akippa[アキッパ](627A)のIPO情報と初値予想

 akippa[アキッパ](627A)東証スタンダードへの新規上場が承認されました。ここでは、akippa[アキッパ]のIPOに関する基本情報から投資分析AIによる初値予測など、詳細なデータをどこよりも早く公開します!!

0目次

  1. 企業の基本情報
    1. 企業概要(事業解説)
    2. 沿革(代表者)
    3. 財務データ(業績、売上内訳、比率分析)
    4. 株主の状況(現在の株式総数と株主構成)
  2. IPOの基本情報
    1. 公開株数(上場後の株式総数と株主構成)
    2. 幹事証券と抽選本数(引受株式、抽選割合)
    3. スケジュール
  3. IPOの評価と初値予想
    1. IPO所感(評価、抽選スタンス)
    2. 初値予想と結果(条件、初値予想、AI予測)
    3. 過去のIPO(類似案件、分類・規模別実績)

1企業の基本情報

企業概要 

 事業内容は、『駐車場マーケットプレイス『アキッパ』の運営』となっています。

会社名akippa[アキッパ](627A)
所在地大阪府大阪市浪速区難波中二丁目10番70号
設立日2009年2月2日
従業員数61人
業種情報・通信業

【企業サイト】
akippa[アキッパ]公式サイト
https://akippa.co.jp/

事業解説
 「アキッパ」は、個人宅の車庫や月極駐車場、商業施設などの遊休スペースを駐車場として登録し、ドライバーとオンラインでマッチングするプラットフォームで、利用者はスマートフォンから駐車場を事前予約・決済でき、オーナーは初期費用や運用費をかけずに空きスペースを収益化できる点が特徴です。2026年7月末時点で累計会員数は550万人を超え、予約可能な駐車場は5.5万件以上に達するなど、全国規模で事業基盤を拡大。
akippa[アキッパ]の事業説明
(画像:akippa[アキッパ]HP

沿革 

akippa[アキッパ]のトップメッセージ

代表取締役社長 CEO 金谷 元気

 停めたい場所に停められない。イベントや観光地で渋滞が起こる。空いている駐車場があるのに、必要な人に届いていない。そんな社会課題を解決するために、駐車場マーケットプレイス「アキッパ」は誕生しました。

(引用:akippa[アキッパ]HP
2009年2月
大阪市平野区において営業代行事業を目的に合同会社ギャラクシーエージェンシーを設立
2010年9月
求人情報サービスを開始
2010年10月
本社(OSAKA OFFICE)を大阪市西区に移転
2011年4月
㈱ギャラクシーエージェンシーに組織変更
2011年9月
TOKYO OFFICEを東京都新宿区に新設
2013年1月
出版事業を開始
2013年12月
TOKYO OFFICEを東京都渋谷区に移転
2014年4月
駐車場シェアアプリ「あきっぱ!」のサービス開始
2014年10月
サービス名称を「akippa」に変更(現「アキッパ」)
2014年12月
Infinity Ventures Summit 2014 Fall Kyoto 「Launch Pad」優勝
2015年2月
商号をakippa㈱に変更
2016年10月
出版事業を新設分割し、galaxy㈱を設立
2016年12月
求人情報サービス・営業代行事業を終了
2017年7月
galaxy㈱を売却
2017年7月
TOKYO OFFICEを東京都千代田区に移転
2019年10月
SOMPOホールディングス㈱との資本業務提携を実施
2019年10月
本社(OSAKA OFFICE)を大阪市浪速区に移転
2022年8月
ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)取得
2025年4月
スマートフォンアプリ上で「オーナーモード」を正式リリース
2025年12月
第5回 日本サービス大賞 国土交通大臣賞を受賞

財務データ 

 2025年12月期の事業売上は3,828百万円で、構成比はセグメント別に、アキッパ事業100%となっています。

 前期(25.12)は大型スタジアム周辺及び地方における非日常利用が見込まれる駐車場の開拓が奏功し、前期比で売上は20%増最終は223百万円で着地しました。

 今期(26.12)は過去から蓄積した利用データとAIを活用した需要予測に基づき、需要が高いと見込まれるエリアに営業活動を集中させ、効率的な駐車場の開拓を進めており、売上は12%増最終は302百万円を見込んでいます。1株利益は56.9円配当は0円予想としています。

