▉売上高 ▉営業損失 |
※カッコ内の数値は情報・通信業(585社)の平均値(μ)及び中央値(Me)です。
株主の状況
現在の発行済株式総数は4,529千株で、株式保有割合は、ベンチャーキャピタル(VC)51.6%、その他29.8%、経営陣18.6%となっています。
VCが一定割合の株式を保有しているため、初値や上場後の株価形成に際し、ロックアップから外れた段階で売り圧力が強まるリスクがあります。また、主要株主にロックアップが入っているのは安心材料になります。
| 株主名 | 持株比率 | ロックアップ |
|---|---|---|
| 橋本(大宮) 真里子(社長) | 14.35% | 180日 |
| RJバリューPlus1号LPS | 11.69% | 180日 |
| BIG2号LPS | 11.66% | 90日/1.5倍 |
| Salesforce Ventures LLC? | 10.01% | 90日/1.5倍 |
| グローバル・ブレイン7号LPS | 4.94% | 90日/1.5倍 |
| 従業員 | 3.31% | 継続保有 |
| TVC2号LPS | 2.91% | 90日/1.5倍 |
| ㈱トレタ | 2.61% | |
| 大宮 彩央 | 2.21% | 180日 |
| 従業員 | 2.17% | 継続保有 |
| 上記以外 | 34.14% |
▌現在の株式総数と株主構成
株式総数 4,529千株(2026年10月6日現在)
| 18.6 % | – % | 29.8 % | 51.6 % |
| 844.1 千株 | – 千株 | 1,347.9 千株 | 2,337 千株 |
2IPOの基本情報
公開株数
IPOの公募比率は3.4%と低く、売出される株式は、主にベンチャーキャピタル(VC)の株式放出によるものです。初値形成にはややネガティブといえます。公募株式は、主に新規発行になります。
なお、現在の大株主である㈱トレタは、今回のIPOで全ての保有株式を放出する予定です。
上場する株式の時価総額は33.2億円で、今回募集する株式は上場時発行済株式の32.0%分に相当します。募集株式に対する投資家の資金供給額は13.8億円で、IPOとしては中小型の案件になります。
| 公募株 ?資金調達などを目的に企業が新たに投資家を募集する株式。 | 50,000 株 | |
|---|---|---|
| 内訳 | (新規発行) ?公募株のうち、上場により新たに発行する株式。 | 50,000 株 |
| (自己株式) ?公募株のうち、自社で保有する自社株式。 | 0 株 | |
| 売出株 ?既存株主が売り出す株式。 | 1,636,100 株 | |
| 内訳 | (買取引受) ?売出株のうち、証券会社が株主から買い取って投資家に販売する分。 | 1,416,200 株 |
| (OA) ?売出株のうち、公募・売出しの数量を超える需要があった場合、証券会社が対象企業の大株主等から一時的に株券を借りて、公募・売出しと同一条件で追加的に投資家に販売する分。公募・売出し数量の15%が上限。 | 219,900 株 | |
| 公開株 ?新たに証券取引所に上場される企業の株式。OA分の株式を含む上場される株式の上限。 | 1,686,100 株 | |
(IPO指標)
| 時価総額 ?上場時の想定時価総額。上場時の発行済み株式数と想定価格から算出。 | 資金調達 ?IPOにより企業が新たに調達する資金額。公募株数と想定価格から算出。資金調達額が大きいほど事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。 | OR ?オファリング・レシオ(OR)。発行済み株式数のどの程度を株式市場に放出するかを示す指標。一般的にORが低いほど株式の「レア度」が高まり、初値が高くなりやすい。20~30%が平均値。 | 公募比率 ?公募・売出し総株数に占める公募株の割合(OR分除く)。公募比率が高いほどIPOが事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。 |
|---|---|---|---|
| 33.2 億円 | 0.4 億円 | 36.2 % | 3.4 % |
▌上場後の株式総数と株主構成
| 17.3 % | – % | 22.7 % | 28.0 % | 32.0 % |
幹事証券と抽選本数
