ネイス(589A)のIPO情報と初値予想【初値決定】

 ネイス(589A)の東証グロースへの新規上場が承認されました。ここでは、ネイスのIPOに関する基本情報から投資分析、AIによる初値予測など、詳細なデータをどこよりも早く公開します!!

0目次

  1. 企業の基本情報
    1. 企業概要(事業解説)
    2. 沿革(代表者)
    3. 財務データ(業績、売上内訳、比率分析)
    4. 株主の状況(現在の株式総数と株主構成)
  2. IPOの基本情報
    1. 公開株数(上場後の株式総数と株主構成)
    2. 幹事証券と抽選本数(引受株式、抽選割合)
    3. スケジュール
  3. IPOの評価と初値予想
    1. IPO所感(評価、抽選スタンス)
    2. 初値予想と結果(条件、初値予想、AI予測)
    3. 過去のIPO(類似案件、分類・規模別実績)

1企業の基本情報

企業概要 

 事業内容は、『子ども向け体操教室の運営(直営及びフランチャイズ方式)及び、児童発達支援・放課後等デイサービス施設の運営(直営方式)』となっています。

会社名ネイス(589A)
所在地東京都千代田区富士見一丁目3番11号
設立日2010年9月1日
従業員数334人
業種サービス業

【企業サイト】
ネイス公式サイト
https://ne-is.com/

事業解説
 「ネイス体操教室」は、全国各地のショッピングセンター内を中心にチェーン展開し、2026年4月末現在で直営49店を含む全177店にて、2歳から中学1年生を対象に、マット、とび箱、鉄棒、トランポリンの4種目に技術習得を図ります。発達支援事業では、直営11店舗にて、発達障害のある子どもを対象とし、運動療育をはじめとする様々な支援を提供する施設「ネイスぷらす」を展開しています。
ネイスの事業説明
(画像:ネイスHP)

沿革 

ネイスのトップメッセージ

代表取締役社長 南 友介

 私たちは、学校や家庭でもない――、子どもたちが“自分らしさ”を解放し、心と体を思いきり動かせる「サードプレイス」をつくるために、このネイスが存在しています。このサードプレイスが、子ども達の未来へ拓けると信じ、サードプレイスを創り続けて参ります。

(引用:ネイスHP)
2010年9月
東京都港区において、ネイス㈱を設立
2010年12月
埼玉県川口市へ本社を移転
2010年12月
埼玉県川口市のレンタルスタジオにて体操教室を開業
2011年2月
埼玉県川口市に「ネイス体操教室」1号校をオープン
2012年2月
オリジナルのエアートランポリンを開発、製造開始
2012年3月
2号校であるイオンモール川口グリーンシティをオープン
2015年4月
ネイス体操教室初のフランチャイズ校となる東浦和校をオープン
2017年4月
「ネイス体操教室」10号校をオープン
2017年4月
コールセンター部門を開設
2017年7月
プライバシーマーク認定を取得
2020年1月
「ネイス体操教室」フランチャイズ加盟募集・のれん分け独立制度を開始
2021年4月
オリジナル体操器具の開発・販売を行っていたバックヤード㈱を吸収合併
2021年5月
発達支援施設「ネイスぷらす」1号校を開所
2021年6月
東京都新宿区へ本社を移転
2021年9月
大阪府大阪市に大阪支社を開設
2023年8月
東京都千代田区へ本社を移転
2024年2月
「ネイス体操教室」が全国100教室を突破
2024年5月
「ネイスぷらす」10号校を開所
2024年10月
マレーシアに子会社、NEIS Gymnastics SDN. BHD.を設立
2025年4月
「ネイスキッズゼリー」の販売・提供を開始

財務データ 

 2025年8月期の事業売上は2,855百万円で、構成比はセグメント別に、体操教室90.6%、発達支援9.4%となっています。

 前期(25.8)は新規に36店舗の体操教室を開設したことが大きく寄与し、前期比で売上は23%増、最終は249百万円で着地しました。

 今期(26.8)は直営店の出店を8店舗見込むほか、会員数の増加や一部店舗の値上げにより、売上は28%増、最終は440百万円を見込んでいます。1株利益は109.52円、配当は0円予想としています。

