MabGenesis[マブジェネシス](653A)のIPO情報と初値予想
- 2026/10/1
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MabGenesis[マブジェネシス](653A)の東証グロースへの新規上場が承認されました。ここでは、MabGenesis[マブジェネシス]のIPOに関する基本情報から投資分析、AIによる初値予測など、詳細なデータをどこよりも早く公開します!!
0目次
1企業の基本情報
企業概要
事業内容は、『ペット用抗体医薬品の研究開発』となっています。
| 会社名 | MabGenesis[マブジェネシス](653A) |
|---|---|
| 所在地 | 神奈川県横浜市港北区新横浜三丁目7番18号 |
| 設立日 | 2019年6月3日 |
| 従業員数 | 13人 |
| 業種 | 医薬品 |
【企業サイト】
https://mabgenesis.com/
沿革
![MabGenesis[マブジェネシス]のトップメッセージ](https://uikabu.com/wp-content/uploads/2026/10/mabgenesisH.png)
代表取締役 新庄 勝浩
藤田医科大学と宮崎大学で開発された抗体取得技術を医療に還元することを目的として、2019年6月に設立されました。当社は創業以来、自社独自の研究開発と動物用医薬品企業との共同研究によってペット(イヌ、ネコ)用抗体医薬品の創出に取り組んでおります。
財務データ
2026年3月期の事業売上は338百万円で、構成比は売上区分別に、共同プロジェクト88.5%、自社プロジェクト10.9%、その他0.6%となっています。
前期(26.3)はCeva社と3件、MAH社と4件、日本曹達とはイヌ及びネコ疾患治療用抗体に関する共同研究契約2件の締結に至り、自社プロジェクトでは、ネコ用サイトカイン抗体の導出交渉で日本曹達と締結に至り、それぞれ契約一時金を受領した結果、前期比で売上は135%増、最終は36百万円で着地しました。
今期(27.3)はCeva社とのイヌ疾患治療用抗体に関する共同研究で、欧州特許庁への特許出願のマイルストーンを達成したほか、MAH社との共同研究では研究進捗に相当する対価として契約一時金を受領するなど進捗しているものの、1Q累計は売上・利益ともに前期を下回るペースで推移しています。
▌主要な経営指標等の推移
| 決算期 | 2022/3 | 2023/3 | 2024/3 | 2025/3 | 2026/3 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 0 | 4 | 66 | 144 | 338 |
| 経常益 | △118 | △119 | △148 | △104 | 36 |
| 最終益 | △118 | △120 | △148 | △104 | 36 |
| 純資産 | 85 | 314 | 166 | 532 | 568 |
| 総資産 | 90 | 330 | 233 | 575 | 585 |
▌売上区分別の売上内訳(2026.3)
▌BPS(1株純資産) / EPS(1株利益)の推移
▌比率分析
企業の『収益力』や『安全性』を上場している医薬品68社の中央値と比較すると、収益力は売上高営業利益率が10.6%など、かなり高い数値となっています。
また、安全性の観点から資産負債構成を見ると、流動比率が3411%となっており、かなり良好な状態といえます。
| 貸借対照表 B/S | 損益計算書 P/L |
|---|---|
| 総資産 585 百万円 | 売上高 338 百万円 |
| ▉流動資産 ▉固定資産 | ▉流動負債 ▉固定負債 ▉純資産 | ▉売上原価 ▉販管費一 ▉営業利益 | ▉売上高 ▉営業損失 |
※カッコ内の数値は医薬品(68社)の平均値(μ)及び中央値(Me)です。
株主の状況
現在の発行済株式総数は7,676千株で、株式保有割合は、ベンチャーキャピタル(VC)46.2%、その他32.8%、経営陣21.0%となっています。
VCが一定割合の株式を保有しているため、初値や上場後の株価形成に際し、ロックアップから外れた段階で売り圧力が強まるリスクがあります。また、主要株主にロックアップが入っているのは安心材料になります。
| 株主名 | 持株比率 | ロックアップ |
|---|---|---|
| 名古屋大学・東海地区大学広域ベンチャー2号投資事業組合 | 15.96% | 90日/1.5倍 |
| 九州広域復興支援LPS | 13.03% | 90日/1.5倍 |
| 新庄 勝浩(社長) | 12.43% | 180日 |
| 黒澤 仁 | 12.12% | 180日 |
| アクシル・ライフサイエンス&ヘルスケアファンド2号LPS | 8.14% | 90日/1.5倍 |
| 小泉 信一 | 6.64% | 180日 |
| ㈱アニヴェルセルHOLDINGS | 6.51% | 90日/1.5倍 |
| 森下 和広 | 6.25% | 180日 |
| 柴崎 友一朗 | 4.40% | 180日 |
| みやぎん宮崎大学夢応援LPS | 3.26% | 90日/1.5倍 |
| 上記以外 | 11.26% |
▌現在の株式総数と株主構成
株式総数 7,676千株(2026年9月28日現在)
