HiJoJo Partners[ヒジョージョーパートナーズ](657A)のIPO情報と初値予想

 HiJoJo Partners(657A)の東証グロースへの新規上場が承認されました。ここでは、HiJoJo PartnersのIPOに関する基本情報から投資分析、AIによる初値予測など、詳細なデータをどこよりも早く公開します!!

0目次

  1. 企業の基本情報
    1. 企業概要(事業解説)
    2. 沿革(代表者)
    3. 財務データ(業績、売上内訳、比率分析)
    4. 株主の状況(現在の株式総数と株主構成)
  2. IPOの基本情報
    1. 公開株数(上場後の株式総数と株主構成)
    2. 幹事証券と抽選本数(引受株式、抽選割合)
    3. スケジュール
  3. IPOの評価と初値予想
    1. IPO所感(評価、抽選スタンス)
    2. 初値予想と結果(条件、初値予想、AI予測)
    3. 過去のIPO(類似案件、分類・規模別実績)

1企業の基本情報

企業概要 

 事業内容は、『スタートアップ企業投資及び組入れファンド販売等』となっています。

会社名HiJoJo Partners(657A)
所在地東京都港区西新橋一丁目7番2号
設立日2017年11月15日
従業員数40人
業種証券、商品先物取引業
事業解説
 国内外の有望な未上場スタートアップ企業への投資機会を提供する独立系資産運用会社で、主にSpaceX、OpenAI、Anthropicなどの世界的なユニコーン企業を投資対象としたファンドを組成・運用し、個人投資家や機関投資家に販売します。独自の海外ネットワークやベンチャーキャピタルとの連携が強み。2026年9月時点で累計ファンド契約総額は751億円、顧客数も1万1,000人超に達しています。
HiJoJo Partnersの事業説明
(画像:HiJoJo PartnersHP)

沿革 

HiJoJo Partnersのトップメッセージ

代表取締役共同社長執行役員 メンザス・スピリドン

 「投資を変える、市場を変える、日本を変える」というパーパスのもと、未来をつくる起業家と、それを信じて支える投資家の「インフラ」となり、日本経済の新しい土台を築いていきます。

(引用:HiJoJo PartnersHP)
2017年11月
東京都港区三田にHiJoJo.com㈱設立
2018年1月
HiJoJo Partners㈱に商号変更
2018年7月
第二種金融商品取引業及び投資助言・代理業の登録完了(関東財務局長(金商)第3065号)
2018年8月
対面販売による第1号ファンドの募集終了
2018年12月
第二種金融商品取引業における「電子募集取扱業務」の登録完了
2020年3月
投資運用業の登録完了
2020年8月
累計契約金額50億円を突破 東京都港区麻布十番に本社移転
2021年3月
累計契約金額100億円を突破
2021年7月
インターネット販売による第1号ファンドの募集終了
2022年2月
累計契約金額200億円を突破
2022年11月
東京都港区西新橋に本社移転
2023年7月
累計契約金額300億円を突破 累計会員数6,000名を突破
2024年8月
Nasdaq Private Market, LLCとの資本業務提携を発表
2024年10月
累計契約金額400億円を突破 累計会員数8,500名を突破
2026年2月
累計契約金額500億円を突破 累計会員数10,000名を突破 米国カリフォルニア州に米国拠点としてHiJoJo Holding Company Inc.(米国持株会社)、HiJoJo Management Company Inc.( 米 国 運 営 会 社 )、HiJoJo Investing Company LLC( 米 国 投 資 会 社 )、HiJoJo US Fund1 LLC(米国1号ファンド)を設立
2026年6月
累計契約金額600億円を突破 東京都千代田区神田錦町にHiJoJoグローバルユニコーン投資法人を設立
2026年8月
第一種金融商品取引業のうち非上場有価証券特例仲介等業務の登録完了 登録業務から投資助言・代理業を廃止

財務データ 

 2025年10月期の事業売上は1,758百万円で、構成比はセグメント別に、アセットマネジメント100%となっています。

 前期(25.10)はSpaceX関連ファンドが投資家から強い関心を集め、前期比で売上は162%増、最終は513百万円で着地しました。

 今期(26.10)は特にインターネットで販売したAnthropicファンドが注目されるなど、AI関連企業のファンドやSpaceX関連ファンドの販売が好調に推移しており、売上は99%増、最終は1,185百万円を見込んでいます。1株利益は25.63円、配当は0円予想としています。

