IPO初値予想:ARアドバンストテクノロジ(5578)【6/14更新】

 ARアドバンストテクノロジ[ARI](5578)の東証グロースへの新規上場が承認されました。ここでは、ARアドバンストテクノロジ[ARI]のIPOに関する基本情報から投資分析AIによる初値予測など、詳細なデータをどこよりも早く公開します!!

1企業の基本情報

企業概要 

会社名ARアドバンストテクノロジ(5578)
所在地東京都渋谷区渋谷一丁目14番16号
従業員数483人
業種情報・通信業
事業概要クラウド技術とデータ・AI活用によるDXソリューション事業

【企業サイト】

https://ari-jp.com/

事業メモ
 Amazon Web ServicesやMicrosoft Azureに代表されるクラウドネイティブ技術を活用したシステムインテグレーションの提供から、自社開発プロダクトとして、AIドキュメント検索システムとして活用が可能な「LOOGUE」、ビッグデータを適正に管理するためのファイルサーバ統合管理ソリューション「ZiDOMA」、クラウドコンタクトセンター分析管理サービス「Mieta」を提供する。

沿革 

代表取締役社長 武内 寿憲

 私たちはITソリューション企業として「先進性ある技術を通して、顧客の問題解決と社員の幸せを創造し、社会の未来発展に貢献する」を経営理念に、またベンチャー企業として「常に新しくを意識し、創意工夫を重ね、社会的価値を見出す」を行動指針にサービス創造をしてまいります。

2010年1月
東京都中央区八丁堀に当社を設立(資本金10,000千円)
2010年4月
東京都渋谷区道玄坂に東京支社を開設
2010年12月
技術連携及び事業連携による業容拡大のため、㈱和びす(現㈱エーティーエス、現連結子会社)の株式を取得
2011年6月
プライバシーマークの認証を取得(登録番号:17000819)
2011年11月
西日本方面の業務拡大を目的とし、大阪府大阪市中央区南船場に関西支社を開設
2014年12月
ファイルサーバ容量可視化・分析システム「ZiDOMA data(ジドーマ データ)」提供開始
2015年5月
㈱和びすを人材サービス業へと業態転換し、商号を㈱エーティーエスに変更
2017年3月
中日本方面の業務拡大を目的とし、愛知県名古屋市中村区名駅に名古屋支社を開設
2017年6月
AIチャットボットサービス「LOOGUE FAQ(ローグエフエーキュー)」提供開始
2017年8月
情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の認証を取得JISQ27001:2014(ISO/IEC 27001:2013)(登録番号:JP17/080465)
2017年9月
NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)公募事業において、「人工知能による診療科推論等の調査研究」(㈱島津製作所との共同研究)が、優秀賞・審査員特別賞を受賞
2017年11月
本社を東京都渋谷区渋谷に移転
2020年1月
Amazon Web Services(以下「AWS」)の「AWS Partner Network(APN)アドバンストティアサービスパートナー」認定を取得
2020年12月
AIチャットボット、QA自動生成オプション「LOOGUE NoQA(ローグノーキューエー)」提供開始
2021年6月
クラウドコンタクトセンター分析管理サービス「Mieta(ミエタ)」提供開始
2022年7月
AWSの「AWS Well-Architectedパートナープログラム」認定を取得
2022年9月
AWSの「Amazon Connectサービスデリバリープログラム」認定を取得
2022年9月
AWSの「AWS 200 APN Certification Distinction」認定を取得
2023年1月
技術特化型パッケージブランド「cnaris(クナリス)」「dataris (デタリス)」を立ち上げ
2023年2月
ファイルサーバクラウド移行システム「ZiDOMA sync(ジドーマ シンク)」の提供開始
2023年2月
AIドキュメント検索サービス「LOOGUE deepdoc(ローグディープドック)」の提供開始

財務データ 

▌主要な経営指標等の推移

決算期2018/82019/82020/82021/82022/8
売上高5,3886,1776,1747,5988,769
経常益201190207446397
最終益142134137345273
純資産3735065918371,106
総資産1,5892,0912,1902,7112,815
※単位は百万円、21.8から連結決算