▌主要な経営指標等の推移

決算期2021/122022/122023/122024/122025/12
売上高1,4802,0822,6193,1913,828
経常益△311△745031204
最終益△314△778641223
純資産253175261301525
総資産8077347798031,050
※単位は百万円、単体決算

▌セグメント別の売上内訳(2025.12)

▌BPS(1株純資産) / EPS(1株利益)の推移

※株式分割/併合がある場合は遡及し算定。

▌比率分析

 企業の『収益力』や『安全性』を上場している情報・通信業585社の中央値と比較すると、収益力は自己資本利益率 が42.5%など、かなり高い数値となっています。

 また、安全性の観点から資産負債構成を見ると、固定比率が29.1%となっており、比較的良好な状態といえます。

貸借対照表 B/S損益計算書 P/L
総資産 1,050 百万円売上高 3,828 百万円

流動資産
固定資産
流動負債
固定負債
純資産
売上原価
販管費
営業利益
売上高
営業損失
収益性指標
売上高営業利益率 = 5.3(μ:6.5 Me:8.1
総資本営業利益率 = 19.1(μ:6.6 Me:7.5
自己資本利益率 = 42.5(μ:-11.8 Me:10.1
安全性指標
流動比率「流動資産 ÷ 流動負債」で計算され、企業の短期的な財務安全性(支払い能力)を測定する指標。 = 193.8(μ:328.5 Me:258.5
固定比率「固定資産 ÷ 純資産」で計算され、長期間に活用される固定資産がどれだけ純資産で調達されているかを測定する指標。一般的には100%以下が目安とされる。 = 29.1(μ:110.4 Me:42.2
自己資本比率「自己資本 ÷ 総資本」で計算され、企業の中長期的な財務安全性を測定する指標。100%は無借金経営。 = 49.9(μ:59.7 Me:62.5
成長性指標
売上高成長率 = 20(μ:13.2 Me:8.9

※カッコ内の数値は情報・通信業(585社)の平均値(μ)及び中央値(Me)です。

株主の状況 

 現在の発行済株式総数は6,762千株で、株式保有割合は、その他37.6%関係会社29.1%経営陣21.6%ベンチャーキャピタル(VC)11.6%となっています。

 VCが一定割合の株式を保有しているため、初値や上場後の株価形成に際し、ロックアップから外れた段階で売り圧力が強まるリスクがあります。また、主要株主にロックアップが入っているのは安心材料になります。

株主名持株比率ロックアップ
SOMPOホールディングス㈱29.12%360日
金谷 元気(社長)16.91%360日
㈱ディー・エヌ・エー14.47%180日
住友商事㈱4.87%180日
グロービス5号ファンドLPS4.27%180日/1.5倍
従業員2.64%継続保有
㈱トリドールホールディングス2.45%180日
日本駐車場開発㈱2.33%180日
小林 寛之2.19%継続保有
Globis Fund V,L.P.1.82%180日/1.5倍
上記以外18.93%
(LPS:投資事業有限責任組合)

▌現在の株式総数と株主構成

株式総数 6,762千株(2026年8月18日現在)

?

21.629.137.611.6
1,460.9 千株1,969.1 千株2,545.6 千株786 千株
※新株予約権による潜在株式(877.5千株)を含む。

2IPOの基本情報

公開株数 

 IPOの公募比率は17.1%と低く、売出される株式は、主に関係会社(SOMPO)、その他(ディー・エヌ・エーなど)の株式放出によるものです。初値形成にはややネガティブといえます。公募株式は、主に新規発行になります。

 上場する株式の時価総額は33.8億円で、今回募集する株式は上場時発行済株式の31.0%分に相当します。募集株式に対する投資家の資金供給額は13.7億円で、IPOとしては中小型の案件になります。