▌主要な経営指標等の推移

決算期2021/102022/102023/102024/102025/10
売上高9076453896721,758
経常益43852△2536687
最終益40634△25715513
純資産7701,8551,6001,6172,117
総資産1,0582,1061,9602,0033,370
※単位は百万円、26.予から連結決算

▌セグメント別の売上内訳(2025.10)

▌BPS(1株純資産) / EPS(1株利益)の推移

※株式分割/併合がある場合は遡及し算定。

▌比率分析

 企業の『収益力』や『安全性』を上場している全業種3,637社の中央値と比較すると、収益力は売上高営業利益率が38.4%など、かなり高い数値となっています。

 また、安全性の観点から資産負債構成を見ると、流動比率が333.9%となっており、かなり良好な状態といえます。

貸借対照表 B/S損益計算書 P/L
総資産 3,370 百万円売上高 1,758 百万円

▉流動資産
▉固定資産
▉流動負債
▉固定負債
▉純資産
▉売上原価
▉販管費一
▉営業利益
▉売上高
▉営業損失
収益性指標
売上高営業利益率 = 38.4%(μ:-449.1 Me:5.7)
総資本営業利益率 = 11.3%(μ:4.9 Me:5.2)
自己資本利益率 = 24.2%(μ:-1.1 Me:7.6)
安全性指標
流動比率?「流動資産 ÷ 流動負債」で計算され、企業の短期的な財務安全性(支払い能力)を測定する指標。 = 333.9%(μ:280.7 Me:205.8)
固定比率?「固定資産 ÷ 純資産」で計算され、長期間に活用される固定資産がどれだけ純資産で調達されているかを測定する指標。一般的には100%以下が目安とされる。 = 7.9%(μ:100.2 Me:65.5)
自己資本比率?「自己資本 ÷ 総資本」で計算され、企業の中長期的な財務安全性を測定する指標。100%は無借金経営。 = 71.7%(μ:54.6 Me:54.9)
成長性指標
売上高成長率 = 161.6%(μ:8.9 Me:6.6)

※カッコ内の数値は全業種(3,637社)の平均値(μ)及び中央値(Me)です。

株主の状況 

 現在の発行済株式総数は52,108千株で、株式保有割合は、経営陣53.7%、その他41.1%、ベンチャーキャピタル(VC)5.2%となっています。

 VCが一定割合の株式を保有しているため、初値や上場後の株価形成に際し、ロックアップから外れた段階で売り圧力が強まるリスクがあります。また、主要株主にロックアップが入っているのは安心材料になります。

株主名持株比率ロックアップ
メンザス・スピリドン(社長)40.30%360日
濱田 智彦8.64%約7か月
杉浦 英和8.64%約7か月
㈱クレディセゾン4.92%180日/1.5倍
秋山 典文4.80%180日
みずほ証券㈱3.00%180日/1.5倍
㈱エムティーアイ2.46%180日/1.5倍
㈱Finatextホールディングス2.46%180日/1.5倍
谷家 衛2.46%
SBI Ventures Two㈱1.12%
上記以外21.20%
(LPS:投資事業有限責任組合)

▌現在の株式総数と株主構成

株式総数 52,108千株(2026年10月26日現在)

?

53.7 %– %41.1 %5.2 %
28,000 千株– 千株21,418.9 千株2,688.8 千株
※新株予約権による潜在株式(5,327.5千株)を含む。

2IPOの基本情報

公開株数 

 IPOの公募比率は60%で、公募株式は、主に新規発行になります。初値形成にはニュートラルです。売出し分は、主にその他(金融機関など)の株式放出によるものです。

 上場する株式の時価総額は280.5億円で、今回募集する株式は上場時発行済株式の15.7%分に相当します。募集株式に対する投資家の資金供給額は48.4億円で、IPOとしては中型の案件になります。

公募株 ?資金調達などを目的に企業が新たに投資家を募集する株式。5,405,400 株
内訳(新規発行) ?公募株のうち、上場により新たに発行する株式。5,405,400 株
(自己株式) ?公募株のうち、自社で保有する自社株式。0 株
売出株 ?既存株主が売り出す株式。3,603,600 株
内訳(買取引受) ?売出株のうち、証券会社が株主から買い取って投資家に販売する分。3,603,600 株
(OA) ?売出株のうち、公募・売出しの数量を超える需要があった場合、証券会社が対象企業の大株主等から一時的に株券を借りて、公募・売出しと同一条件で追加的に投資家に販売する分。公募・売出し数量の15%が上限。0 株
公開株 ?新たに証券取引所に上場される企業の株式。OA分の株式を含む上場される株式の上限。9,009,000 株