| 21.0 % | – % | 32.8 % | 46.2 % |
| 1,610 千株 | – 千株 | 2,516 千株 | 3,550 千株 |
2IPOの基本情報
公開株数
IPOの公募比率は47.3%で、公募株式は、主に新規発行になります。初値形成にはニュートラルです。売出し分は、主にベンチャーキャピタル(VC)の株式放出によるものです。
上場する株式の時価総額は72.7億円で、今回募集する株式は上場時発行済株式の23.1%分に相当します。募集株式に対する投資家の資金供給額は20.6億円で、IPOとしては中型の案件になります。
| 公募株 ?資金調達などを目的に企業が新たに投資家を募集する株式。 | 940,700 株 | |
|---|---|---|
| 内訳 | (新規発行) ?公募株のうち、上場により新たに発行する株式。 | 940,700 株 |
| (自己株式) ?公募株のうち、自社で保有する自社株式。 | 0 株 | |
| 売出株 ?既存株主が売り出す株式。 | 1,345,200 株 | |
| 内訳 | (買取引受) ?売出株のうち、証券会社が株主から買い取って投資家に販売する分。 | 1,047,200 株 |
| (OA) ?売出株のうち、公募・売出しの数量を超える需要があった場合、証券会社が対象企業の大株主等から一時的に株券を借りて、公募・売出しと同一条件で追加的に投資家に販売する分。公募・売出し数量の15%が上限。 | 298,000 株 | |
| 公開株 ?新たに証券取引所に上場される企業の株式。OA分の株式を含む上場される株式の上限。 | 2,285,900 株 | |
(IPO指標)
| 時価総額 ?上場時の想定時価総額。上場時の発行済み株式数と想定価格から算出。 | 資金調達 ?IPOにより企業が新たに調達する資金額。公募株数と想定価格から算出。資金調達額が大きいほど事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。 | OR ?オファリング・レシオ(OR)。発行済み株式数のどの程度を株式市場に放出するかを示す指標。一般的にORが低いほど株式の「レア度」が高まり、初値が高くなりやすい。20~30%が平均値。 | 公募比率 ?公募・売出し総株数に占める公募株の割合(OR分除く)。公募比率が高いほどIPOが事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。 |
|---|---|---|---|
| 72.7 億円 | 8.5 億円 | 24.7 % | 47.3 % |
▌上場後の株式総数と株主構成
| 18.7 % | – % | 27.6 % | 30.6 % | 23.1 % |
幹事証券と抽選本数
今回のIPOでは東海東京証券が主幹事となっており、割当株数の6%程度が個人向け抽選に配分されると予想されます。
また、幹事証券になるマネックスも割当株数の大半が個人向け抽選に配分されるため、狙い目になります。
▌幹事証券の引受株式数
| 証券会社 | 割当率 | 割当株数 |
|---|---|---|
| 東海東京証券(主幹事) | -% | -株 |
| SBI証券 | -% | -株 |
| 丸三証券 | -% | -株 |
| マネックス証券 | -% | -株 |
| 合計 | 100% | -株 |
▌IPOの抽選割合と当選本数(予測)
| 個人 | -本 |
|---|---|
| 抽選 | –本 |
| 裁量 | –本 |
| 個人 | -本 |
|---|---|
| 抽選 | –本 |
| 裁量 | –本 |
| 個人 | -本 |
|---|---|
| 抽選 | –本 |
| 裁量 | –本 |
スケジュール
| 上場承認日 | 9月28日(月) |
|---|---|
| 抽選申込期間 | 10月15日(木)~10月21日(水) |
| 当選発表日 | 10月22日(木) |
| 購入申込期間 | 10月23日(金)~10月28日(水) |
| 上場日 | 11月2日(月) |
| SUN | MON | TUE | WED | THU | FRI | SAT |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 104 | 105 | 106 | 107 | 108 | 109 | 1010 |
| 1011 | 1012 | 1013 | 1014 | 1015 | 1016 | 1017 |
| 1018 | 1019 | 1020 | 1021 | 1022 | 1023 | 1024 |
| 1025 | 1026 | 1027 | 1028 | 1029 | 1030 | 1031 |
| 111 | 112 | 113 | 114 | 115 | 116 | 117 |
( 抽選申込 当選発表 購入申込 上場日 )
RatingIPOの評価と初値予想
▌注目度・業績評価
世界の動物用抗体医薬市場が2032年に約1兆円規模になるとの見通しもあり、「ペット×抗体医薬」というテーマ性はあるものの、バイオベンチャーは不確実性が高く敬遠されやすい分野でもあるため、注目度は高くはありません。直近では、研究進捗に伴う契約一時金等により初めて黒字化を達成していますが、依然として将来のパイプラインの成功・導出・ロイヤリティ収入に業績が左右され、今後の見通しは不透明です。