公募株資金調達などを目的に企業が新たに投資家を募集する株式。378,000 株
内訳(新規発行) 公募株のうち、上場により新たに発行する株式。378,000 株
(自己株式) 公募株のうち、自社で保有する自社株式。0 株
売出株既存株主が売り出す株式。2,164,700 株
内訳(買取引受) 売出株のうち、証券会社が株主から買い取って投資家に販売する分。1,833,100 株
(OA) 売出株のうち、公募・売出しの数量を超える需要があった場合、証券会社が対象企業の大株主等から一時的に株券を借りて、公募・売出しと同一条件で追加的に投資家に販売する分。公募・売出し数量の15%が上限。331,600 株
公開株新たに証券取引所に上場される企業の株式。OA分の株式を含む上場される株式の上限。2,542,700 株

(IPO指標)

  時価総額 上場時の想定時価総額。上場時の発行済み株式数と想定価格から算出。  資金調達 IPOにより企業が新たに調達する資金額。公募株数と想定価格から算出。資金調達額が大きいほど事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。 OR オファリング・レシオ(OR)。発行済み株式数のどの程度を株式市場に放出するかを示す指標。一般的にORが低いほど株式の「レア度」が高まり、初値が高くなりやすい。20~30%が平均値。  公募比率 公募・売出し総株数に占める公募株の割合(OR分除く)。公募比率が高いほどIPOが事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。
33.8 億円2 億円35.317.1
※時価総額と資金調達額は「想定価格」より算出。

▌上場後の株式総数と株主構成

???

20.511.827.88.931.0
※新株予約権による潜在株式(877.5千株)を含む。

幹事証券と抽選本数 

 今回のIPOではSBI証券が主幹事となっており、割当株数の36%程度が個人向け抽選に配分されると予想されます。

 また、幹事証券になる楽天マネックスも割当株数の大半が個人向け抽選に配分されるため、狙い目になります。

▌幹事証券の引受株式数

証券会社割当率割当株数
SBI証券(主幹事)-%-株
SMBC日興証券-%-株
みずほ証券-%-株
岡三証券-%-株
東海東京証券-%-株
岩井コスモ証券-%-株
マネックス証券-%-株
むさし証券-%-株
楽天証券-%-株
合計100%-株

委託販売による取扱株数(予想)

証券会社委託元取扱株数
SBIネオトレード証券SBI-株
※取扱株数は過去実績を元に推定。

▌IPOの抽選割合と当選本数(予測)

36%
個人-本
抽選
裁量
13%
個人-本
抽選
裁量
11%
個人-本
抽選
裁量
89%
個人-本
抽選
裁量
66%
個人-本
抽選
裁量
11%
個人-本
抽選
裁量
90%
個人-本
抽選
裁量
90%
個人-本
抽選
裁量
100%
個人-本
抽選
裁量
※抽選割合は過去実績を元に推定。1本=1単元。

スケジュール 

上場承認日8月18日(火)
抽選申込期間9月3日(木)~9月9日(水)
当選発表日9月10日(木)
購入申込期間9月11日(金)~9月16日(水)
上場日9月18日(金)
※証券会社によってスケジュールは異なります。
SUNMONTUEWEDTHUFRISAT
823824825826827828829
8308319192939495
96979899910911912
913914915916917918919
920921922923924925926

( 抽選申込 当選発表 購入申込 上場日 )

star_half
Rating
IPOの評価と初値予想

▌注目度・業績評価

 「駐車場」という身近で巨大な市場に、シェアリングエコノミーとデジタル技術を組み合わせた事業には新規性があり、また、マッチングプラットフォーム関連のIPOも比較的人気が集まりやすいため、注目度は高いです。売上は順調に拡大しており、さらに、一般的なコインパーキング会社と違って、自社で土地を大量保有・開発する必要がないため、ネットワーク拡大による収益性の改善が期待できます。

▌需給・価格評価

 IPOとしては中小型案件で、株主に一部VCが入っているものロックアップが掛かっており、想定価格も低めのため、需給に不安はありません。今期の利益予想に基づくPERは9.7倍と業種平均14.9倍(情報通信・スタンダード)と比較してやや割安な水準です。