(IPO指標)

  時価総額 ?上場時の想定時価総額。上場時の発行済み株式数と想定価格から算出。  資金調達 ?IPOにより企業が新たに調達する資金額。公募株数と想定価格から算出。資金調達額が大きいほど事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。 OR ?オファリング・レシオ(OR)。発行済み株式数のどの程度を株式市場に放出するかを示す指標。一般的にORが低いほど株式の「レア度」が高まり、初値が高くなりやすい。20~30%が平均値。  公募比率 ?公募・売出し総株数に占める公募株の割合(OR分除く)。公募比率が高いほどIPOが事業拡大にプラスに働くため、IPOの評価は高くなる。
280.5 億円29.1 億円17.3 %60 %
※時価総額と資金調達額は「想定価格」より算出。

▌上場後の株式総数と株主構成

???

47.1 %– %32.5 %4.7 %15.7 %
※新株予約権による潜在株式(5,327.5千株)を含む。

幹事証券と抽選本数 

 今回のIPOではみずほ証券が主幹事となっており、割当株数の8%程度が個人向け抽選に配分されると予想されます。

 また、幹事証券になる楽天、マネックス、松井も割当株数の大半が個人向け抽選に配分されるため、狙い目になります。

▌幹事証券の引受株式数

証券会社割当率割当株数
みずほ証券(主幹事)-%-株
SMBC日興証券-%-株
SBI証券-%-株
JIA証券-%-株
マネックス証券-%-株
三菱UFJMS証券-%-株
岡三証券-%-株
野村證券-%-株
あかつき証券-%-株
東海東京証券-%-株
楽天証券-%-株
松井証券-%-株
極東証券-%-株
水戸証券-%-株
合計100%-株

★ 委託販売による取扱株数(予想)

証券会社委託元取扱株数
三菱UFJ eスマート証券三菱-株
※取扱株数は過去実績を元に推定。

▌IPOの抽選割合と当選本数(予測)

8%
個人-本
抽選–本
裁量–本
13%
個人-本
抽選–本
裁量–本
45%
個人-本
抽選–本
裁量–本
90%
個人-本
抽選–本
裁量–本
9%
個人-本
抽選–本
裁量–本
89%
個人-本
抽選–本
裁量–本
9%
個人-本
抽選–本
裁量–本
66%
個人-本
抽選–本
裁量–本
90%
個人-本
抽選–本
裁量–本
90%
個人-本
抽選–本
裁量–本
100%
個人-本
抽選–本
裁量–本
※抽選割合は過去実績を元に推定。1本=1単元。

スケジュール 

上場承認日10月26日(月)
抽選申込期間11月5日(木)~11月11日(水)
当選発表日11月12日(木)
購入申込期間11月13日(金)~11月18日(水)
上場日11月20日(金)
※証券会社によってスケジュールは異なります。
SUNMONTUEWEDTHUFRISAT
1025102610271028102910301031
111112113114115116117
11811911101111111211131114
1115111611171118111911201121
1122112311241125112611271128

( 抽選申込 当選発表 購入申込 上場日 )

star_half
Rating
IPOの評価と初値予想

▌注目度・業績評価

 SpaceXやOpenAIなど世界的なユニコーン企業への投資機会を個人投資家に提供するという点では、独自性の高い事業モデルで、注目度は比較的高めです。直近では、特にAI関連のファンド販売が好調で、売上・利益ともに急拡大していますが、事業収益に占めるファンド成功報酬の割合が高く、市場環境によって業績が変動しやすい点は留意する必要があります。

▌需給・価格評価

 IPOとしては中型案件で、株主にはVCが複数入っていますが、ロックアップは入っており、想定価格も低めの設定のため、需給に大きな不安はありません。今期(26.10)の利益予想に基づくPERは21倍と業種平均9.4倍(証券商品先物・グロース)と比較して割高な水準です。