今回のIPOではSBI証券が主幹事となっており、割当株数の36%程度が個人向け抽選に配分されると予想されます。
また、幹事証券になる楽天、松井も割当株数の大半が個人向け抽選に配分されるため、狙い目になります。
▌幹事証券の引受株式数
| 証券会社 | 割当率 | 割当株数 |
|---|---|---|
| SBI証券(主幹事) | -% | -株 |
| 大和証券 | -% | -株 |
| SMBC日興証券 | -% | -株 |
| 東海東京証券 | -% | -株 |
| 岩井コスモ証券 | -% | -株 |
| 丸三証券 | -% | -株 |
| 松井証券 | -% | -株 |
| 楽天証券 | -% | -株 |
| JIA証券 | -% | -株 |
| あかつき証券 | -% | -株 |
| むさし証券 | -% | -株 |
| 合計 | 100% | -株 |
★ 委託販売による取扱株数(予想)
| 証券会社 | 委託元 | 取扱株数 |
|---|---|---|
| SBIネオトレード証券 | SBI | -株 |
| CONNECT | 大和 | -株 |
▌IPOの抽選割合と当選本数(予測)
| 個人 | -本 |
|---|---|
| 抽選 | –本 |
| 裁量 | –本 |
| 個人 | -本 |
|---|---|
| 抽選 | –本 |
| 裁量 | –本 |
| 個人 | -本 |
|---|---|
| 抽選 | –本 |
| 裁量 | –本 |
| 個人 | -本 |
|---|---|
| 抽選 | –本 |
| 裁量 | –本 |
| 個人 | -本 |
|---|---|
| 抽選 | –本 |
| 裁量 | –本 |
| 個人 | -本 |
|---|---|
| 抽選 | –本 |
| 裁量 | –本 |
| 個人 | -本 |
|---|---|
| 抽選 | –本 |
| 裁量 | –本 |
| 個人 | -本 |
|---|---|
| 抽選 | –本 |
| 裁量 | –本 |
| 個人 | -本 |
|---|---|
| 抽選 | –本 |
| 裁量 | –本 |
スケジュール
| 上場承認日 | 10月6日(火) |
|---|---|
| 抽選申込期間 | 10月23日(金)~10月29日(木) |
| 当選発表日 | 10月30日(金) |
| 購入申込期間 | 11月2日(月)~11月6日(金) |
| 上場日 | 11月10日(火) |
| SUN | MON | TUE | WED | THU | FRI | SAT |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1011 | 1012 | 1013 | 1014 | 1015 | 1016 | 1017 |
| 1018 | 1019 | 1020 | 1021 | 1022 | 1023 | 1024 |
| 1025 | 1026 | 1027 | 1028 | 1029 | 1030 | 1031 |
| 111 | 112 | 113 | 114 | 115 | 116 | 117 |
| 118 | 119 | 1110 | 1111 | 1112 | 1113 | 1114 |
( 抽選申込 当選発表 購入申込 上場日 )
RatingIPOの評価と初値予想
▌注目度・業績評価
業務効率関連のIPOは比較的人気化しやすく、注目度はまずまず高めです。売上の大半が継続課金型収益が占め、低い解約率を維持することで安定的な成長に繋がっています。また、既に黒字化も達成していることから、収益力も評価できます。
▌需給・価格評価
IPOとしては中小型案件で、株主にはVCが複数入っていますが、ロックアップは入ってるので、需給に大きな不安はありません。一方で、募集株式の大半がVC等の売出しになるのはマイナス材料です。前年実績ベースでPERは29.4倍と業種平均37.1倍(情報通信・グロース)と比較して割安です。
▌IPO抽選へのスタンス
今回のIPOは一定程度の初値上昇が期待できるため、IPO抽選には当選を狙って『参加』したいところです。
| 期待度 | 評価点 |
|---|---|
| 8.5 /15点 |
《IPOの評価指標》