▌主要な経営指標等の推移

決算期2021/82022/82023/82024/82025/8
売上高8221,1411,8522,3212,855
経常益43△17138112359
最終益26△391227249
純資産62233562311
総資産6118321,1571,4792,061
※単位は百万円、単体決算

▌セグメント別の売上内訳(2025.8)

▌BPS(1株純資産) / EPS(1株利益)の推移

※株式分割/併合がある場合は遡及し算定。

▌比率分析

 企業の『収益力』や『安全性』を上場しているサービス業543社の中央値と比較すると、収益力は自己資本利益率 が80.1%など、かなり高い数値となっています。

 また、安全性の観点から資産負債構成を見ると、固定比率が217.3%となっており、かなり厳しい状態といえます。

貸借対照表 B/S損益計算書 P/L
総資産 2,061 百万円売上高 2,855 百万円

▉流動資産
▉固定資産
▉流動負債
▉固定負債
▉純資産
▉売上原価
▉販管費一
▉営業利益
▉売上高
▉営業損失
収益性指標
売上高営業利益率 = 10.9%(μ:6.6 Me:6.3)
総資本営業利益率 = 15.2%(μ:6.1 Me:6.4)
自己資本利益率 = 80.1%(μ:2.9 Me:9.6)
安全性指標
流動比率?「流動資産 ÷ 流動負債」で計算され、企業の短期的な財務安全性(支払い能力)を測定する指標。 = 107.6%(μ:269.6 Me:201)
固定比率?「固定資産 ÷ 純資産」で計算され、長期間に活用される固定資産がどれだけ純資産で調達されているかを測定する指標。一般的には100%以下が目安とされる。 = 217.3%(μ:104.6 Me:62.6)
自己資本比率?「自己資本 ÷ 総資本」で計算され、企業の中長期的な財務安全性を測定する指標。100%は無借金経営。 = 15.1%(μ:52.4 Me:51.7)
成長性指標
売上高成長率 = 23%(μ:11.2 Me:8)

※カッコ内の数値はサービス業(543社)の平均値(μ)及び中央値(Me)です。

株主の状況 

 現在の発行済株式総数は4,371千株で、株式保有割合は、経営陣95.5%、その他4.5%となっています。

 株式保有は安定株主が占めているため、初値や上場後の株価形成に際し、大きな懸念はありません。また、主要株主にロックアップが厳しめに入っているのは安心材料になります。

株主名持株比率ロックアップ
㈱みなみの島54.91%180日
南 友介(社長)36.61%180日
山崎 拓也2.01%継続保有
田島 幸樹2.01%継続保有
従業員0.19%継続保有
従業員0.18%継続保有
従業員0.18%継続保有
従業員0.00%継続保有
従業員0.17%継続保有
従業員0.17%継続保有
上記以外3.57%
(LPS:投資事業有限責任組合)

▌現在の株式総数と株主構成

株式総数 4,371千株(2026年5月27日現在)

?

95.5 %– %4.5 %– %
4,176 千株– 千株194.8 千株– 千株
※新株予約権による潜在株式(370.8千株)を含む。

2IPOの基本情報

公開株数 

 IPOの公募比率は8.7%と低く、売出される株式は、主に経営陣の株式放出によるものです。初値形成にはややネガティブといえます。公募株式は、主に新規発行になります。

 上場する株式の時価総額は52.9億円で、今回募集する株式は上場時発行済株式の25.7%分に相当します。募集株式に対する投資家の資金供給額は17.1億円で、IPOとしては中小型の案件になります。