▌IPO抽選へのスタンス

 今回のIPOは初値が公開価格を上回る可能性が高いため、IPO抽選には当選を狙って『参加』したいところです。

期待度評価点
 7.0 /15点
※★4以上 積極参加 ★2~3 参加 ★1 不参加

《IPOの評価指標》

 供給額 ?投資家がIPOで吸収する金額。公開株数(公募+売出)と想定価格から算出。小さいほど初値は上昇しやすい。 成長率 ?直近の売上高成長率(売上高の前年比)。下段は証券、商品先物取引業(全市場)における成長率の中央値。 ROE ?直近の自己資本利益率(=最終益/純資産)。下段は証券、商品先物取引業(全市場)におけるROEの中央値。 PER ?想定価格を基準にした株価収益率。下段は証券、商品先物取引業(グロース)の単純PER(26.10末時点)。 PBR ?想定価格を基準にした株価純資産倍率。純資産はIPOによる増資分を含む。下段は証券、商品先物取引業(グロース)の単純PBR(26.10末時点)。
48.4 億円161.6 %24.2 %54.8 倍5.9 倍
証券・商品– %– %9.4 倍1.4 倍
※実績値で計算、下段は業種別の数値(成長率とROEは中央値)。
aaa

初値予想と結果 

 上記のIPO評価を踏まえた上で、初値は想定価格538円から+263円(+48.8%)高い800円と予想します。なお、AI予測値は1,001円となっており、これより低い弱気の予想としています。

初値予想
(想定価格比)
800円(11/4予想)
(+263円 / +48.8%)
想定価格 ?正式には想定発行価格。企業の成長戦略や業績、類似企業の株価などを参考に、発行企業と主幹事証券によって設定される。公開価格を決定していくプロセスの目安となる。537.5円
仮条件 ?公開価格がブックビルディング方式で決められる際、引受証券会社があらかじめ提示する価格帯。機関投資家や他の幹事証券会社等のヒアリング結果を勘案し、主幹事証券と発行企業によって決定される。-円 ~ -円
公開価格 ?株式を新規に公開した際の公募・売り出し価格。-円
初値 ?証券取引所に上場後、最初に取引が成立した値段。
(公開価格比)
-円
(-円 / -%)

▌AIの予測値(11/4計算)

AI予測1,001円AI予測の詳細

▌初値騰落率の目安

+48.8 %+86.2 %+33.5 %+32.9 %
(想定価格比)(想定価格比)金融中型

過去のIPO 

 最後に過去の類似IPOの状況ですが、直近では25年12月に上場したFUNDINNO(462A)の初値騰落率は+42.4%でした。

 今回のIPOと同じ金融業関連に分類されるIPOは2007年以降51件で、初値が公開価格を上回った割合(勝率)は66.7%、初値騰落率の平均は+33.5%(中央値+10.7%)となっています。

 また、今回と同じ中型のIPOは2017年以降185件で、勝率は75.7%、初値騰落率の平均は+32.9%(中央値+18.0%)となっています。

▌類似案件のIPO実績

銘柄名騰落率 %供給額 億成長率 %ROE %
ファンディーノ+42.4%15.897.5%-33.3%
レオス+33.1%51.839.7%25.6%
マーキュリア-4.1%17.226.7%18.7%

▌金融業のIPO実績
(銀行・証券、金融商品仲介業など)

金融勝率平均騰落率
51 件
(2007年以降)
66.7 %
(34件 / 51件)
+33.5 %
(Me:+10.7 %)

(2026/11/4 現在)

金融業の直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
8303 SBI新生銀行2025/12/17+9.4 %
471A NSグループ2025/12/16-5.0 %
196A MFS2024/6/21-8.0 %
5845 全保連2023/10/25-3.3 %
5843 ニッポンインシュア2023/10/3+24.1 %

金融のIPO騰落率分布

▌中型のIPO実績
(中型:供給額20~50億円未満のIPO)

中型勝率平均騰落率
185 件
(2017年以降)
75.7 %
(140件 / 185件)
+32.9 %
(Me:+18.0 %)

(2026/11/4 現在)

中型の直近IPO

コード/銘柄上場日初値騰落率
653A マブジェネシス2026/11/2-8.1 %
625A Skyfall2026/9/17+17.3 %
623A ベルテックス2026/9/18+10.4 %
604A ビーエイブル2026/7/29+45.1 %
558A SQUEEZE2026/4/22+8.7 %

中型のIPO騰落率分布

(データ引用:日本証券取引所 新規上場会社情報)















アーカイブ
ページ上部へ戻る