▌需給・価格評価
IPOとしては中型案件で、株主にはVCが多く入っており、ロックアップは入っているものの、需給は緩いです。想定価格が低めなのはプラス材料ですが、募集株式も多いため、初値上昇は厳しい印象です。
▌IPO抽選へのスタンス
今回のIPOは初値が公開価格割れの可能性もあるため、リスクを回避したい人はIPO抽選に『不参加』とすることも選択肢になります。
| 期待度 | 評価点 |
|---|---|
| 5.5 /15点 |
《IPOの評価指標》
| 供給額 ?投資家がIPOで吸収する金額。公開株数(公募+売出)と想定価格から算出。小さいほど初値は上昇しやすい。 | 成長率 ?直近の売上高成長率(売上高の前年比)。下段は医薬品(全市場)における成長率の中央値。 | ROE ?直近の自己資本利益率(=最終益/純資産)。下段は医薬品(全市場)におけるROEの中央値。 | PER ?想定価格を基準にした株価収益率。下段は医薬品(グロース)の単純PER(26.4末時点)。 | PBR ?想定価格を基準にした株価純資産倍率。純資産はIPOによる増資分を含む。下段は医薬品(グロース)の単純PBR(26.4末時点)。 |
|---|---|---|---|---|
| 20.6 億円 | 134.7 % | 6.3 % | 200.4 倍 | 5.4 倍 |
| 医薬品 | 6.5 % | 3.9 % | - 倍 | 5.7 倍 |
|---|
初値予想と結果
上記のIPO評価を踏まえた上で、初値は想定価格902円から+48円(+5.3%)高い950円と予想します。なお、AI予測値は1,442円となっており、これより低い弱気の予想としています。
| 初値予想 (想定価格比) | 950円(10/1予想) (+48円 / +5.3%) |
|---|---|
| 想定価格 ?正式には想定発行価格。企業の成長戦略や業績、類似企業の株価などを参考に、発行企業と主幹事証券によって設定される。公開価格を決定していくプロセスの目安となる。 | 902円 |
| 仮条件 ?公開価格がブックビルディング方式で決められる際、引受証券会社があらかじめ提示する価格帯。機関投資家や他の幹事証券会社等のヒアリング結果を勘案し、主幹事証券と発行企業によって決定される。 | -円 ~ -円 |
| 公開価格 ?株式を新規に公開した際の公募・売り出し価格。 | -円 |
| 初値 ?証券取引所に上場後、最初に取引が成立した値段。 (公開価格比) | -円 (-円 / -%) |
過去のIPO
最後に過去の類似IPOの状況ですが、直近では26年3月に上場したジェイファーマ(520A)の初値騰落率は-8.1%でした。
今回のIPOと同じ医薬品関連関連に分類されるIPOは2007年以降47件で、初値が公開価格を上回った割合(勝率)は63.8%、初値騰落率の平均は+30.5%(中央値+8.7%)となっています。
また、今回と同じ中型のIPOは2017年以降184件で、勝率は76.1%、初値騰落率の平均は+33.1%(中央値+18.7%)となっています。
▌類似案件のIPO実績
| 銘柄名 | 騰落率 % | 供給額 億 | 成長率 % | ROE % |
|---|---|---|---|---|
| ジェイファーマ | -8.1% | 34.3 | 0.0% | -63.0% |
| ハートシード | +33.4% | 23.0 | -30.9% | -28.0% |
| PRISMBio | +8.7% | 20.0 | -79.6% | -45.9% |
▌医薬品関連のIPO実績
(バイオベンチャー企業など)
| 医薬品 | 勝率 | 平均騰落率 | |||
|
|
|
(2026/10/1 現在)
医薬品関連の直近IPO
| コード/銘柄 | 上場日 | 初値騰落率 |
|---|---|---|
| 520A ジェイファーマ | 2026/3/25 | -8.1 % |
| 504A イノバセル | 2026/2/24 | -7.6 % |
| 219A ハートシード | 2024/7/30 | +33.4 % |
| 206A PRISMBio | 2024/7/2 | +8.7 % |
| 197A タウンズ | 2024/6/20 | -6.5 % |
医薬品のIPO騰落率分布
▌中型のIPO実績
(中型:供給額20~50億円未満のIPO)
| 中型 | 勝率 | 平均騰落率 | |||
|
|
|
(2026/10/1 現在)
中型の直近IPO
| コード/銘柄 | 上場日 | 初値騰落率 |
|---|---|---|
| 625A Skyfall | 2026/9/17 | +17.3 % |
| 623A ベルテックス | 2026/9/18 | +10.4 % |
| 604A ビーエイブル | 2026/7/29 | +45.1 % |
| 558A SQUEEZE | 2026/4/22 | +8.7 % |
| 556A 犬猫生活 | 2026/4/23 | +12.5 % |
中型のIPO騰落率分布
(データ引用:日本証券取引所 新規上場会社情報)
![MabGenesis[マブジェネシス]の事業説明](https://uikabu.com/wp-content/uploads/2026/10/mabgenesis.png)