▌セグメントの売上内訳(2022.8)

▌BPS(1株純資産) / EPS(1株利益)の推移

※株式分割/併合がある場合は遡及し算定。

株主の状況 

株主名持株比率ロックアップ
㈱エスエスアール62.03%180日
武内 寿憲(社長)10.07%180日
ARI社員持株会7.19%
岡部 吉純5.19%180日
石原 憲之2.22%180日
㈱島津製作所1.95%
㈱電通グループ1.95%
山岡 択哉1.93%180日
中野 康雄0.80%180日
藤宮 宏章0.77%180日
上記以外5.90%
(LPS:投資事業有限責任組合)

▌現在の株式総数と株主構成

株式総数:3,504.7 千株(2023年5月19日現在)

?

78.621.4
2,755.5 千株– 千株749.2 千株– 千株
※新株予約権による潜在株式(281.7千株)を含む。

2IPOの基本情報

スケジュール 

上場承認日5月19日(金)
抽選申込期間6月7日(水)~~6月13日(火)
当選発表日6月14日(水)
購入申込期間6月15日(木)~6月20日(火)
上場日6月23日(金)
※証券会社によってスケジュールは異なります。
SUNMONTUEWEDTHUFRISAT
528529530531616263
646566676869610
611612613614615616617
618619620621622623624
62562662762862963071

( 抽選申込 当選発表 購入申込 上場日 )

公開株数 

公募株資金調達などを目的に企業が新たに投資家を募集する株式。278,900 株
内訳(新規発行) 公募株のうち、上場により新たに発行する株式。50,000 株
(自己株式) 公募株のうち、自社で保有する自社株式。228,900 株
売出株既存株主が売り出す株式。564,600 株
内訳(買取引受) 売出株のうち、証券会社が株主から買い取って投資家に販売する分。454,600 株
(OA) 売出株のうち、公募・売出しの数量を超える需要があった場合、証券会社が対象企業の大株主等から一時的に株券を借りて、公募・売出しと同一条件で追加的に投資家に販売する分。公募・売出し数量の15%が上限。110,000 株
公開株新たに証券取引所に上場される企業の株式。OA分の株式を含む上場される株式の上限。843,500 株

(IPO指標)

  時価総額 上場時の想定時価総額。上場時の発行済み株式数と想定価格から算出。  資金調達 IPOにより企業が新たに調達する資金額。公募株数と想定価格から算出。資金調達額が大きいほど事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。 OR オファリング・レシオ(OR)。発行済み株式数のどの程度を株式市場に放出するかを示す指標。一般的にORが低いほど株式の「レア度」が高まり、初値が高くなりやすい。20~30%が平均値。  公募比率 公募・売出し総株数に占める公募株の割合(OR分除く)。公募比率が高いほどIPOが事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。
35.3 億円3 億円22.438
※時価総額と資金調達額は「想定価格」より算出。

▌上場後の株式総数と株主構成

???

68.910.520.6
※新株予約権による潜在株式(281.7千株)を含む。

幹事証券と抽選本数 

▌幹事証券の引受株式数

証券会社割当率割当株数
みずほ証券(主幹事)86.13%726,500株
大和証券5.22%44,000株
SBI証券1.73%14,600株
楽天証券1.73%14,600株
マネックス証券1.73%14,600株
松井証券0.87%7,300株
岡三証券0.87%7,300株
丸三証券0.87%7,300株
岩井コスモ証券0.87%7,300株
合計100%843,500株

委託販売による取扱株数(予想)

証券会社委託元取扱株数
CONNECT大和500株
岡三オンライン岡三400株
※取扱株数は過去実績を元に推定。

▌IPOの抽選割合と当選本数(予測)