公募株 ?資金調達などを目的に企業が新たに投資家を募集する株式。100,000 株
内訳(新規発行) ?公募株のうち、上場により新たに発行する株式。100,000 株
(自己株式) ?公募株のうち、自社で保有する自社株式。0 株
売出株 ?既存株主が売り出す株式。1,222,500 株
内訳(買取引受) ?売出株のうち、証券会社が株主から買い取って投資家に販売する分。1,050,000 株
(OA) ?売出株のうち、公募・売出しの数量を超える需要があった場合、証券会社が対象企業の大株主等から一時的に株券を借りて、公募・売出しと同一条件で追加的に投資家に販売する分。公募・売出し数量の15%が上限。172,500 株
公開株 ?新たに証券取引所に上場される企業の株式。OA分の株式を含む上場される株式の上限。1,322,500 株

(IPO指標)

  時価総額 ?上場時の想定時価総額。上場時の発行済み株式数と想定価格から算出。  資金調達 ?IPOにより企業が新たに調達する資金額。公募株数と想定価格から算出。資金調達額が大きいほど事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。 OR ?オファリング・レシオ(OR)。発行済み株式数のどの程度を株式市場に放出するかを示す指標。一般的にORが低いほど株式の「レア度」が高まり、初値が高くなりやすい。20~30%が平均値。  公募比率 ?公募・売出し総株数に占める公募株の割合(OR分除く)。公募比率が高いほどIPOが事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。
52.9 億円1.3 億円28 %8.7 %
※時価総額と資金調達額は「想定価格」より算出。

▌上場後の株式総数と株主構成

???

69.9 %– %4.4 %– %25.7 %
※新株予約権による潜在株式(370.8千株)を含む。

幹事証券と抽選本数 

 今回のIPOでは岡三証券が主幹事となっており、割当株数の58%程度が個人向け抽選に配分されると予想されます。

▌幹事証券の引受株式数

証券会社割当率割当株数
岡三証券(主幹事)91.31%1,207,600株
SBI証券4.35%57,500株
三菱UFJMS証券2.17%28,700株
松井証券0.87%11,500株
マネックス証券0.87%11,500株
むさし証券0.43%5,700株
合計100%1,322,500株

★ 委託販売による取扱株数(予想)

証券会社委託元取扱株数
三菱UFJ eスマート証券三菱900株
DMM.com証券–500株
※取扱株数は過去実績を元に推定。

▌IPOの抽選割合と当選本数(予測)

58%
個人9,504本
抽選7,040本
裁量2,464本
45%
個人498本
抽選256本
裁量242本
9%
個人221本
抽選25本
裁量196本
90%
個人104本
抽選104本
裁量–本
90%
個人104本
抽選104本
裁量–本
100%
個人9本
抽選9本
裁量–本
100%
個人5本
抽選5本
裁量–本
※抽選割合は過去実績を元に推定。1本=1単元。

スケジュール 

上場承認日5月27日(水)
抽選申込期間6月12日(金)~6月18日(木)
当選発表日6月19日(金)
購入申込期間6月22日(月)~6月25日(木)
上場日6月30日(火)
※証券会社によってスケジュールは異なります。
SUNMONTUEWEDTHUFRISAT
531616263646566
676869610611612613
614615616617618619620
621622623624625626627
62862963071727374

( 抽選申込 当選発表 購入申込 上場日 )

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Rating
IPOの評価と初値予想

▌注目度・業績評価

 子ども向けの体操教室事業に特段の新規性はなく、注目度は低いです。ここ数年で体操教室を順調に増やしており、それに伴い利益も着実に増加していることから、事業の収益性は評価できます。

▌需給・価格評価

 IPOとしては中小型案件で、株主には経営陣を中心に安定株主しかおらず、ロックアップもかなり厳しめに入っているため、需給に不安はありません。公募比率が低いのはマイナス材料になります。今期(26.8)利益予想によるPERは11.8倍と業種平均21.9倍(サービス・グロース)と比較して割安な水準です。