▌IPO抽選へのスタンス

 今回のIPOは一定程度の初値上昇が期待できるため、IPO抽選には当選を狙って『参加』したいところです。

期待度評価点
 8.5 /15点
4以上 積極参加 2~3 参加 1 不参加

《IPOの評価指標》

 供給額 投資家がIPOで吸収する金額。公開株数(公募+売出)と想定価格から算出。小さいほど初値は上昇しやすい。 成長率 直近の売上高成長率(売上高の前年比)。下段は情報・通信業(全市場)における成長率の中央値。 ROE 直近の自己資本利益率(=最終益/純資産)。下段は情報・通信業(全市場)におけるROEの中央値。 PER 想定価格を基準にした株価収益率。下段は情報・通信業(スタンダード)の単純PER(26.4末時点)。 PBR 想定価格を基準にした株価純資産倍率。純資産はIPOによる増資分を含む。下段は情報・通信業(スタンダード)の単純PBR(26.4末時点)。
13.7 億円20.042.515.24.9
情報・通信8.910.114.91.6
※実績値で計算、下段は業種別の数値(成長率とROEは中央値)。
aaa

初値予想と結果 

 上記のIPO評価を踏まえた上で、初値は想定価格540円から+310円(+57.4%)高い850円と予想します。なお、AI予測値は1,074円となっており、これより低い弱気の予想としています。

初値予想
(想定価格比)
850円(8/18予想)
+310円 / +57.4%
想定価格正式には想定発行価格。企業の成長戦略や業績、類似企業の株価などを参考に、発行企業と主幹事証券によって設定される。公開価格を決定していくプロセスの目安となる。540円
仮条件公開価格がブックビルディング方式で決められる際、引受証券会社があらかじめ提示する価格帯。機関投資家や他の幹事証券会社等のヒアリング結果を勘案し、主幹事証券と発行企業によって決定される。-円 ~ -円
公開価格株式を新規に公開した際の公募・売り出し価格。-円
初値 証券取引所に上場後、最初に取引が成立した値段。
(公開価格比)
-円
(-円 / -%)

▌AIの予測値(8/18計算)

AI予測1,074円AI予測の詳細

▌初値騰落率の目安

+57.4+98.9+67.7+69.1
(想定価格比)(想定価格比)情報・通信中小型

過去のIPO 

 最後に過去の類似IPOの状況ですが、直近では22年12月に上場したRebase(5138)の初値騰落率は+130.4%でした。

 今回のIPOと同じ情報・通信業(その他)関連に分類されるIPOは2007年以降50件で、初値が公開価格を上回った割合(勝率)は82.0%、初値騰落率の平均は+67.7%(中央値+40.2%)となっています。

 また、今回と同じ中小型のIPOは2017年以降219件で、勝率は89.5%、初値騰落率の平均は+69.1%(中央値+51.9%)となっています。

▌類似案件のIPO実績

銘柄名騰落率 %供給額成長率 %ROE %
Rebase+130.4%8.787.0%33.9%
スペースマーケット+121.4%10.747.3%-49.7%

▌情報・通信業(その他)のIPO実績
(情報・通信業のうち他に分類されないもの)

情報・通信勝率平均騰落率
50
(2007年以降)
82.0
(41件 / 50件)
+67.7
(Me:+40.2 %)

(2026/8/18 現在)

情報・通信業(その他)の直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
593A ティアフォー2026/7/22-7.0
340A ジグザグ2025/3/31+35.3
336A ダイナミクマップ2025/3/27+27.5
335A ミライロ2025/3/24+144.8
290A Syns2024/12/19+53.3

情報・通信のIPO騰落率分布

▌中小型のIPO実績
(中小型:供給額10~20億円未満のIPO)

中小型勝率平均騰落率
219
(2017年以降)
89.5
(196件 / 219件)
+69.1
(Me:+51.9 %)

(2026/8/18 現在)

中小型の直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
607A エブリー2026/8/4+27.8
598A チャットプラス2026/7/15+111.5
589A ネイス2026/6/30+11.8
584A LiNKX2026/6/23+36.1
559A 梅乃宿酒造2026/4/24+50.0

中小型のIPO騰落率分布

(データ引用:日本証券取引所 新規上場会社情報















アーカイブ
ページ上部へ戻る