NSグループの初値は公開価格を5%下回る、今後の株価展望は?
- 2025/12/16
★ 祝 東証プライム市場上場 ★
NSグループ
初値:1,406 円
きょう東証プライム市場に新規上場したNSグループ<471A>は、公開価格と同じ1,480円のウリ気配でスタートし、その後気配値を切り下げ、9時5分頃に公開価格を74円(-5%)下回る1,406円で初値をつけました。
初値1,406円がこの日の高値となり、その後は換金売りに押され、一時下げ渋る場面が見られるも、後場に入り再び売られ、最終的に終値1,274円で上場初日の取引を終えました。また、この日の出来高は561万株でした。
NSグループ( 471A )
▌株価情報(2025/12/16 15:30)
| 現在値(終値) | 初値比 | 公開価格比 | |||
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| 始値 | 高値 | 安値 | 出来高 |
|---|---|---|---|
| 1,406 | 1,406 | 1,274 | 561 万株 |
View今後の株価展望
類似IPOのセカンダリー状況
▌初値公開価格割れの1年後の株価状況
(初値が公開価格比で0%未満の銘柄対象)
初値の水準(初値騰落率)は上場後の株価に大きな影響を与えます。株価は投資家の将来への『期待』に左右されますが、その『期待』の影響を最も受けた状態で付いた株価が初値とするならば、初値が高騰した場合は投資家の『期待』は過熱気味のため、上場後は熱が冷めるように換金売りが殺到し、急落することが多くあります。
NSグループの初値は公開価格比で-5%になりましたが、2012年以降のIPOで初値が公開価格比で0%未満だった155銘柄の1年後の騰落率(初値日終値基準)を見ると、平均(μ)は+29.4%、中央値(Me)で+7.6%となっています。また、1年後に初値日終値より上昇していた銘柄の割合(勝率)は55.5%と、セカンダリーではかなり良好なパフォーマンスが期待できます。
初値日終値からの1年後騰落率
| 銘柄数 | 勝率 | 平均騰落率 | |||
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※2012年以降上場した銘柄を集計(上場廃止等の銘柄除く)
★上場1年後に上昇した銘柄TOP5
| コード/銘柄 | 上場日 | 1年後騰落率 |
|---|---|---|
| 4477 BASE | 2019/10/25 | +837.7 % |
| 7317 松屋アールアンド | 2020/4/6 | +610.2 % |
| 9553 マイクロアド | 2022/6/29 | +390.4 % |
| 7094 NexTone | 2020/3/30 | +371.1 % |
| 4480 メドレー | 2019/12/12 | +271.7 % |
※1年後騰落率は初値日終値を基準とする。
IPO1年後の株価騰落率
▌金融業の1年後の株価状況
業種や事業内容も上場後の株価に大きな影響を与えます。IPOでは事業の新規性や話題性、規模が初値の決定に大きな影響を与えますが、上場後は事業が地味でも業績が堅調に拡大していたり、大型株でも配当を出すような安定銘柄であれば株価は緩やかに上昇していきます。
NSグループと同じ金融業の銘柄(2012年以降上場の34銘柄)に限定して1年後の騰落率(初値日終値基準)を見ると、平均(μ)は+30.4%、中央値(Me)で+11.3%となっています。また、1年後に初値日終値より上昇していた銘柄の割合(勝率)は58.8%と、セカンダリーではかなり良好なパフォーマンスが期待できます。1年後に最も上昇したのは12年12月上場の全国保証(7164)で+280.2%、最も下落したのは21年6月上場のアイ・パートナーズフィナンシャル(7345)で-73.2%です。
初値日終値からの1年後騰落率
| 銘柄数 | 勝率 | 平均騰落率 | |||
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※2012年以降上場した銘柄を集計(上場廃止等の銘柄除く)
★上場1年後に上昇した銘柄TOP5
| コード/銘柄 | 上場日 | 1年後騰落率 |
|---|---|---|
| 7164 全国保証 | 2012/12/19 | +280.2 % |
| 7386 ジャパンワランテ | 2022/6/23 | +203.2 % |
| 5836 エージェント・イ | 2022/12/22 | +135.1 % |
| 7388 FPパートナー | 2022/9/22 | +109.8 % |
| 7185 ヒロセ通商 | 2016/3/18 | +95.3 % |
※1年後騰落率は初値日終値を基準とする。
IPO1年後の株価騰落率
今後の株価予想
過去のIPOのセカンダリー状況を見る限り、比較的良好なパフォーマンスが予想されます。
なお、初値(1,406円)は当サイトの予想(1,600円)とほぼ同水準で、予想通りの結果となりました。また、AIの予測値は1,721円でした。初値寄り付き直後から売り圧力が強く、一時反発する場面が見られるも、終値で初値から10%近い下落で終えたことから、短期的には売り優勢の展開が続きそうです。
今期(25.12)の業績予想は、前期比で売上高は+13.2%の298億円、最終損益は+12.5%の57億円となっています。少子高齢化や晩婚化による単身世帯が増加することで賃貸物件の需要が増加するとともに、家族関係の希薄化等により連帯保証人を見つけることの困難性が顕著になり、あわせて賃貸人側の家賃収入の減少や家賃滞納不安の解消というニーズがあいまったことで、家賃債務保証事業自体のニーズは増加傾向にあります。そんな中で、事業収益は緩やかに増加しており、利益も安定的に確保していることから、配当銘柄として十分に評価できます。
▌初値騰落率の目安
| 初値騰落率 ◆ | -5 % |
|---|
| +8.1 % | +16.3 % | +34.8 % | +15.7 % |
| (公開価格比) | (公開価格比) | 金融 | 中大型以上 |
▌売上高/最終損益の推移
現在の株価水準は、初値でPER12.8倍と業種平均12.1倍(その他金融業/プライム)と比べてほぼ同水準です。また、配当利回りは2.3%です。
以上を踏まえると、短期的な値動きはともかく、向こう1年という期間で考えれば、1,500~2,000円前後で推移していくものと予想します。
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