| 供給額 ?投資家がIPOで吸収する金額。公開株数(公募+売出)と想定価格から算出。小さいほど初値は上昇しやすい。 | 成長率 ?直近の売上高成長率(売上高の前年比)。下段は情報・通信業(全市場)における成長率の中央値。 | ROE ?直近の自己資本利益率(=最終益/純資産)。下段は情報・通信業(全市場)におけるROEの中央値。 | PER ?想定価格を基準にした株価収益率。下段は情報・通信業(グロース)の単純PER(26.4末時点)。 | PBR ?想定価格を基準にした株価純資産倍率。純資産はIPOによる増資分を含む。下段は情報・通信業(グロース)の単純PBR(26.4末時点)。 |
|---|---|---|---|---|
| 13.8 億円 | 28.4 % | 82.5 % | 29.4 倍 | 20.5 倍 |
| 情報・通信 | 8.9 % | 10.1 % | 37.1 倍 | 3.3 倍 |
|---|
初値予想と結果
上記のIPO評価を踏まえた上で、初値は想定価格820円から+580円(+70.7%)高い1,400円と予想します。なお、AI予測値は2,022円となっており、これより低い弱気の予想としています。
| 初値予想 (想定価格比) | 1,400円(10/21予想) (+580円 / +70.7%) |
|---|---|
| 想定価格 ?正式には想定発行価格。企業の成長戦略や業績、類似企業の株価などを参考に、発行企業と主幹事証券によって設定される。公開価格を決定していくプロセスの目安となる。 | 820円 |
| 仮条件 ?公開価格がブックビルディング方式で決められる際、引受証券会社があらかじめ提示する価格帯。機関投資家や他の幹事証券会社等のヒアリング結果を勘案し、主幹事証券と発行企業によって決定される。 | -円 ~ -円 |
| 公開価格 ?株式を新規に公開した際の公募・売り出し価格。 | -円 |
| 初値 ?証券取引所に上場後、最初に取引が成立した値段。 (公開価格比) | -円 (-円 / -%) |
過去のIPO
最後に過去の類似IPOの状況ですが、直近では26年7月に上場したチャットプラス(598A)の初値騰落率は+111.5%でした。
今回のIPOと同じ業務効率関連に分類されるIPOは2007年以降34件で、初値が公開価格を上回った割合(勝率)は91.2%、初値騰落率の平均は+104.1%(中央値+100.7%)となっています。
また、今回と同じ中小型のIPOは2017年以降223件で、勝率は89.2%、初値騰落率の平均は+68.9%(中央値+51.9%)となっています。
▌類似案件のIPO実績
| 銘柄名 | 騰落率 % | 供給額 億 | 成長率 % | ROE % |
|---|---|---|---|---|
| チャットプラス | +111.5% | 13.9 | 36.4% | 58.7% |
| モビルス | +43.0% | 13.4 | 28.6% | 6.0% |
▌業務効率のIPO実績
(DXなど自動化・効率化を目的としたサービス)
| 業務効率 | 勝率 | 平均騰落率 | |||
|
|
|
(2026/10/21 現在)
業務効率の直近IPO
| コード/銘柄 | 上場日 | 初値騰落率 |
|---|---|---|
| 648A ルクレ | 2026/10/15 | +37.2 % |
| 598A チャットプラス | 2026/7/15 | +111.5 % |
| 558A SQUEEZE | 2026/4/22 | +8.7 % |
| 519A ベーシック | 2026/3/25 | -8.0 % |
| 334A VPJ | 2025/3/25 | +112.6 % |
業務効率のIPO騰落率分布
▌中小型のIPO実績
(中小型:供給額10~20億円未満のIPO)
| 中小型 | 勝率 | 平均騰落率 | |||
|
|
|
(2026/10/21 現在)
中小型の直近IPO
| コード/銘柄 | 上場日 | 初値騰落率 |
|---|---|---|
| 634A レイヤード | 2026/9/25 | +59.3 % |
| 627A アキッパ | 2026/9/18 | +118.2 % |
| 622A テクノクラフト | 2026/9/18 | -4.6 % |
| 621A オーディオS | 2026/9/16 | +46.6 % |
| 607A エブリー | 2026/8/4 | +27.8 % |
中小型のIPO騰落率分布
(データ引用:日本証券取引所 新規上場会社情報)