8%
個人5,086本
抽選559
裁量4,527
8%
個人308本
抽選34
裁量274
40%
個人117本
抽選58
裁量59
100%
個人146本
抽選146
裁量
100%
個人146本
抽選146
裁量
100%
個人73本
抽選73
裁量
8%
個人58本
抽選6
裁量52
10%
個人73本
抽選7
裁量66
100%
個人5本
抽選5
裁量
100%
個人4本
抽選4
裁量
※抽選割合は過去実績を元に推定。1本=1単元。

star_half
Rating
IPOの評価と初値予想

期待度評価点
 10.0 /15点
4以上 積極参加 2~3 参加 1 不参加

▌注目度・業績評価
 AI関連のIPOは比較的人気が集まりやすく、「DX」というテーマ性もあるため、注目度は高い。前期(22.8)は企業のDX推進を追い風に新規契約を伸ばし、前期比で売上は15.4%増も、人材や自社開発ソフトウエアへの投資、広告宣伝等を積極的に行い、最終益は20.9%減の2.7億円で着地。今期(23.8)も企業のDX投資は引き続き堅調に推移しており、売上は19.3%増、最終益は3%増の2.8億円を見込む。

▌需給・価格評価
 市場への供給額は10億円未満の小型案件で、株主には安定株主しかおらず、需給面から初値上昇に期待。今期の最終益予想に基づくPERは11.7倍(EPS:92.2円予想)と業種平均91.9倍(情報通信・グロース)と比較してかなり割安な水準。

《IPOの評価指標》

  供給額 投資家がIPOで吸収する金額。公開株数(公募+売出)と想定価格から算出。小さいほど初値は上昇しやすい。  成長率  ROE  PER  PBR 
9.1 億円15.424.712.92.6
情報・通信6.110.791.94.6
※下段は業種別の数値(成長率とROEは中央値)。
aaa

初値予想と結果 

初値予想
(公開価格比)
2,000円(6/14予想)
+740円 / +58.7%
想定価格正式には想定発行価格。企業の成長戦略や業績、類似企業の株価などを参考に、発行企業と主幹事証券によって設定される。公開価格を決定していくプロセスの目安となる。1,080円
仮条件公開価格がブックビルディング方式で決められる際、引受証券会社があらかじめ提示する価格帯。機関投資家や他の幹事証券会社等のヒアリング結果を勘案し、主幹事証券と発行企業によって決定される。1,080円 ~ 1,260円
公開価格株式を新規に公開した際の公募・売り出し価格。1,260円
初値 証券取引所に上場後、最初に取引が成立した値段。
(公開価格比)
3,950円
+2,690円 / +213.5%

▌AIの予測値(6/14更新)

1,453円AI予測の詳細

▌初値騰落率の目安

+58.7+15.3+222.0+130.8
(公開価格比)(公開価格比)AI小型


過去のIPO実績 

▌類似案件のIPO実績

銘柄名騰落率 %供給額成長率 %ROE %
リッジアイ+154.0%10.9131.3%10.6%
pluszero+130.6%7.533.0%-61.7%
トリプルアイズ+150.0%5.518.4%8.6%

▌AI(人工知能)関連のIPO実績
(AI技術をベースにしたサービスの提供)

AI勝率平均騰落率
30
(2007年以降)
96.7
(29件 / 30件)
+241.4
(Q2:+152.0 %)

(2023/5/23 現在)

AI(人工知能)関連の直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
5572 リッジアイ2023/4/26+154.0
5132 pluszero2022/10/28+130.6
5026 トリプルアイズ2022/5/31+150.0
5028 セカンドサイト2022/4/4+129.5
4268 エッジテク2022/2/17+98.3

AIのIPO騰落率分布


▌小型のIPO実績
(小型:供給額5~10億円未満のIPO)

小型勝率平均騰落率
169
(2016年以降)
95.3
(161件 / 169件)
+133.3
(Q2:+122.6 %)

(2023/5/23 現在)

小型の直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
5257 ノバシステム2023/3/30+50.9
5256 Fusic2023/3/31+226.5
9343 アイビス2023/3/23+190.5
5252 日本ナレッジ2023/3/23+150.0
5248 テクノロジーズ2023/1/26+265.0

小型のIPO騰落率分布


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