▌IPO抽選へのスタンス

 今回のIPOは初値が公開価格を上回る可能性が高いため、IPO抽選には当選を狙って『参加』したいところです。

期待度評価点
 8.0 /15点
※★4以上 積極参加 ★2~3 参加 ★1 不参加

《IPOの評価指標》

 供給額 ?投資家がIPOで吸収する金額。公開株数(公募+売出)と想定価格から算出。小さいほど初値は上昇しやすい。 成長率 ?直近の売上高成長率(売上高の前年比)。下段はサービス業(全市場)における成長率の中央値。 ROE ?直近の自己資本利益率(=最終益/純資産)。下段はサービス業(全市場)におけるROEの中央値。 PER ?想定価格を基準にした株価収益率。下段はサービス業(グロース)の単純PER(26.4末時点)。 PBR ?想定価格を基準にした株価純資産倍率。純資産はIPOによる増資分を含む。下段はサービス業(グロース)の単純PBR(26.4末時点)。
17.1 億円23.0 %80.1 %21.3 倍12.5 倍
サービス業8.0 %9.6 %21.9 倍2.2 倍
※実績値で計算、下段は業種別の数値(成長率とROEは中央値)。
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初値予想と結果 

 上記のIPO評価を踏まえた上で、初値は公開価格1,320円から+580円(+43.9%)高い1,900円と予想します。なお、AI予測値は2,040円となっており、これと同程度の予想としています。

初値予想
(公開価格比)
1,900円(6/22予想)
(+580円 / +43.9%)
想定価格 ?正式には想定発行価格。企業の成長戦略や業績、類似企業の株価などを参考に、発行企業と主幹事証券によって設定される。公開価格を決定していくプロセスの目安となる。1,290円
仮条件 ?公開価格がブックビルディング方式で決められる際、引受証券会社があらかじめ提示する価格帯。機関投資家や他の幹事証券会社等のヒアリング結果を勘案し、主幹事証券と発行企業によって決定される。1,290円 ~ 1,320円
公開価格 ?株式を新規に公開した際の公募・売り出し価格。1,320円
初値 ?証券取引所に上場後、最初に取引が成立した値段。
(公開価格比)
1,476円
(+156円 / +11.8%)

▌AIの予測値(6/22更新)

AI予測2,040円AI予測の詳細

▌初値騰落率の目安

+43.9 %+54.5 %+55.4 %+69.5 %
(公開価格比)(公開価格比)生涯学習中小型

過去のIPO 

 最後に過去の類似IPOの状況ですが、直近では13年6月に上場したジェイエスエス(6074)の初値騰落率は+26.3%でした。

 今回のIPOと同じ生涯学習関連に分類されるIPOは2007年以降30件で、初値が公開価格を上回った割合(勝率)は86.7%、初値騰落率の平均は+55.4%(中央値+31.0%)となっています。

 また、今回と同じ中小型のIPOは2017年以降215件で、勝率は89.3%、初値騰落率の平均は+69.5%(中央値+52.2%)となっています。

▌類似案件のIPO実績

銘柄名騰落率 %供給額 億成長率 %ROE %
ジェイエスエス+26.3%5.82.3%25.1%
幼児活動研究会+92.4%4.14.2%13.0%

▌生涯学習のIPO実績
(教育、学習支援、フィットネス事業など)

生涯学習勝率平均騰落率
30 件
(2007年以降)
86.7 %
(26件 / 30件)
+55.4 %
(Me:+31.0 %)

(2026/5/27 現在)

生涯学習の直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
469A フィットクルー2025/12/12+36.4 %
352A Lクリエイト2025/4/24+2.4 %
323A フライヤー2025/2/20+73.2 %
291A リスキル2024/12/17+29.8 %
264A Schoo2024/10/22+10.3 %

生涯学習のIPO騰落率分布

▌中小型のIPO実績
(中小型:供給額10~20億円未満のIPO)

中小型勝率平均騰落率
215 件
(2017年以降)
89.3 %
(192件 / 215件)
+69.5 %
(Me:+52.2 %)

(2026/5/27 現在)

中小型の直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
559A 梅乃宿酒造2026/4/24+50.0 %
549A ヒトトヒトHD2026/4/7-1.9 %
548A システムエグゼ2026/4/6+11.7 %
483A テラテクノロジー2025/12/23+38.9 %
480A リブコンサル2025/12/25+40.0 %

中小型のIPO騰落率分布

(データ引用:日本証券取引所 新規上場会社情報)















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